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痩せたい人の嫌われ者?脂肪は優秀なエネルギータンクなんです!

脂肪なんて大っ嫌いだあ!

みなさん、脂肪は好きですか?そう聞かれて好きだと答える人は、限りなくゼロに近いでしょう。ダイエットを行った経験のある人は、脂肪を減らすためにさんざん苦労をさせられたのですから、脂肪が憎くて当然です。

脂肪なんて邪魔なだけ、脂肪なんてこの世から無くなってしまえばいいのに、とさえ思っていることでしょう。大食いの人や油っこい食べ物を好きな人も、食べる行為や味を楽しみたいのであって、脂肪を好きな人はいないでしょう。

貧弱な体型を改善し、体重を増やそうとしている人だって、筋肉を付けて体を増量したいのであって、脂肪でブヨブヨになりたいわけではないわけです。

たとえば食料品店に、同じ味、同じ量、同じ外見、同じ値段で、通常の食べ物と脂肪分ゼロの食べ物があった場合、どちらの食料品を買いますか?ほぼ全員が脂肪分ゼロの食べ物に手を伸ばすことでしょう。私もそうです。

むしろ、そういう食べ物が開発されないかと夢見ている方も多いことでしょう。脂肪は、糖やタンパク質と並んで三大栄養素の一つに数えられています。

それなのに痩身願望や生活習慣病のため、すっかり脂肪は嫌われ者です。そんなかわいそうな脂肪を弁護しまして、脂肪の誤解を解消させていただきます。

脂肪は優秀なエネルギー貯蔵庫

ダイエットで苦労された方は、自らの肥満を脂肪のせいにしてはおられませんか?脂肪さえなければ、もっと痩せてスタイル抜群だったのにと。でも、そこに誤解があるのです。

栄養学を学んだことのある方なら、三大栄養素の1gあたりのカロリーをご存知のはずです。糖やタンパク質は1gあたり4kcal、それに対しまして脂肪は1gあたりのカロリーが9kcal、脂肪の方が2倍以上の高カロリーです。

ここまでで、「そら見たことか!やっぱり私が太っているのは脂肪のせいなんだ。これが糖やタンパク質だったら、同じ重さでも半分以下のカロリーで済んだのに!」なんて思われている方はおられませんか?それは大間違いです。

つまり同じカロリーのエネルギーを取り込んでも、脂肪は糖やタンパク質の半分以下の重さで済んでいるということなのです。多くのエネルギーをコンパクトに取り込める能力について脂肪の方がはるかに優秀です。

肥満で悩んでいる方やダイエットを行っている方、あなたの体内エネルギーの貯蔵に脂肪が使われているからこそ、その体型で済んでいるのであって、もし糖やタンパク質が使われていたのなら、あなたはもっと太っていらしたのですよ。

もしも糖やタンパク質がエネルギーの貯蔵として使われていたら?体重50kgで体脂肪率20%の女性の標準体型の場合、体脂肪率とは体脂肪の重量の割合のことですから、体重50kgのうち10kgが体脂肪ということになります。

脂肪は1gあたり9kcalですから、10000(g)×9(kcal)=となり、90000 kcalのエネルギーが体内に貯蔵されている計算になります。このエネルギーが脂肪ではなく、もし糖やタンパク質の形で体内に貯蔵されていたとしたら、果たしてどうなっていたことでしょうか?

糖やタンパク質は1gあたり4kcalですから、90000 (kcal)÷4(kcal)=22500(g)となりますので、90000 kcalのエネルギーを糖やタンパク質で蓄えた場合その重さは22.5kgとなって、脂肪の2倍以上の重さに増えてしまうのです。

この例では、体重50kgのうち体脂肪の重さが10kgでしたから、それを引いた40kgに同じエネルギーを糖やタンパク質で蓄えた場合の重さ22.5kgを加算しますと、合計62.5kgとなります。

よって体重50kg体脂肪率20%の人の体内エネルギーの貯蔵に、もしも脂肪でなく糖やタンパク質が使われていたなら、その体重は62.5kgになっていたところなのです。

しかも、水に溶けない脂肪と違って糖やタンパク質は水分を含み、もっと重く太っていたはずです。脂肪を減らすためにダイエットで運動をしているのに、エネルギーとして消費される順番として先に糖が燃やされ、ようやくその後に脂肪が使われるということを知って、がっかりしたことはないですか?

糖より先に脂肪が使われたらいいのに、なんて思ったことでしょう。しかし、このように先に糖質が使われることについては理に適っているのです。

メタボも脂肪のせい?

脂肪は動脈硬化や心疾患などの病をもたらす場合もあります。しかし、それは他の栄養素でも同じこと。糖を取り過ぎれば糖尿病の原因となり、タンパク質を取り過ぎれば腎臓を悪くすると言われています。

肥満や病気は食生活の問題であって、けして脂肪のせいだけではないのです。どうでしょう?嫌われ者の脂肪に対する認識が、少しは変化したでしょうか?嫌われ者だったけれど、見方を変えれば実は優秀であったなんて、人間の世界でも時折あることですね!

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