TOP > > 寒鯖の旨さは格別!でも寄生虫には要注意。寄生虫で起こる症状とは

寒鯖の旨さは格別!でも寄生虫には要注意。寄生虫で起こる症状とは

寒い冬ほど脂の乗る旨いものと言えば、なんと言っても寒鯖です。しめ鯖はもちろん、活きの良い鯖があがれば刺身で味わうことも楽しみのひとつです。しかし、旨いものほど気を付けなければならないものがあります。ひとつはメタボ。もうひとつは・・・。

寄生虫がつく魚はどんな種類?

メタボは長期的にこわい話ですが、こちらは短期的なこわさです。生の鯖で気を付けるべきものは「寄生虫」。鯖につく寄生虫は、うっかり食べてしまうと、たまに胃壁にくらいついて猛烈な痛みをもたらすのです。

寄生虫はアニサキスというものです。

アニサキスは幼虫のうちに魚の内臓や筋肉に寄生して育つ回虫で、普段は鯖だけでなく、鮭やイワシ、アジ・カツオ、サンマ、スルメイカ、ニシンやタラなどの一般的な「天然ものの魚」についていることが多く見られます。

しかし加熱したり、マイナス20℃以下で48時間以上冷凍すると死にますので、冷凍物や焼いたものを食べる時には全く心配はいりません。また、養殖魚の場合は、与えられた餌に寄生虫がいない限り、基本的には滅多に寄生されることはありません。

注意が必要

先に挙げた魚は刺身として一般的に食べられるものがほとんどですが、よく言われるのは鯖を食べてアニサキスに当たってしまった話です。なぜ他の魚より鯖で出会う可能性が高いのでしょう?

実は、アニサキスが魚に寄生している確率はかなり高いのですが、通常、魚は冷凍して運んだり、食べる時に加熱してしまうので、口に入る時には死んでしまっていることがほとんどなのです。

しかし寒鯖は活きの良さがウリです。冷凍も加熱もしませんし、しめ鯖も、良い店ほど生に近い状態を残すしめ方をしますから、アニサキスが死ぬ暇がないのです。

ただ、多くの場合は内臓に寄生しているので、手に入れてすぐにさばき、内臓をキレイに取ってしまえば落ちるものですが、室温に長く置いておくと内臓から出て来て身や皮につくと言われています。

室温で1時間放置してからさばいた人が、身で動いている寄生虫を見つけたと話しているので、家庭で鯖を生で食べるには、買って来たらすぐに包丁を入れるくらいのつもりでいないと危険です。

ちなみに、アニサキスは酢につけてもすぐに死ぬことはありません。食べる時にちょいちょいとつける程度のワサビやしょうゆでももちろん死にません。

動いているのは目で見て分かりますから、もし身のほうで1匹でも見つけたら、その鯖は加熱して食べて下さいね。どんなに新鮮でも、内臓についている数が多ければ、大事を取って加熱するように気をつけて下さい。

気付かずに食べてしまったらどうなるの?

低温で保存し、素早くさばいてあってもアニサキスを避け切れない時もあります。もし食べてしまったらどうなるのでしょう?

食べてから数時間で腹部に痛みが来る

早ければ2~3時間、遅くとも5~6時間ほどで突然の腹痛に見舞われます。キリキリ痛んで立てない人もいるほどの痛みですが、しばらく我慢すると収まることもあるために、うっかり放置してしまう人もいます。

放置した場合

残念ながら、胃酸ではアニサキスは死にません。もともと内臓に寄生して生きる虫ですからね。

放置すれば体の中で生きたまま移動を始め、ヘタをすると消化管の壁を食い破ってしまうこともあり、そうなると腹膜炎を起こしてしまうので大変危険です。

穴を開けなくとも、数日で胃壁や腸壁に肉芽腫を作る場合があり、自然に消える場合もありますが、手術が必要になる場合もあります。

素早い対処が功を奏する

まだ初期で虫も確認できた場合には内視鏡で取ってしまえますから、痛みが来たらすぐに病院へ行って、素早く処理してもらうほうが絶対に楽です。

アニサキスが原因の腹痛かどうかは、血清の反応や内視鏡の検査をすれば簡単に分かるので、刺身や軽くしめた生に近い鯖を食べた後に腹痛が起こったら、我慢せず速やかに病院へ行くことをオススメします。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る