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別腹は食いしん坊の言い訳?そのメカニズムと別腹の誘惑に克つ方法

ベツバラって?

食事がひと通りすんで満腹になった時に「もう食べられない。」と言いながら、デザートが出てきたら「デザートは別腹(べつばら)よ。」とおいしそうにパクパクたいらげる人がいますね。

特に女性には甘い物が好きな人が多く、食後に別腹と称したデザートを食べることは多いです。また男性の場合は、はしご酒して「お酒はもうストップ」という状態でもシメのラーメンは妙に美味しく感じたりするものです。

いったん満腹宣言したにもかかわらず、おいしそうな食べ物が出てくると食べたくなって平気でたいらげてしまう人を見ると、食いしん坊だなと思ってしまうかもしれません。

胃の限界を感じるほどおなかいっぱい食べたにも関わらずまだ食べられるのは不思議ですよね。実は別腹は珍しいことではないのです。

食欲と満腹感の関係

なぜ私達が食欲を感じたり満腹感を感じたりするのかについてメカニズムから説明しましょう。私達は食事をエネルギー源としており、活動しては体内でエネルギーを消費し、毎回の食事で不足したエネルギーを補い続けて生きています。

前の食事から時間が経ち次の食事時間が近づく頃になると空腹感を感じ始めますよね。この空腹感というのは脳の視床下部の「摂食中枢」が食欲を起こさせることで起こります。

体内のエネルギーが不足し始めるのでエネルギーを補給させるために、脳から体に指令が送られているのです。お腹がすくとお腹がなるのもそのためです。

食事をしてエネルギー補給が満たされると今度は視床下部の「満腹中枢」から指令が出て食欲がストップします。摂食中枢と満腹中枢は、飢餓または食べ過ぎに偏ることのないよう、私達の食欲をコントロールしているのです。

満腹になったのにまだ食べられるのはなぜ?

ではなぜ満腹中枢によって食欲がストップしたはずなのに、別腹だと平気でたいらげることができるのはなぜなのでしょうか?実は満腹状態の時でも美味しそうな食べ物を見ると、食べ物でいっぱいになっていた胃に新しくスペースが増えるためにまた食べられるようになるからなのです。

この現象は、視床下部から分泌されるオレキシンという物質が胃をぜん動させて食べ物を小腸に送り出し、胃にすき間を作ることでまだ食べられる状態を作るために起こります。満腹になったにもかかわらず、別腹を食べても気持ち悪くならないのは胃に余裕が生まれたからなのですね。

美味しそうという感情がきっかけに

ちなみにオレキシンというのは、食べ物を見て「おいしそう。食べたい。」と感じることで分泌されます。過去の経験において食べて美味しかったと記憶する食べ物、自分の好物に反応します。ですから女性の場合は大好物のスイーツだったり、人によってはラーメンだったりするわけです。

別腹もカロリーにしっかりカウントされる

当然ながら、別腹として食べた分も食事として摂取したカロリーにカウントされますから、もししっかりカロリーを摂取した上にさらに別腹を食べたとなると、その食事はカロリーオーバーになってしまいます。ですから満腹時の別腹は、よく考えてから食べるようにしたいものです。

とはいえ、別腹というのは食事とはまた別の楽しみになるので、ついつい食べてしまいがちですよね。ダイエット中など、別腹を避けたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。

別腹の誘惑に克つ方法

別腹を避けるためにはまず、食後に甘い物などを美味しそうな食べ物を見ないようにすることです。美味しそうと感じるきっかけがなければオレキシンが分泌されません。別腹を食べないようにするには、食欲が増進しないような行動をとることが効果的です。

食事をすませたらすぐに席を離れるようにすると、気持ちが食事から別の行動に切り替わり、食欲が出にくくなります。食後に何か甘い物が食べたくなったらガムを噛んだり歯磨きをするなどして紛らわすようにするのも効果があります。

また、別腹を食べたいと思っても、我慢して食べないようにすることが一番になりますが、食欲と葛藤するのは切ないかもしれません。もし予定外に別腹でカロリーを摂取してしまった場合には翌日の食事を控えたり運動で消費して、別腹のカロリーがプラスマイナスゼロになるように調整するのがよいでしょう。

毎回別腹を追加するようであれば肥満につながってしまいます。別腹はたまのご褒美として楽しむのが丁度良いでしょう。

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