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出されても食べちゃダメ!梅雨の風物詩「アジサイ」には毒がある?

アジサイは有毒植物?

梅雨から初夏にかけて大輪の美しい花を咲かせるアジサイは、庭や公園の植栽にしたり花器にいけたりして多くの人の目を楽しませています。アジサイというのは観賞用で食用の植物というイメージはないはずです。

しかし、アジサイの葉を食べて中毒を起こすという事故がまれに起こっています。アジサイは有毒植物なのでしょうか。アジサイはバラ目ユキノシタ科アジサイ属の植物です。

花に含まれるアントシアニン色素が土壌のpHの影響によって赤~紫~青に変化するのが特徴です。アジサイは夏の季語でもあり、文学や芸術、そして和菓子などに好んで用いられる風情のある花です。

そしてつぼみ、葉、根などには毒が含まれているのです。有毒成分は青酸配糖体と考えられています。アジサイを食べると吐き気、嘔吐、めまい、顔面紅潮などの中毒症状が表れます。 

青酸配糖体というのは青酸と糖が結合したもので、さまざまな植物に微量含まれています。これは外敵に食べられないように植物が身を守るために持っているのです。

出されても葉は食べないで!

実際にアジサイの葉による食中毒というのは飲食店で起こっています。葉を食用として調理に使うのではありません。葉は飾り用として料理の下に敷かれていました。お客さんはこの葉を食べてしまったために食中毒を起こしてしまいました。

幸い、重篤な中毒症状には至りませんでしたが、青酸配糖体というのは毒性の強い青酸ガスのもとにもなる成分で、青酸配糖体を含む植物をたくさん食べると重症の食中毒を引き起こすことがありますから注意が必要です。

現在では、飲食店でアジサイの葉を料理の飾りに使うことは禁止されているので、こういった食中毒のトラブルに巻き込まれることはなくなっているといえます。

しかし、「以前、○○というお店で出たお料理にアジサイの葉が敷いてあったわ。アジサイなら簡単に手に入るし涼しげだから私も真似してみよう。」と思って家庭の料理の飾りに使う人は今でもいるかもしれません。

アジサイの葉は料理に触れていても、葉を食べなければ中毒になることはありません。葉に含まれている時点では毒性はなく、食べられると毒性が出るからです。

だからといって料理の盛り付けにアジサイの葉を使っても多分大丈夫、ということではありません。料理というのは、提供された人によっては出された物は飾りのつもりでも食べてしまうことも少なくありません。

ですから、調理に従事する人は提供する食事には、食べても安全な食材や飾りのみを使う必要があるのです。「まさか食べるとは思わなかった。」では済まないのです。

ちなみに自然毒を持つ植物には青梅、トリカブト、チョウセンアサガオ、スズラン、白花豆などがあります。誤食してはいけない物や加工しないと毒が消えない物がありますので、取り扱いには注意が必要です。

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