TOP > > 「そんなに食べてないのに…」なぜ太る?その原因と対策とは

「そんなに食べてないのに…」なぜ太る?その原因と対策とは

「ダイエットしなければ」と気にする人は、女性を中心に、日本人に少なからず存在します。そのため、世の中には様々なダイエット法に関する情報が出回り、『○○ダイエット』という名称も数多く使われています。

こういったダイエットに関する情報に関心のある人からも、「私はちょっと食べただけで太りやすい体質」であるとか、「食事の量は全然多くないのに、太ってしまう」といった声は、よく聞かれます。

では、こういった体重のコントロールに対する難しさを感じている人は、どのようにこの問題に向き合ったら良いのでしょうか。そもそも、「全然食べていない」のにも関わらず、太ってしまうという現象は、起こり得るのでしょうか。こうしたダイエットにまつわる問題を通して、適切な食生活について考えていきます。

肥満の背景には「摂取エネルギー>消費エネルギー」の構図が必ず存在する

まず、体重増加、特に肥満という状態が如何にして起こるのかを説明します。

肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態を意味します。そして、この体脂肪1kgにおいて、約7000kcalのエネルギーが蓄積されていると言われています。

すなわち、食事によって摂取するエネルギーが消費エネルギーを上回り、7000kcal蓄積されると、体脂肪が1kg増加するという結果となります。この消費エネルギーには、主に基礎代謝量や活動代謝量などが含まれます。

すなわち、安静にしていても消費されるエネルギーに加え、身体活動によるエネルギー消費が加算されます。この基礎代謝があるため、例え1日中寝ていたとしても、消費エネルギーは0にはなり得ません。

体重のコントロールを考える時、この摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが重要となります。

例えば、摂取カロリーと消費カロリーがほぼ均衡している状態で、板チョコレートを1枚食べたと仮定します。すると、板チョコレート1枚分の約320kcalのエネルギー蓄積が起こります。

同様の食生活が3週間続いたとすると、約7000kcalの蓄積となり、体脂肪にして1kgの増量となります。このように、1日の変化としては小さくても、それが累積することで体重の変化が生じることとなります。

食事のタイミングと順番に留意を

こうしたエネルギー収支の差に加えて、食事のタイミングも重要になります。例えば、食事の回数を減らしてダイエットを試み、朝食と夕食のみしかとらなかったとします。

その場合、朝食をとってから夕食をとるまでの間に起こるエネルギー不足を補うため、体内では筋たんぱく質と体脂肪の分解が生じます。そして、その後の夕食でエネルギーに関する穴埋めが起こることになりますが、飢餓状態は体脂肪の蓄積を助長する可能性があります。

それに加えて、ホルモンの日内変動に加え、運動などの身体活動がなされない場合、主に体脂肪の蓄積が起こりやすくなります。その結果、食事の回数が少なく、あまり食べていないように感じている場合でも、体脂肪の蓄積が起こるケースが考えられます。

このような体脂肪の蓄積を防ぐ手立てとしては、1日に必要なエネルギー量をこまめに摂取することです。すなわち、朝食・昼食・間食・夕食の4食を基本とし、きちんと毎食とることが望ましいということになります。

当然、食事の頻度を増やすことで、摂取カロリーの総量が増えてしまうことに繋がらないよう、注意が必要です。しかし、エネルギー総量のコントロールができている場合には、こうした食事方法が最も健康的であると言えます。

また、同じ食事内容であっても、食べる順番によってその栄養効率も変わってきます。例えば、血糖値が上昇することで、体内では血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、このインスリンは中性脂肪の合成を促進する働きを有します。

従って、肥満を抑制することを目的とする場合、野菜などの食物繊維を多く含むものを先に食べ、血糖値の上昇を防ぐことが望ましいと言えます。

こうしたポイントに気を付けて食生活を見直してみると、「全然食べていないのに、太る」と感じてしまう原因が明らかになるかもしれません。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る