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あなたのダイエット効果が現れないのは遺伝子が原因かも知れません

肥満とは

自分が肥満になってしまったと思って、日々ダイエットに励んでいるにもかかわらず、その大変さに比べてダイエット効果が殆ど見られない方は、肥満についての最新の研究を知って、肥満とダイエットとについて考え直す必要があるかも知れません。

肥満とは、身体に中性脂肪が余分にたまっている状態であり、体重が標準体重の20%を越えるものとされています。そして、肥満と判断する基準となるのが、BMI(Body Mass Index ・体格指数=体重÷(身長[m]×身長[m]))という指数で、その数値が25以上の場合には肥満と判断されるのが一般的になっており、健康診断の結果にBMIという数値をご覧になった事はあると思います。

肥満の原因

肥満の原因には、原因となる疾患が確認されない「原発性肥満」と遺伝病やホルモン異常が確認される「二次性肥満」とがあります。

現在のところ肥満に関係する遺伝子は、約10種類発見されており、これらは原発性肥満に関わっていると考えられ、現在のところ日本人の肥満に大きく関係する遺伝子は3つあると言われており、その遺伝子の影響は、肥満体型によって確認する事ができます。

肥満体型と3つの遺伝子との関係は、β-3アドレナリン受容体遺伝子が標準と異なるリンゴ型、脱共役タンパク質1遺伝子が標準と異なる洋なし型、β-2アドレナリン受容体遺伝子が標準と異なるバナナ型の3体型に分類されています。

原発性肥満は、遺伝子の影響と食生活や運動などの生活習慣との組み合わせで生じるものであり、そしてまた他の遺伝子の影響も受けている事から、生活習慣などの改善だけを考えた肥満対策は、必ずしも健康維持、健康回復につながらない取り組みとなってしまう危険性がある事を知っておく事が必要です。

肥満抑制遺伝子の発見

名古屋大学大学院医学系研究科腫瘍病理学の浅井真人特任講師を中心とした研究グループは、マウスを使った研究によってMRAP2という遺伝子が肥満に強く関係する事を確認しました。

実験の内容は、MRAP2遺伝子が欠損しているマウスとMRAP2遺伝子が欠損していない健常なマウスに自由に食事を行わせたところ、5ヶ月齢になった時にはMRAP2欠損マウスは健常マウスの2倍の体重になってしまいました。

そして、MRAP2欠損マウスの食事量を健常なマウスと同量に制限したところ、それでもMRAP2欠損マウスは健常なマウスに比べると肥満になるという結果があらわれ、MRAP2遺伝子は肥満抑制遺伝子であるという結論に達しました。

この結論から、肥満の根源であると言われている「食べ過ぎ」と「運動不足」とは、肥満の原因では必ずしもないという事が解りました。

MRAP2遺伝子は、われわれヒトにも存在する遺伝子でありますから、今後の研究の進展によりヒトの肥満とMRAP2遺伝子との関係が解明されると、肥満の解消に対しての取り組み方、考え方が劇的に変わる可能性があると言えます。”

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