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喫煙で血糖値が上がる!なんとタバコは糖尿病にも悪影響だった

喫煙は喘息や肺ガンなどを引き起こしたり、その他にも健康に多大な影響を与えてしまうとしてよく知られています。けれど糖尿病にまで影響があることをご存知でしょうか?

もしかするとタバコと糖尿病は無関係だと思われてしまっているかもしれません。しかしそんなことはありません。まさにタバコは『百害あって一利なし』なんです。

タバコは血糖値を上げる

タバコのニコチンは交感神経を刺激し、副腎髄質からカテコラミンというホルモンを分泌させます。実は、このカテコラミンには血糖値を上げてしまう作用があるのです。

またタバコには末梢の血管を収縮させる作用もあります。インスリン注射をされている方では、末梢血管が収縮するとインスリンの吸収は悪くなり、インスリンがしっかり働かないために血糖値の下がりは悪くなってしまいます。

このように、タバコを吸うことで血糖値に影響が出てしまうのです。

タバコは動脈硬化を進める

先ほども書いたように、タバコを吸うと交感神経が刺激されます。交感神経が刺激されると血管は収縮して血圧が上がってしまいます。そして止血作用のある血小板が凝集しやすくなって、血栓ができやすくなります。

またタバコは活性酸素を増やし、ビタミンCを減らしてしまいます。活性酸素には強い酸化作用があり、細胞や血管の壁を傷つけたりコレステロールを酸化することで動脈硬化の原因を作っていきます。

抗酸化作用のあるビタミンCには活性酸素を消去する役割がありますが、タバコによって減ってしまうために活性酸素を消去しきれなくなっています。そうなると活性酸素は我が物顔で悪さをするようになってしまうのです。

血圧が上がって血栓ができやすくなり、活性酸素も大量に発生してしまうと、血管の中では動脈硬化のリスクが大きくなります。つまり、タバコは動脈硬化も進めてしまうのです。

もともと糖尿病によって高血糖が続いていると、動脈硬化が発生、進みやすい状態でした。それに加えてタバコを吸ったことで、それ以上に動脈硬化が進みやすくなってしまうのです。動脈硬化が進むと、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高くなります。

動脈硬化の怖いところは何も自覚症状の出ないことです。自分の動脈硬化が相当進んでいてもそれに気づかず、脳梗塞や心筋梗塞を起こして初めて気づいたのでは遅いでしょう。

タバコは末梢の細い血管にも影響を与えるため、神経障害、網膜症、腎症といった糖尿病の三大合併症も進めてしまいます。

タバコは体を酸欠状態にする

タバコの煙には、タバコの葉の不完全燃焼によって生じた一酸化炭素も含まれています。この一酸化炭素は酸素以上の力でヘモグロビンと結びつき、全身を酸欠状態にしてしまいます。

通常、呼吸で取り入れられた酸素は肺で赤血球中のヘモグロビンと結びついて全身に運ばれます。そして二酸化炭素を受け取って帰ってきます。

しかしタバコによって一酸化炭素が発生してしまうと、これが酸素の200倍以上の力でヘモグロビンと結びついてしまいます。そしてそのまま運ばれてしまうため、全身に酸素を届けることができなくなってしまいます。つまりタバコを吸うと、体は酸欠状態になってしまうのです。

酸欠状態になると、血管の壁はダメージを受けるようになっていきます。動脈硬化も起こしやすくなってしまいます。血液の流れが悪くなり、糖尿病による合併症も悪化しやすくなってしまうのです。

タバコは健康な方にも何一つ良いことはないですが、糖尿病の方にはそれ以上に悪影響ばかりなのです。この機会に思い切って禁煙していただけたらと思います。でも自分の意志だけでタバコを止めるのは難しいでしょう。そのような時には一度医師に相談してみてください。

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