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急な血糖値低下で痛みが出現!これは糖尿病の治療後神経障害です

自分の血糖値が高いことはわかっていたんだけど、今まではなんの治療もしないでほったらかしてきてしまった。でもこのままではマズいから、これからはちゃんと医者の言うことを聞いて治療をして、血糖値を下げていく努力をしよう。。。

こんな決心をされることはとてもすばらしいことです。ただ、その前に少し知っておいていただきたいことがあります。

血糖値を急に下げると痛みが出ることあり

血糖値が高い状態をいつまでも続けているというのは良いことではありません。今は特に気になることがなくても知らないうちに血管や臓器はダメージを受けていて、気づいた時にはもう手遅れになってしまいます。

そうなる前に血糖値を下げ、糖尿病治療をしていくことはとても大切です。血糖コントロールの良好な状態が続いていけば、糖尿病による様々な合併症も防ぐことができます。

ただ長期間血糖値が高いまま放置していた方が糖尿病治療を始めるときには、知っておいた方が良いことがあります。それは「急激に血糖値を下げると今までにはなかったような痛みが出てしまうことがある」ということです。

これは治療後神経障害と言われています。この原因についてはまだはっきりしていませんが、高血糖状態を長期間続けていた方が急に血糖値を下げた後、1~3ヶ月くらいしてから現れることが多いようです。

治療を始める前からすでに糖尿病によるしびれの症状などが出ていた場合には、今までよりもその症状が悪化してしまうこともあります。

飲み薬やインスリンを使って血糖値を下げた場合だけでなく、食事を気をつけたり運動をするようにして血糖値を下げた場合にも起こることがあります。やせた中年男性に多いとされます。

症状は手足のしびれやかなり激しい痛みなどです。灼熱感があったり、ちょっと触れただけでひどい痛みが出たりします。特に夜間に症状が強くなり、そのために熟睡できなくなったり、場合によってはうつ状態に陥ることもあります。

治療後神経障害は治ります

せっかくがんばって糖尿病の治療を始めたのに、こんな痛みが出てしまったりしたら不安になりますよね。でもこの症状は、血糖コントロールを良好にしていくことでやがて改善します。平均して1年くらいかかってしまうようですが、いずれ痛みはとれますので心配しないでください。

それまでは、もしかすると痛みで日常生活に影響が出てしまうこともあるかもしれません。しかし治療をしないで高血糖を放置してしまうことは、もっと良くありません。そのままにしていては、いつかごく普通の日常生活を送ることすらできなくなってしまいます。

念のため、網膜症の検査を続けていきましょう

治療後神経障害は血糖コントロールを良好にしていくことで改善しますが、その後7割くらいの方で糖尿病網膜症が悪化してしまうことがあるようです。

糖尿病網膜症とは眼の網膜部分に起こる血管ダメージです。糖尿病の三大合併症のひとつで、進行してしまうと失明してしまうこともあります。そして怖いのは進行していても何も自覚症状が出ず、症状が出たときにはもう手遅れになってしまっているということです。

そのため、眼底検査は定期的に行なっていくようにしてください。これは全ての糖尿病患者さんに言えることですが、定期的な検査によって早期に発見できれば、改善していくことができるのです。

長い間高血糖なまま放置してきた方が血糖値を下げようとする時には、一気に下げないで少しずつ下げるようにしていったほうがよいかもしれません。いずれにしろ高血糖なままでいることは良くありませんから、主治医と相談しながら治療を続けていってください。

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