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糖尿病腎症は早期発見で改善できる!定期検診はかかさないで

糖尿病になって高血糖な状態が続いてしまうと、血管がダメージを受けることで様々な合併症を発症しやすくなります。そのひとつが糖尿病腎症です。これは腎臓の機能が少しずつ低下していく病気で、進行してしまうと最終的には人工透析が必要になってしまいます。

糖尿病腎症は隠れて進行しています

糖尿病を発症後、血糖コントロールが悪い状態が続いていると神経障害や網膜症などの合併症を起こしてしまいます。そして糖尿病になってから5~10年過ぎる頃から、今度は糖尿病腎症のリスクも高くなってきます。

腎症というと「タンパク尿が出る」というイメージがあるかもしれませんが、それは症状がかなり進行してからのことで、初期の段階では自覚症状は全くありません。何も気になる症状は出てなくても、隠れて少しずつ進行していっているのです。

そしてタンパク尿が出たり、むくみや疲れなどの自覚症状が出るようになった頃には、もう腎機能はかなり低下してしまっています。はっきりわかる症状が出てからでは手遅れになるかもしれないというのが、この病気の怖いところなのです。

ある程度以上進行してしまうと、もう改善は難しくなってしまいます。できることは進行のスピードを落とし、腎臓が全く機能しなくなってしまうのを少しでも遅らせることくらいです。

早期発見で進行を防げます

しかしもっと早い段階でこの病気を発見できれば、進行を防ぎ腎臓の機能を保つことができます。その方法とは尿中の微量アルブミンを調べることです。

アルブミンとは血液中にあるタンパク質の一種です。正常ならば尿中にアルブミンが検出されることはありませんが、糖尿病腎症になって少しでも腎機能が低下すると検出されるようになってしまいます。

この微量のアルブミンは一般の尿検査では確認できません。もっと感度の高い、特殊な方法で検査をするようになります。

一般の尿検査で確認できるようなタンパク尿が現れるのは、腎症がだいぶ進行してからのことです。その段階ではもう腎機能を改善、維持していくことは難しくなります。もっと早い時期に、ごく微量のアルブミンが尿中に出たこと気付き適切な治療を開始していけば、腎臓の機能を維持していくことができるのです。

尿検査が煩わしいと思われることもあるかもしれませんが、腎症の早期発見のためにも尿中の微量アルブミンの検査を定期的に受けておくようにしましょう。早く異常に気付けば、その分早く腎症の進行を止めて改善させられます。

一般の健診で行なわれている尿検査では微量アルブミンの検査までは行なわれていませんので、注意してください。

遺伝が関係しているかもしれません

実は糖尿病腎症の発症には遺伝も関係しているのではないかと考えられています。これについてはまだはっきりとわかっていないことも多いのですが、現在、腎症の原因となる遺伝子を見つける研究が行なわれています。この研究が進むことで、腎症の予防や治療に大きな進展があるかもしれません。

現段階で腎症の予防のために一番重要なことは、やはり血糖コントロールです。そして血圧を安定させておくことも大切です。普段からこれらのことを気をつけた上で、定期的な検査もかかさないようにしましょう。

糖尿病の合併症は怖いですが、必ずなってしまうというわけではありません。日々の習慣を気をつけていくことで、いつまでも今と変わらない生活が送れることを忘れないで下さい。

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