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その胸やけや胃の不調、実は糖尿病による自律神経障害が原因かも

糖尿病で治療を続けているというあなた、胃の調子はいかがですか?胃がちゃんと動いていない気がする、胸やけがする、膨満感があるなどというようなことはありませんか?

こんな症状があるようでしたら、その原因は糖尿病かもしれません。糖尿病のせいで胃に影響が出るなんて意外に感じられるかもしれませんが、これは高血糖の状態が続いている事で自律神経が障害され起きてしまっているのです。

高血糖だと胃の動きが悪くなる

糖尿病で高血糖状態が続いていると合併症を起こしやすくなります。そのひとつが神経障害で、感覚神経、運動神経、自律神経が障害を起こしていろいろな症状が出てしまいます。

自律神経は、自分の意思とは関係なく生命維持のために働いている神経です。例えば血圧の調節、体温の維持、ホルモンの分泌といったようなことをしています。そして胃の動きも調節しています。

美味しそうな食べ物を見たり匂いをかいでそれを口に入れた時、自律神経が働いて胃が動き始めます。胃液が分泌され、食べ物は胃や小腸などの消化器官を通って消化吸収されていくのです。

しかし高血糖が続いて自律神経が障害されてしまうと、胃はうまく動かなくなります。食べ物があっても胃が動かず消化に時間がかかります。食べ物がなかなか胃を通過できずに流れは滞り、そのために胸やけや膨満感、吐き気、食欲不振などが起きてしまうのです。

自律神経障害によって血糖値も乱れやすくなる

自律神経が障害され胃の動きが悪くなると、なんと血糖値も乱れてしまいます。食事の直後でも低血糖になってしまったり、逆に食後だいぶ時間が経ってから急に血糖値が上がったりするのです。

口から食べた食べ物は食道を通って胃に入ります。そして胃を抜けると十二指腸、小腸、大腸へと流れていき、その途中で消化吸収をされます。ブドウ糖は小腸で吸収され、血糖値が上がります。

通常ならば口に入った食べ物はそのままスムーズに胃を抜け、安定したスピードで十二指腸、小腸へと送られていきます。しかし自律神経が障害されて胃の動きが低下すると、食べ物はなかなか胃を抜けられません。小腸へ送られそこで吸収されるスピードも安定せず、食事をしてもすぐに血糖値が上がらなくなってしまうのです。

胃からの排出スピードが不安定なために、食後数時間経ってから血糖値が急に上がってしまうようなことも起きます。血糖コントロールが難しくなってしまうのです。

インスリンや飲み薬を使われている方は特に注意が必要です。薬が効く時間と実際に血糖値が上がる時間とが狂ってきてしまうのです。低血糖を起こす危険性も出てきてしまいます。

食事の仕方を工夫してみて

胃の調子が悪いということは、誰にでもよくある事でしょう。そのため糖尿病が原因だとはなかなか気づかないかもしれません。

ただ胸やけや膨満感がよく起こる、食事のタイミングと血糖値が連動しないなどということがあれば、糖尿病による自律神経障害が起きているかもしれません。治療には胃の動きをよくさせるような薬が使われます。

食事の仕方を少し工夫してみるのもよいでしょう。まず一回分の食事量を減らして、そのかわりに食事回数を増やしてみてください。適度に水分も摂りながら、よく噛んで食べて下さい。

脂肪や食物繊維は胃からの排出を遅くしてしまいます。脂肪はなるべく控えるようにし、食物繊維も摂り過ぎないようにしましょう。また固形のものより液体状、ピューレ状のもののほうがよいでしょう。その方が胃からの排出が早くなります。

胃が動かなくてお腹が減らず、食欲がないというのは辛いものです。そのような症状があれば、すぐに医師に相談してください。

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