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糖尿病神経障害で下痢、便秘、排尿障害!その時注意すべき事とは

糖尿病で高血糖な状態が続いていると、合併症にもかかりやすくなります。そのひとつが神経障害で、足先がしびれたり、手足の感覚がなくなったり、立ちくらみが起きたりします。

そして下痢や便秘を起こしやすくなる、尿意を感じない、残尿感があるというような症状も出てきます。糖尿病が原因とは気づかないかもしれませんが、これも糖尿病神経障害による症状で自律神経が障害されることで起きています。

腹痛もないままに突然の下痢

この下痢の特徴は、あまり腹痛を伴わないまま突然起きるということです。食後しばらくしてからお腹がゴロゴロし、下痢をするということもあります。水のような便が一日に何回か出ますが、体力の消耗は少ないようです。

ただし高齢者の場合には、ひどいと脱水症状を起こしてしまうこともあるため注意が必要です。あまり続くときには、医師に相談しましょう。

日常での対策としては牛乳を飲み過ぎないようにし、食物繊維の摂り過ぎにも注意しましょう。アルコールの飲み過ぎも止めたほうがよいです。

胃腸が動かず便秘に

糖尿病神経障害によって自律神経が正常に働かなくなると胃の動きが悪くなる、腸が動かない、もしくは動き過ぎるというようなことが起きます。また直腸に便があっても便意を感じにくくなります。

腸が動き過ぎると下痢になってしまいます。胃腸が動かないと便秘になってしまいます。これらは自律神経によってコントロールされているため、自律神経の障害によってこのようなことが起きてしまうのです。

胃腸の動きが悪いと、便が大腸を通過するのにも時間がかかってしまいます。便の水分は大腸を移動中に少しずつ吸収されていくのですが、大腸に留まる時間が長いと吸収される水分の量も多くなってしまいます。そうなると便は硬くなってしまうのです。

便意を感じるには自律神経の刺激も必要なのですが、自律神経障害により便意を感じられなくなり、排便しようとしないために頑固な便秘になっていきます。

便秘を改善するためにはなるべく食物繊維を摂りましょう。また便意を我慢しないようにし、便意がなくても毎朝トイレに行く習慣をつけましょう。体を動かすことも大切です。体を動かすことで胃腸も動くようになります。

ただし下痢と便秘を繰り返してしまうことも多く、それぞれに対する注意事項はほぼ反対のために治療は難しくなります。薬を使うこともあります。まずは医師に相談してください。

悪化すると失禁もあり

膀胱に尿がたまったという情報を尿意として伝えるのも自律神経の働きです。自律神経が障害されると膀胱に尿がたまっても尿意を感じなくなります。

尿意を感じないままだとさらに尿はたまっていき、膀胱は大きく膨らんでしまいます。その状態が続くと、膀胱の壁の収縮力はだんだん弱くなってしまうのです。

膀胱の壁の収縮力が弱くなると、排尿しようと力を入れても排尿をしきれなくなります。尿の勢いが悪くなり、膀胱には尿が残って残尿感が出てしまいます。そして失禁してしまうこともあるのです。

これを悪化させないためには、なるべく膀胱を空にすることが大切です。水をなるべく飲むようにし、尿意がなくても時間を決めてトイレに行くようにしましょう。また排尿後、尿が全て出たと思ってももう一度力を入れて排尿するようにしてみましょう。腹筋運動をするのも効果があります。

膀胱にいつまでも尿が残ったままでは菌が繁殖しやすく、膀胱炎などになりやすくなります。ひどくなるとその尿が腎臓へ逆流して腎盂腎炎になってしまうこともあります。糖尿病患者は高血糖の影響でこのような尿路感染症にかかりやすくなっているため、膀胱に尿を残さないように特に注意しておきましょう。

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