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2型糖尿病は朝食の摂り方で血糖値を低下させることができる!

あなたは朝食をしっかりと摂取していますか?

今年の欧州糖尿病学会議でのイスラエルの研究者らの発表です。2型糖尿病の患者さんに朝食をしっかりと摂取させた生活をさせたところ、血糖値の低下を認めることができたそうです。

発表された試験内容を詳しくみてみましょう

イスラエルのヘブライ大学がおこなった試験期間は3ヶ月間です。2型糖尿病患者を無作為に2つのグループに分けました。

朝食多めグループと朝食少なめグループです。朝食多めグループには1日の摂取カロリーの3分の1のカロリー量の朝食を与えました。また朝食内容は脂肪とたんぱく質を多めにしました。かなりきちんとした朝食ですね。

朝食少なめグループには1日の摂取カロリーの約13%ほどの量の朝食を与えたそうです。これはまた少な過ぎでは無いかと思われますが、朝食を抜く現代人を考えると、このようなくらいで良かったのでしょう。

気になる試験の結果は?

試験を始めて13週間後に両グループに大差の出る結果が現れました。朝食多めグループは血糖値が朝食少なめグループの3倍も下がっていました。良い結果はこれだけではありません。血圧までもが朝食少なめグループと比べて4倍も下がっていたのです。

また、朝食多めグループは糖尿病薬の減量もすることができましたが、少なめグループでは糖尿病薬を逆に増加させなければならない患者が17%も増えました。そして、1日の後半に空腹感を感じるのは朝食多めグループでは少なくなっていたそうです。

研究者等が言うには、朝食多めグループは徐々に空腹感も少なくなり、逆に満腹感を示すようになったそうです。また食物に対する衝動も先入観も少なくなっていったとのことです。

それに比べて朝食少なめグループの方は空腹感も大きくなり、食物に対する衝動や先入観も多くなっていったそうです。この空腹感がなぜ少なくなっていったのかについては、十分に医学的な根拠があります。

人の身体が空腹感を感じるのは飢餓ホルモンのグレリンというホルモンが働くそうです。このホルモンは体内のたんぱく質が不足すると出てきます。朝食多めグループの朝食の内容はカロリーが多いだけではなく、たんぱく質の量も多めに摂取しました。このたんぱく質が飢餓ホルモンのグレリンを抑制させたということになったのです。

試験の結果から他国研究者等からも良い意見が出ました

アメリカの栄養糖尿病学会は、血糖値が下がった理由として朝食に多く摂ったたんぱく質の力であると説明しています。朝食にもし炭水化物が多ければ、炭水化物はすべてグルコースに変わり血糖値を上昇させてしまいます。

それに比べてたんぱく質はごく少量しかグルコースに変わりません。これにより血糖値を上昇させる要因にはならないのです。またアメリカの臨床糖尿病センター長は「非常に劇的な変化であり、自身の病院でも是非、患者に試みてみたい」と述べています。

これらの結果からはっきりと言えること

これまでの試験の結果からは専門的にはまだもう少し試験の期間を長くするべきであることも言われていますし、他の期待もあるのではないかということも考えられます。血圧までも下降することができたことは糖尿病患者だけではなく高血圧患者にとっても朗報となります。

そして満腹感のことから考えても体重減量にも大変効果があるといえます。よくダイエットで朝食を抜く方がいらっしゃいますが、これは完全な間違いとなります。痩せたければ朝食をしっかりと摂取することと、その内容もたんぱく質を特に多めに摂ることが言えると考えられます。

今回の試験内容は2型糖尿病だけでなく生活習慣病予防にもなることが考えられます。やはり生活時間をきちんとすることと、食事の摂取の仕方も考えることが大事であることがはっきりしたと考えられます。

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