TOP > > 失明や脳卒中の原因となる糖尿病!今までの検査では見つからない訳

失明や脳卒中の原因となる糖尿病!今までの検査では見つからない訳

糖尿病という病気

糖尿病は日本人に比較的多い病気です。ただ、糖尿病だけでは死につながる病気ではありません。糖尿病が問題になっているのは、他の病気を巻き込み生死に至らしめる可能性が高い病気なのです。

糖尿病は、尿の糖分が多くなるだけではありません。食事の量や質によって糖質過多になったために、血液中の糖分が多くなりその結果、腎臓がろ過しきれずにあふれ出た糖分が尿の中に多くなった状態です。

一般の方には病名だけでは、尿の中に糖が単に増えただけという印象があるかと思いますが、胃・十二指腸・小腸等の消化器系・すい臓・腎臓等の臓器に負担がかかります。

高血糖になるとすい臓の負担は特に大きく、そのためにすい臓の機能が低下し、血糖コントロールがうまくいかなくなります。このこと以上に深刻なのは、高血糖が血管をもろくするということが問題になります。

医学的に血管がもろくなることは、動脈硬化を招きやすくその結果、高血圧症・心筋梗塞・脳梗塞・大動脈瘤破裂等、直接生死に関わる病気の合併症が多いことなのです。

そのために、血糖値を下げる薬や場合によっては、インシュリン(血糖値を下げるホルモン)を直接注射して下げることなのです。また、血管がもろくなることで眼の血管が出血し、ひどくなると失明することもあります。

糖尿病が非常に怖い病気というのはこの辺にありますが、治療中の患者の中には血糖値が下がってきたからとか毎月通院し薬をもらうだけだからといって、勝手に治療を中断してしまう方が結構多いようです。

かくれ糖尿病の存在

通常、糖尿病の検査というと「空腹時血糖値」(10時間以上空腹にした上での血糖値を検査します)「HbA1c」(過去1~2ヵ月の血糖コントロールの指標になります。採血は食後でも問題ありません)「尿糖」(尿中の糖分を計りその量を検査します)で今までは検査してきました。

それでも、患者数は1,500万人もいます。厚生労働省は毎年増え続ける患者の医療費削減のため、健康診断の受診率を上げ糖尿病を早期発見したのち、管理栄養士や保健師による栄養指導により患者数を減らす計画を立てています。

その考えの根底には合併症を水際で防ぎ、増え続ける糖尿病数を減らしたい考えのようですが、健康診断や人間ドックの血液検査ではわからない糖尿病予備群である『かくれ糖尿病』がどのくらいいるのか想像もつきません。

このかくれ糖尿病を発見するためには、食後の血糖値を測定する必要があります。若いうちはいいのですが、年を重ねるうちに血糖コントロールの要であるすい臓も機能が衰退してきます。

健康診断や人間ドックで血糖値が良好で正常と判定されても、食後の血糖値が高くなることで糖尿病と診断される可能性があります。これが、かくれ糖尿病です。つまり、空腹時血糖値やHbA1cという血液検査だけでは、糖尿病予備群は減らせないと警鐘を鳴らしている研究者も多くいます。

糖負荷検査という検査がありますが、一定量のブドウ糖を摂取した後、直後・30分後・1時間後・2時間後の血糖値を測定する検査です。この検査を行うことでかくれ糖尿病を見つけることが可能です。

この検査は、1泊2日人間ドック(医療機関によっては宿泊ドックと呼んでいるところもあるようです)では、標準項目になっていますので機会があれば実施してみてください。

糖尿病の治療あれこれ

糖尿病は、食後2時間後の血糖値が下がらず1日中高血糖の状態ですので、まず薬を医師に指導された通りきちんと服用することが治療の原則です。

中程度以上になると自分でインシュリンをお腹に注射をしなければ血糖値を下げられません。また、食事の量と質についても医師及び管理栄養士から指導されることがあると思います。

一度、糖尿病になってしまったら完治することはほとんどないので、これらを一生続けなければいけないのです。食べたい料理も食べられない苦痛は、食いしん坊にはとてもつらいことです。そして糖尿病にならないようにするには暴飲暴食をせず、生活習慣をきちんとすることにつきます。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る