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糖尿病患者が体調を崩したら要注意!シックディには血糖値が乱れる

糖尿病患者が熱を出したり下痢や吐き気などで体調を崩してしまった状態を、シックディと呼びます。シックディには血糖コントロールが乱れやすくなっているため、普段以上に注意が必要です。

シックディには血糖値が上がる

体調を崩すと食欲が落ちてしまうことが多いでしょう。しかしこのとき注意しなくてはいけないのは、シックディは食べなくても血糖値が上昇しやすい状態になっていることです。

なぜ食べなくても血糖値が上昇しやすい状態なのでしょうか?

体調が崩れると体はストレスを感じ、ストレスホルモンの分泌が増加します。また体の中で炎症反応が起こると、炎症性サイトカインという物質も分泌されます。このストレスホルモンや炎症性サイトカインには血糖値を上げてしまう働きがあるのです。

そして下痢や嘔吐が続いてしまうと体は脱水状態になってしまいます。脱水状態になると血液が濃くなってしまうため、結果的に血糖値が上がることになります。

このようにいくつかの理由から、シックディには血糖値が上がりやすくなっています。そのため食欲がなく、食べていないからと自己判断でインスリン注射を止めてしまうと、血糖値は急に上がって昏睡状態に陥ることもあるのです。

シックディに気をつけるべきこととは?

シックディの過ごし方、注意すべきこと、インスリン注射や飲み薬の量の変更などについては普段から医師に相談して指示を受けておきましょう。いざという時の対応の仕方がわかっていれば、突然体調を崩したときにも安心です。

基本的には以下のようなことに気をつけてください。

インスリン注射は中断しない

食事が摂れないからといって自己判断でインスリンを中断しないでください。食事量に応じて多少減量したりもしますが、その量については普段から医師に確認しておきましょう。血糖値の自己測定をまめに行なって、血糖値の動きはチェックしておいてください。

飲み薬は食事量によって減量する

糖尿病の飲み薬については、食事量によって減量していくようになります。薬の種類によっても多少違ってくるため、医師にしっかり確認をしておいてください。

水分は十分に摂る

シックディは脱水状態になりやすくなっています。脱水すると高血糖になったり、血液の電解質バランスが崩れます。そのため水分はしっかり摂るようにしてください。下痢や嘔吐がひどく水分が摂れない場合には、病院で点滴を受けるなどしてください。

消化のよい食事で、特に糖質をしっかり摂る

食欲がないからといって食べないでいると、血液中にケトン体という物質が増えて危険な状態になってしまいます。ケトン体を増やさないようにするには糖質が必要です。

絶食したりしないで、ご飯や麺類のような糖質を中心とした消化のよい食事を摂るようにしてください。具体的には煮込みうどん、おじや、野菜スープなどがよいでしょう。ソバは消化が悪いのであまりお勧めできません。

逆に、食欲があっても食べ過ぎないでください。血糖値が上がりやすい状態になっているため、腹八分目くらいまでで抑えておきましょう。

早めに医師の診察を受けましょう

糖尿病があると、症状は通常よりも悪化しやすくなります。症状が軽ければ一日程度様子をみてもよいですが、改善しない時には早めに医師の診察を受けてください。

例えば38度以上の高熱が続いている、食事が全く摂れない、下痢や嘔吐を繰り返している、高血糖状態が続いているなどというときにはすぐ受診しましょう。またインスリン注射や飲み薬の量をどう変更すればよいかわからない時にも、勝手に自己判断しないで必ず医師に相談してください。

特に高齢者では急に症状が悪化し危険な状態になってしまうこともあります。なるべく早めに診察を受けるようにしましょう。

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