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糖尿病患者は尿路感染症にもかかりやすい!トイレは我慢しないで

糖尿病患者は様々な感染症にかかりやすくなっています。軽い風邪だと思っていても、悪化して肺炎になってしまうこともあります。そして膀胱炎や腎盂炎のような尿路感染症にもかかりやすくなっています。

尿路感染症とは?

尿は腎臓で作られ、尿管・膀胱・尿道を通って排泄されます。この尿の排泄までの尿路が細菌に感染してしまうことを尿路感染症と言います。

膀胱が細菌に感染して炎症を起こしてしまったのが膀胱炎です。トイレが近くなり排尿後に痛みが出たり、残尿感を感じたりするようになります。膀胱よりもっと奥まで細菌感染して炎症が進むと、腎盂炎や腎盂腎炎になってしまいます。高熱が出たり背中や腰に痛みが出るようになります。

尿路感染症は女性がかかりやすい病気ですが、糖尿病があると男性もかかりやすくなります。また女性はよりリスクが上がってしまうため、注意しなくてはいけません。

糖尿病だと、なぜ尿路感染症にかかりやすい?

糖尿病で高血糖な状態が続いていると、感染症にかかりやすくなります。これは高血糖により免疫力が低下することや、血流が悪くなることなどが原因です。また糖尿病が悪化すると神経障害を起こして痛みを感じにくくなるために、炎症の発見が遅れ重症化することもあります。

そのため糖尿病患者は呼吸器感染症や皮膚感染症、口腔内感染症などになりやすくなっています。そして尿路感染症にもなりやすいのです。

それに加えて、糖尿病患者は神経障害の影響もあって尿意を感じにくくなっています。また健康ならば排尿によって膀胱を空にできるのですが、糖尿病患者の場合は尿をしっかり出しきれません。そのために膀胱にはいつでも尿が溜まりやすくなっています。

膀胱に長時間尿が溜まってしまうと、細菌が増殖するのには好条件となります。免疫力の低下している膀胱で細菌はどんどん増えていき、膀胱炎になってしまうのです。

そして尿は膀胱だけでなく、腎臓の方へ逆流してしまうこともあります。そうなると膀胱炎だけでなく、腎盂炎や腎盂腎炎などにもなってしまいます。徐々に重症化していってしまうのです。

尿路感染症を予防するには?

尿路には細菌が多く存在します。その細菌が増殖してしまわないようにするには、膀胱に尿を溜めないこと、そして尿の流れを良くして細菌を洗い流すようにしておくことでしょう。

尿の流れが良く排尿もきちんとできていれば、尿路は常に洗浄され、細菌はそこで増殖したり感染することはできなくなります。

そのためには水分をしっかり摂って尿量を増やすようにし、まめにトイレに行くようにしてください。絶対にトイレを我慢してはいけません。合併症の神経障害があると膀胱に尿が溜まっていても気がつかないこともあるため、尿意を感じなくても時間毎にトイレに行くようにするとよいでしょう。

陰部を清潔にしておくことはもちろんですが、特に女性は排便後に前から後ろへ拭く習慣をつけるようにしましょう。そのほうが細菌に汚染されにくくなります。

もともと女性は肛門と尿道口が近いため細菌に汚染されやすく、尿道が短いために尿道口の細菌が膀胱に到達しやすくなっています。そのために膀胱炎になりやすいのです。それを防ぐためにもトイレでの拭き方も気にしてみてください。

また糖尿病患者では膀胱炎などになっても痛みや違和感を覚えにくくなっています。尿検査などで早期発見していくことも大切でしょう。

そして感染を防ぐ上で最も大切なのは血糖値を上げないようにすることです。血糖値が安定していれば、感染症にはかかりにくくなります。どんな時も良好な血糖コントロールを心がけていきましょう。

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