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健康革命!薬局での糖尿病の検査解禁で早期発見に大きな一歩

現在、日本の糖尿病人口は1000万人以上と言われています。40歳以上では、8人に1人が糖尿病とされるのです。ただ、誰もがきちんと治療を受けているわけではありません。

職場の検診で血糖値が高いと言われながらも放置している方もいれば、そもそも何年も検診を受けていないという方もいるかもしれません。

薬局で検査ができる!

検診を受けるべきだということはわかっていても、自営業や主婦の方など、なかなか検診を受けるチャンスがないという方もいます。市町村が行なっている検診もありますが、受診率はあまり良くないようです。

そんな方に朗報です。なんと2014年春から、薬局での糖尿病の検査が解禁になったのです。これまでグレーゾーンとされてきた薬局での自己採血による検査を、やってもよいことになったのです。

これは指先に小さな針を刺してわずかな量の血液を採取し、すぐその場で装置に入れて検査をするというものです。10分足らずで糖尿病の指標となるHbA1cの値を調べることができます。

この簡易検査は、2010年から東京都足立区と徳島県内の一部の薬局で試験的に行なわれてきました。その結果、検査を受けた方の3割近くに糖尿病、もしくは糖尿病予備軍の疑いがあることがわかりました。

薬局で検査を受けたおかげで、自分は糖尿病かもしれないと気づく機会になったのです。自分は大丈夫と思っているあなたも、もしかしたら他人事ではないかもしれません。

現在のところはまだ東京と徳島の20店舗ほどの薬局でしか行なえませんが、これからはもっと身近な薬局にも広がっていくと期待されます。また今は糖尿病の検査のみですが、いずれその他の生活習慣病の検査もできるようになるかもしれません。

HbA1cとは?

ところで、簡易検査でわかるHbA1cとはなんなのでしょうか?

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは、赤血球の中のヘモグロビンとブドウ糖とが結びついたものです。血液中のブドウ糖が増える(血糖値が高くなる)とHbA1cも増えるため、糖尿病の指標のひとつとなっています。

赤血球の寿命は約120日で、一度ブドウ糖と結びつくと赤血球の寿命となるまでその結びつきはこわれません。その間ずっと体内を巡り、ブドウ糖が多ければ多いほど結びつくものも増えていきます。

赤血球の半分が入れ替わるのが約2ヶ月。そのためHbA1cを調べることで、だいたいここ1~2ヶ月の血糖の状態を知る事が出来ます。

ちなみに検査の直前になって血糖値を下げようとがんばる方もいますが、どんなに努力してもHbA1cをみれば医師にはここ1~2ヶ月のあなたの食事や生活の状態がばれてしまいます。HbA1cを下げるためには直前の努力だけではどうにもならないのです。

なにより早期発見が大切!

糖尿病は自覚症状がないままに進んでいってしまう病気です。問題が出てから病院へ行ったのでは、もう合併症を発症してしまっていることもあります。

そうならないためにも大切なのは、定期的に検査を受けることです。検査をすれば自覚症状が全くない段階でも発見でき、軽いうちから食事療法や運動療法を含めた治療を行なっていくことで、重症化し合併症で普通の生活ができなくなってしまうのを防げます。

薬局での簡易検査が解禁になった一番のメリットは、病院へ行って本格的な検診を受ける時間がない方も街の薬局で気軽に検査を受けられるようになり、早期発見ができるようになることでしょう。

今までなら何か問題が出て慌てて病院へ駆け込んでいたという方も、街中の薬局での簡易検査を利用して、自分の体の状態を把握していってください。

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