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2型糖尿病は発癌リスクを高めるだけでなく、致死率も高めます!

糖尿病と癌の関連性がはっきりされた会議となりました

今回の会議の場は欧州癌会議です。以前より癌の発症リスクと糖尿病には関連が示唆されていました。これは各国の研究者等の論文などでも見られることです。

会議での内容はどのような内容だったのでしょうか

癌についての会議ですので主に内容は癌のことになるのですが、やはり発症リスクや死亡リスクはどこの場でも真っ先に議論されることになります。癌は発症すること自体が大変な病気です。目的は発症を極力少なくすることです。

また発症しても死亡リスクが高まることは避けていきたいものです。今回の議論では2型糖尿病を持つ患者さんは乳癌と大腸癌を発症するリスクを高めてしまうということが数字で明らかになりました。乳癌については23%も発症リスクが高まり、大腸癌については26%高まっていました。

また死亡リスクについても数値化されています。乳癌での死亡リスクは38%にもなっており、大腸癌においては30%も死亡リスクが高まっています。2型糖尿病患者さんにとっては大変気の重くなる内容です。

他の議論内容にも目をむけてみましょう

今回の議論では糖尿病だけが癌についてのリスクとして取り上げられてはいません。心血管疾患を予防するためにも議論がされています。これについても2型糖尿病があげられました。

心血管疾患を起こす患者さんは生活習慣や体重、運動など、気をつけなければならないことはとても多いです。このことは2型糖尿病を予防することにも繋がり、心血管疾患の予防にも繋がるのです。そしてこれが最終的に癌の発症リスクを下げることにも繋がると言います。

2型糖尿病がどれだけ多くの疾患を引き起こす要因となるかがわかるかと思います。会議の中では今回の乳癌と大腸癌との2型糖尿病の関連について「最終的には2型糖尿病を治癒することが大きな目的となるだろう」と言われています。

癌会議でありながら糖尿病の治癒目的が癌発症リスクを抑える1つの大きな要因であることが研究者等の間では当たり前のように考えられています。これは大変興味深い内容です。

2型糖尿病は治癒する病気でしょうか。筆者の経験も交えて

読者の皆さんもご存知のとおり、糖尿病は1度発症すると治癒することはありません。それどころか一生この病気が原因で次々と発症する病気と闘っていかなければなりません。

糖尿病になると食事制限や運動療法などが頭に浮かびますが、実際はそんなに簡単なことで予後がよくなる病気では決して無いことを知って頂きたいと思います。

筆者の父は糖尿病です。確かに若い頃から生活はとても不規則でしたし、お酒も飲めばタバコも吸う、朝食など食べる間もなく仕事に行き、帰ってきても食べるものは脂っこいものを好んでいました。仕事の忙しさもあったのでしょうが、子供心に父の健康を気遣った覚えがあります。

そして糖尿病を発症しました。それからは母も糖尿病食を作るのに奮闘しましたし、本人にもお弁当を毎日持って行かせました。しかし仕事柄どうしても帰りは接待での飲み会も多く、父の病態は良くなることはありませんでした。インスリン注射も嫌がり、血糖値も計測しません。

それは今でも変わりませんし、今更インスリンをうっても効果はありません。それほどまでに悪い状態です。何度もICUにも入っています。肺に水が溜まるようにもなりましたし、左目も見えなくなりました。1年に1回は肺の水を抜かないと死んでしまいます。

今では身体中どこも健康なところはありません。どこをとっても悪いところだらけです。血管ももろくなっていますし、心臓も悪い状態です。これでよく生きているなと筆者が思うほどです。

ただ父が自分自身で実行していることは、毎日かなりの距離を歩いていることと、食事の内容を完全に変えてしまったことです。今では油もの1つ食べません。夜も10時には布団に入り朝は4時に起きて近所の公園を1時間以上自分のペースで歩いています。

医師が言うには、自分なりの行動だが毎日きちんと続けていることが、倒れずに何とか命をつないでいると言っています。あとは本人さんの気持ちですね、と言われました。それだけ悪くなっていても自分はボケずに長生きしたいと言っています。昼間も家事の手伝いをしているようです。

あれだけの生活をしていた父が途中から自分を変えて生活を毎日きちんとするようになりました。しかし発症してからでは遅いのです。父は「病は気から」と言いながら父なりに頑張っているようですが。

皆さんがこの記事を読んで、少しでも自身の健康に気をつけて頂けることが筆者の一番の願いです。

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