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炭水化物が原因かも!うどんの食べすぎで糖尿病が発症する危険性

日本国民の約5人に1人が発病すると言われている病気が糖尿病です。糖尿病予防のために国の機関や医療機関では様々な取り組みを行っていますが、なかなか効果が上がっていないのも現状です。この国民病である糖尿病の原因は何なのでしょうか?糖尿病の発症に深く関わっている食べ物に絞って考えてみます。

糖尿病ってどんな病気なんだろう

私達の身体は食事をすることで栄養を補給しています。食べられた食品の中に含まれている糖質は、胃や腸の中で分解、ブドウ糖として血液中に吸収されます。この血液中にあるブドウ糖のことを「血糖」と呼び、それを数値化したものが「血糖値」になります。

血液中に吸収されたブドウ糖(血糖)は、膵臓で作られるインスリンと言うホルモンの働きで、身体の細胞へエネルギーとして吸収されます。エネルギーとして使いきれなかった血糖は中性脂肪として蓄えられたり、肝臓などでグリコーゲンに替えられます。

インスリンは血液中の血糖を下げることができる唯一のホルモンであり、糖尿病とは何らかの原因でインスリンの分泌に異常がある病気なのです。つまり、糖尿病とはインスリンの分泌異常により、血液中の糖が上手く細胞に吸収されなくなった理由で血糖が上昇した状態を言います。

糖尿病には種類があるのですか

糖尿病には大きく分けて2つの種類があり、それぞれを「1型糖尿病」、「2型糖尿病」と呼んでいます。

1型糖尿病は自己免疫の疾患などが原因により、膵臓のベータ細胞がダメージを受けインスリンが全く(極度に)作られなくなります。その結果、血糖値が上昇し糖尿病となります。1型糖尿病は生活習慣とは関係のない病気であり、発症は小児が大部分となります。

子供の糖尿病患者の大部分が1型糖尿病と言えますが、糖尿病患者の割合では10%程度となります。2型糖尿病は身体の血液中にインスリンは存在しているが、圧倒的に量が少ないことで発症します。肥満や大量の糖質の摂取を長期間続けた結果、膵臓のベータ細胞に負荷がかかりインスリンの分泌異常が発症することが原因と考えられています。

血液中のインスリンの量が減少することで、血糖値が上昇し糖尿病になります。2型糖尿病は免疫疾患ではなく生活習慣病であるため、治療や生活制限により回復も可能とされています。その他にも妊娠糖尿病などがありますが、今回は生活習慣が主な原因と考えられる2型糖尿病を中心に考えてみます。

うどんがヤバイかも!糖質と糖尿病の関係

糖尿病は血液中のブドウ糖(血糖)が増える病気であることは理解できたと思います。私達の身体の中で1日に作られるインスリンの量には限りがあり、その限界を超える糖質を長期間取り続けることが膵臓にダメージを与えていたのです。

面白いデータがあります。日本の中で糖尿病の受療率が一番高い県が香川県(男性1位、女性2位)だったのです。なぜ香川県なのでしょうか?

私は過去に約8年間、香川県で暮らしたことがあります。香川県と言えば「高松市」で有名ですが、香川県一帯のことを別名「讃岐(さぬき)」と呼びます。お分かりだと思いますが、「讃岐うどん」が県民食とされている県なのです。

住んでいた私の感覚として言えるのは、本当に讃岐の人はうどんを食べるのです。それも男性なら一回で3玉、4玉は当たり前で、それを毎日に近いペースで食べるのですから、大変驚いたのを記憶してます。「うどんは別腹」なんて地元の人は話していました。うどんと糖尿病の発症には何か関係がありそうですね。

うどんと糖質の関係は

うどんはとてもシンプルな料理で、材料は小麦粉と塩、水だけなのです。ここで血糖を上げる原因になりえるものは「小麦粉」であり、小麦粉は「炭水化物」が主要成分となってます。小麦粉に含まれている炭水化物は60%~75%もあり、高炭水化物食品の一つに上げられます。

炭水化物は身体の中で分解されて糖(グルコースなど)になり吸収されます。つまり、うどんを大量に食べることは糖質を大量に摂取することと同じ行為と言えます。

高炭水化物の食品はご飯(米)や麺類(ラーメン)なども同じなので、うどんが悪者ではありませんが、香川県のように一度で3玉、4玉食べる食生活では問題が起こる原因になるのでしょう。そして、うどんを食べる時に「いなりずし」などのご飯物を一緒に食べる風習も大きな原因となります。

糖尿病と炭水化物の危険性

炭水化物は人間が活動する上で、必要なエネルギーを作り出す重要な栄養素です。しかし、大量に食べ過ぎることで、血液中の糖が上昇します。

多量の糖を処理するために膵臓は多くのインスリンの分泌を促し、過度の負担がかかることでインスリンの分泌異常が発症し血糖がさらに上昇します。食生活における炭水化物の大量摂取が香川県での糖尿病受療率が高い理由だと思います。

低炭水化物療法における対策

最近「低炭水化物ダイエット」や「炭水化物抜き健康法」などが聞かれます。ダイエットの効果についてはここでは触れませんが、炭水化物の摂取を減らすか止めることで、血液中の糖を減らして膵臓の負担を軽くする効果があるのは事実です。低炭水化物の効能については、様々な団体や学会からも賛否両論で結論はでていません。

炭水化物は重要な栄養素なので、100%カットすることには問題があると思いますが、炭水化物の過剰摂取が糖尿病につながるのも事実です。やはり、糖尿病の心配のある方や血糖値が上昇している方には、炭水化物を控えることをオススメしたいと思います。

うどんはやはり悪者ではなかった

炭水化物が多く含まれている食品は米、麦などの穀物やイモ類、砂糖など多岐に及びます。その全てが糖質を含んでおり、食べ過ぎた場合には血糖の過剰状態が生まれる可能性があります。うどんや麺類などの炭水化物は悪者ではなく、それを食べ過ぎる生活習慣こそが糖尿病の原因となるのです。

日本人は農耕民族として長い間、お米を主食としており、炭水化物とは古い付き合いがあります。これからは、上手な付き合い方をしていきたいですね。

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