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女性の2型糖尿病の予知が血液検査で可能になった!

血糖値での測定方法ではあまりにも遅すぎる!

今回のアメリカの大学での試験の結果、血液マーカーで6年から10年先の2型糖尿病を発症するリスクが予見できると発表されました。

血液検査で測定する血糖値も確かに糖尿病の発症率を調べるのには重要な値ですが、この方法で高値になっている方は2型糖尿病になりかけているのと同じで、予防的な意味はなく、遅すぎるという知見から今回の試験が試みられました。

このマーカーの指標となるのは、閉経期女性が2型糖尿病を発症するリスクを高めるホルモンと結合しやすいたんぱく質だそうです。このたんぱく質は性ホルモン結合グロブリンと呼ばれます。この濃度が高い女性ほど将来に2型糖尿病を発症する確率が高くなるそうです。

予見できることから予防も十分可能だとされています

元来、このホルモンと2型糖尿病との関係は示唆されてきたことですが、詳しくはわかっていませんでした。今回の試験では13,000人以上の閉経女性のデータを用いられています。また、これに関しては人種別の違いも一切関係ないそうです。

ですので、対象データはアメリカ国籍の女性ですが日本人にも十分適用可能だということです。これからの研究をもっと進めることで新たに判明することも期待できるでしょう。

性ホルモン結合グロブリンを上昇させる因子は何でしょう?

データの分析の結果、性ホルモン結合グロブリンを上昇させる因子があることがわかりました。それは、年齢、運動、カフェイン入りのコーヒーを飲む量、エストロゲン補充療法の使用があるかどうか(ピルなども含まれます)が性ホルモン結合グロブリンを上昇させることに繋がるそうです。

要するに年齢は高齢であるほどリスクは高く、運動量が少ない人もリスクが高く、またコーヒーの摂取量が多い女性もリスクが高く、女性ホルモンを補充したことがあるなどの薬の使用頻度もリスクを上げることに関係しているそうです。あなたは大丈夫ですか?

ただBMI指数に関してはBMI指数が高い女性は逆に性ホルモン結合グロブリン濃度は低いことがわかりました。このことから肥満だからといって2型糖尿病に確実になるという可能性は低いということがわかります。それよりも女性ホルモンが強く関係していることが示唆されます。

生活習慣を変えて性ホルモン結合グロブリンの上昇を防ぎましょう!

濃度が変化ないのであれば、前述した上昇させてしまうリスク因子の変化を与えても予防もできなくなります。しかし、このグロブリン濃度は測定の度にその女性の生活習慣によって濃度が変わる為、生活習慣さえ改めていけばグロブリン濃度を下げることができ、予防することも可能なのです。

閉経期の女性は特に上述したリスク因子をさけることで2型糖尿病を予防することができるのは確実です。ただ、多少の遺伝的因子も絡むようです。

家族に2型糖尿病がいた方の場合はいくらリスク因子を下げることに注意をしても、多少なり易さは遺伝子として持っていますので、日ごろからの生活態度は特に注意しなければならないことは必至です。

女性のみに限定されてしまった結果となりましたが

今回の試験は女性ホルモンが大きく関与している為、女性にしか当てはまらない結果となりました。しかしながら男性にも女性ホルモンは体内に存在しますので、これからの研究によっては男性にも期待がされる結果が出ないとも限りません。

男性の場合は現在までにも言われているとおり、食生活と運動、睡眠などの基本的な生活態度を改めることが予防する大きな要素であることは変わりありません。

しかし女性も若年層からの2型糖尿病を発症しない為にも、若いころからの食生活、上述したリスク因子、運動、睡眠などについては男性と同じように気をつけなければ、早くから2型糖尿病の危機があることになるのです。

今回の試験からは閉経女性が2型糖尿病になるリスクを下げる為には大変意義のある結果となりました。読者の皆さんの中で閉経を迎えている女性では特に気をつけて頂きたい内容であると考えられましたね。

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