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糖尿病からくる腎臓病には果物が効果的!

Ⅱ型糖尿病で慢性腎症にかかっている患者さん、または慢性腎症の予防に朗報です。

また、食生活で?!と思われるかもしれませんが糖尿病患者さんは、進行を防ぐためには食生活を徹底的に見直し、それを実行す
ることが一番大事です。これは糖尿病患者さんだけでなく、高血圧患者さんでも全く同じです。

成人病と一般的に言われている疾患には必ず伴うことなのです。今回、発表された食生活は主にⅡ型糖尿病から発症する慢性腎症の予防に関する話題です。予防することが一番の効果がありますのでぜひ、実践してください。今回はカナダでの研究で明らかになったことです。

どのように試験されたのでしょうか?

今回の試験内容は5年半にも及ぶ追跡調査から出ています。もともとは心血管疾患のリスクについての大規模な試験でした。それに付随して今回の解析もおこなったとのことです。かなりの信頼をおけるところもあるかと思います。

対象患者さんは慢性腎症になっていないⅡ型糖尿病患者さん6,200強例が対象になりました。このうち5年半で32%の方が慢性腎症を発症してしまいました。また亡くなった方は8%にも及びました。

しかし、この関係に食生活が大きく関与していました。被験者達をどのような食事内容で生活をしているのかをグループに分けたようです。

解析結果はどうだったのでしょうか?

解析結果ですが大きくいいますと①健康的な食生活を守っていた患者さんは、最も不健康な食生活をされているグループの患者
さんに比べて、慢性腎症にかかる確率も、死亡率も断然に低かったことです。これは当たり前のことだと筆者は考えます。

また②週に一人前以上の果物を3回以上摂取している患者グループは、果物をそこまで摂取していなかった患者グループと比べても、慢性腎症の発症リスクが低かったと言う結果が出ています。果物の名称などは具体的にはあげられていませんが、果物を摂取することが大変有意であることが分かった例です。

③総たんぱく質摂取量や動物性たんぱく質の摂取量についても示されています。総たんぱく質や動物性たんぱく質の摂取を控えていた患者さんグループは、最も摂取量が多かった患者さんグループに比べると、慢性腎症の発症リスクがかなり高かったということです。

④そして適度なアルコール量を摂取している患者グループは慢性腎症の発症や死亡を下げていました。この適度なアルコール摂取ですが医学的にいう適度なアルコール摂取量とは大体、一日に少量一杯です。

ワインならワイングラスに丸々1杯よりは軽く1杯というところでしょうか。アルコール度数やアルコールの種類にもよると思いますが、以前より筆者が推進している、地中海食の健康性から考えると赤ワインの摂取はよろしいかと思います。

一方⑤ナトリウム摂取が少し多かった患者さんにおいて腎症の発症リスクとは関連性が示されなかったということです。腎臓病についてはナトリウムの摂取量は極度に制限されるなか、Ⅱ型糖尿病患者さんの慢性腎症には当てはまらないということになります。

ただ高血圧をともなっている患者さんにはナトリウムの摂取量は決められているので、高血圧のある患者さんは一定量を守るように心がけてください。全く摂らないことはいくら高血圧の患者さんでも絶対にダメですよ。低ナトリウム血症を起こしてしまい、死の危険も招きます。

今回の発表者等のまとめは?

こちらを解析したカナダの研究者らは「適度なアルコール摂取と健康的な食事内容がⅡ型糖尿病の患者さんの慢性腎症について、予防や進行抑制に効果的だった。

また広範囲な意味でのナトリウム摂取、標準程度のたんぱく質の摂取は慢性腎症には関連がなかった。」と発表しています。しかし、この発表に対してアメリカの研究者等が付随的に発表しました。

「Ⅱ型糖尿病患者さんでも、高血圧の患者さんでも大変な食生活管理を持続させなければならないことは確実であること。また、全粒粉の穀物の豊富な摂取、果物や野菜の豊富な摂取、低脂肪の乳製品の豊富な摂取をこころがけること。逆に不飽和脂肪酸、総脂肪は最低限の摂取に控えることが大変重要である。」ということです。

今回の試験結果はあくまでもⅡ型糖尿病を抱える患者さんにとっての慢性腎症の予防、進行抑制についての結果です。

他にも留意しなければならない疾患を合併症として併発されている方は、ご自身にあった食生活の改善を相談してください。病気は進行が必ず伴います。その時、その時のご自身の病気の進行度によっても、生活態度の柔軟な変化に対応していかなければなりません。何年も前に言われたままのレシピで続けてはいませんか?

今のご自身の状態にあった食生活について、医師、栄養士との相談はしょっちゅうおこなうことが望ましいことです。大変な管理ですが前向きになって是非とも頑張っていきましょう。

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