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カロリーゼロ食品の真実は?実は肥満や糖尿病の危険が向上!

清涼飲料水

最近、肥満の人は肩身の狭い環境に追いやられているように思います。例えば「飛行機に乗ろうとして2人分の運賃を請求された」「そもそも飛行機の搭乗を断られた」などのニュースを見かけますよね。

このような状況はある意味では公平ではありますが、かわいそうな現実でもあると感じます。

今、世界中で肥満対策が叫ばれています。これはどこの国も医療費が大きな社会問題となっている背景がありますが、肥満の対策が健康増進に繋がる事実も要因となっています。

各国で様々な取り組みが行われていますが、アメリカや日本など先進国で人気なのが「カロリーゼロ食品」などの健康食品です。

カロリーって何のことか解りますか?

よく「カロリー」とか「キロカロリー」とか耳にしますが、そもそもカロリーを正確に知っている人は多くはないと思います。私の周りにもカロリーを質問すると、「栄養素」とか「太る原因」とか意味不明の答えが多く返ってきます。

カロリーとはエネルギーの単位であって、1ミリリットルの水を1℃上昇させるのに必要なエネルギーが「1カロリー」なのです。1リットルの水では1キロカロリーが必要になります。

つまり、500キロカロリーのラーメンを食べると、500リットルの水を1℃上昇させるエネルギーを得ることが出来る計算ですね。

大まかに成人男性では一日に必要なカロリー数が2200~2500キロカロリーと言われています。このカロリーの大部分が基礎代謝で消費されて残りが活動エネルギーとして消費されます。

摂取カロリーと消費カロリーが同等であれば理想的なのですが、摂取カロリーが消費カロリーを超えてしまうと、余ったカロリー(糖)は体内脂肪となって蓄積されてしまうのです。

カロリーがゼロの食品って何だろう

肥満対策には一日に摂取するカロリー数を減らして、最低でも消費カロリーと同等かそれ以下にするのが効果的です。しかし、人間は弱いもので解っていても止められない性質があり、「お菓子」「ジュース」「お酒」などつい口にしてしまいます。

そこで近年人気を集めているのが「カロリーゼロ食品」なのです。

私も昔から不思議に思っていたのですが「食べているのにカロリーゼロって…」と言う疑問があります。確かに食べているし甘みも感じています。しかし表示にはカロリーゼロとなっているし、大いに疑問に感じていました。

しかしこれにはちゃんとした理由があり、その理由こそが「人工甘味料」だったのです。

人気の人工甘味料には落とし穴があるかも

ペットボトル危険

カロリーゼロ食品を裏で支えているのが「人工甘味料」と呼ばれる甘味料です。この人工甘味料はカロリーが無く甘みを出すのが特徴の人工抽出物で、大部分のカロリーゼロ食品に使用されています。

人工甘味料とはいったい何だろう

人工甘味料(合成甘味料)とは自然界に存在していない人工的に合成された甘味料で、食品衛生法で食品添加物として許可されたものだけが食品で使用できます。

人工甘味料には大きく分類して2つのグループがあります。

天然にある非糖質の甘味物質を合成
ステビア、キシリトールなど
天然に存在しない甘味物質を合成
アスパルテーム、スクラロースなど

これらの人工甘味料によりカロリーゼロ食品は作られていますが、カロリーゼロを実現する仕組みにはいくつかの理由があります。ステビアやキシリトールなどの天然成分は糖質ではないので、血液中に糖は増加しません。

また、アルパルテームは砂糖の数百倍の甘さがあることから使用が極少量で済み、スクラロースは身体に吸収させずに排出されることから血糖に影響を与えないのです。

これだけ聞くととてもありがたいように感じてしまいますが、一部の人工甘味料にはちょっと問題があるようです。

非天然の人工甘味料で糖尿病が発症するリスク

英国の科学雑誌「Nature」に人工甘味料についての論文が掲載されました。これはイスラエルの研究チームが人工甘味料についての調査を行ったものなのですが、驚くべき結果が掲載されていたのです。

人工甘味料には上記した2つのグループがありますが、食品で主に使用されているのが、アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなどの天然に存在しない人工甘味料です。

これは甘みをコントロールしやすいのと素材自体が安価であることが理由のようです。

特にカロリーゼロの清涼飲料水には複数の人工甘味料が使用されており、商品の原材料表示でもアスパルテーム、スクラロースはよく見られると思います。

覚えている人もいると思いますが、アメリカで興味深い訴訟がニュースで流れました。それは「カロリーゼロのソーダを毎日大量に飲んでいたら糖尿病は発症したので賠償しろ!」と言う訴訟内容です。

このニュースを見た時は「おいおいカロリーゼロだからと言って毎日大量に飲むなよ!ホント」とか「これだからアメリカ人は…」とか思っていましたが、良く考えてみると確かにおかしなことではあります。

イスラエルの研究チームもカロリーゼロ食品を好んで摂取している人のグループが、そうでない人のグループと比較して痩せていないことに注目していました。そしてラットによる試験が開始されたのです。

ラットにアスパルテーム、スクラロース、サッカリンの人工甘味料を投与した結果、血糖が下がりにくい状況になることが確認されました。血糖が下がりにくくなる状態では糖が吸収されずに糖尿病になってしまいます。

さらに同じ研究を人間に対して行った結果、同様に体重の増加(肥満)、血糖値の上昇などがみられたそうです。

このことからある種の人工甘味料はカロリーゼロにも関わらず「肥満」や「糖尿病」を誘発させる可能性があることが報告されたのです。

人工甘味料を過信するのは危ない行為だった

ジュースで肥満

非天然の人工甘味料がなぜ肥満や糖尿病の原因になるのかは解明されていない部分がありますが、その一つとして考えられているのが「糖が含まれていないにも関わらずインスリンの分泌を促す性質がある」ことです。

人工甘味料の入った食品を慢性的に大量摂取していると、実際には糖は入っていなくてもインスリン分泌の高負荷がかかってしまうのです。

このことから最近ではある種の人工甘味料の使用を疑問視する動きも出てきています。有名清涼飲料水メーカーも新たに天然系の人工甘味料を使ったソーダを新販売しています。

コカコーラ社の「グリーンコーラ」もその中の一つで、天然の人工甘味料である「ステビア」を使用しています。同社の「コカコーラゼロ」にはスクラロースが使用されており、上記した問題が出る恐れがあります。

そこで開発されたのがグリーンコーラだと推測しています。グリーンコーラが開発されたいきさつは私には解りませんが、世界の流れから言って「叩かれる前に手を打つ」的な要素もあったのでないかと思ってしまいますよね。

人工甘味料だから大丈夫と考えるのは、もう通用しないのかも知れません。

一番いけないのは毎日の暴飲暴食です

世の中には様々な健康食品や特定保健用食品(トクホ)が溢れています。特にトクホの市場規模は膨大であり、これからも拡大して行くでしょう。

また低カロリー食品への需要も高く、特に糖尿病対策としての商品は人気が出ると思います。しかし、健康に良いものでも大量に摂取していては身体に良いはずがありません。

暴飲暴食を控えて適度の運動を行うことこそが健康の秘訣であり、その中の手助けとして低カロリー食品を使用するのです。

カロリーゼロと書かれていても安心してはいけませんよ。人工甘味料には落とし穴があるかもしれないのですから…。

健康意識の高まりと肥満解消への取り組み

超高齢社会に突入した日本では、現役世代とリタイヤ世代のバランスが崩れて様々な問題が起きています。中でも社会保障の分野では「健康保険」「年金」が運営の危機にあると指摘されています。

特に「国民皆保険制度」を導入している現状から医療費を削減させることが、制度を維持するためには最も重要と位置付けられているのです。

この取り組みを簡単に説明しますと「病気の予防に取り組んで、病気になる人を少なくさせると医療費も少なくて済む。」と言う話で、特に生活習慣病の予防に力を入れています。

生活習慣病は「万病の元」とも言えるもので、これを予防することで様々な病気から回避することができます。特に糖尿病は合併症も多く、放置すると命の危険性さえある病気です。

「腹八分目」「適度な運動」など実際に私達が取り組んでいる健康対策の大部分が糖尿病予防であり、その最大の目的こそが「肥満対策」なのです。

簡単に糖尿病をおさらいしてみよう

糖尿病は生活習慣病の代表とも言える病気で、「血液中の血糖値が下がらなく(下がりにくく)なる病気」です。

人間は食べ物を摂取することでエネルギーを得ています。簡単な仕組みを紹介しましょう。

  1. 食べ物を食べる
  2. 胃で消化分解する
  3. 糖として吸収
  4. 血液中に糖が増加して血糖が上昇する
  5. インスリンが分泌させる
  6. インスリンが分泌されることで糖が各細胞に吸収される
  7. 各細胞でエネルギーが生成させる
  8. 血液中の糖が減少して血糖が下がる

このように人間は食べ物を分解、吸収することで血液中に糖を増加させます。それを膵臓から分泌されるインスリンにより各細胞でエネルギーとして使用していたのです。

先ほど説明した通り、糖尿病は血糖が下がらなくなる病気です。なぜ下がらなくなるかと言いますと「細胞が糖を吸収できていない」のが理由と考えられます。

そしてその最大の原因こそが「インスリンの分泌異常」だったのです。要はインスリンが何らかの原因で正常に分泌されなくなり、各細胞が糖を吸収できなくなると言う訳なのです。

このように各細胞が糖を吸収できなくなると、身体はエネルギー不足に陥ってしまいます。まともに活動することもできずに、身体も痩せ細ってしまうでしょう。さらに合併症の問題も出てきます。

血液中に糖が増加した状態のままでは肥満だけではなく、

  • 高脂血症
  • 心筋梗塞
  • 脳梗塞
  • 細胞壊死

などの恐ろしい状況を作り出す原因になるかも知れないのです。

糖尿病と肥満の関係を探る

糖尿病の問題は一度発症すると、基本的には完治は難しいところです。インスリンを分泌する膵臓の器官に問題が生じたら、回復は難しく治療しても「緩やかな機能低下」を招いてしまうのです。

膵臓の機能低下の一番の原因は負荷にあると言われており、これが肥満の原因と大きな関係があるようです。

肥満とは身体に「皮下脂肪」「内臓脂肪」などの体内脂肪が蓄積している状態ですが、現在ではBMI(Body Mass Index)基準を使用してその判断を行っています。

この基準には異論もあるようですが、ある数値で肥満指数を出すことは健康対策においては大いに有意義な取り組みではないでしょうか?

どうして肥満の人がインスリンの分泌異常に陥りやすいのかと言いますと、肥満の原因は糖の蓄積である脂肪です。肥満になると言うことは、血液中にエネルギーとして使用する以上の余分な糖が慢性的に溢れている状態だと推測できます。

血液中に糖が溢れている状態が続くことは、膵臓を刺激してインスリンを分泌し続けなくてはなりません。そしてその負荷が一定年数続くことで、器官が疲弊してしまいインスリンの分泌異常を引き起こしてしまうのです。

簡単に言うと「肥満の人は膵臓を酷使して機能低下招く恐れが高い」ということです。

これらのことから肥満を予防することは「糖尿病のリスクを減らして健康を維持できる=医療費の削減になる」と言う図式が生まれたのですね。

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