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インスリン注射を持って楽しい海外旅行にトライ!注意点は?

毎日、しかも一日のうち数回、インスリン注射をしなくてはいけない人だって、海外旅行を楽しみたい!血糖管理がきちんとできている方はまだまだ、スポーツも山登りもやれます。ちょっと厄介なインスリン注射があるけれど、旅行だってみんなと同じように楽しめます。

主治医にインスリン注射のスケジュ-ル表を作ってもらいましょう

長時間乗ることになる飛行機、現地での生活、食事のパターンの変化があるため、インスリン注射を打つタイミングについて再考慮しなくてはいけません。

インスリン製剤の種類、投与回数は各人、違うので、主治医に旅行中の注射スケジュールを旅行日程にあわせて作ってもらう必要があります。

作ってもらう際、主治医が注射スケジュールを作りやすいように、旅行日程や、その国との時差などの資料を持参しましょう。

旅行中の具体的な4つの注意点

一つ目は、英文の患者手帳や診断書を持参しましょう。

二つ目は、気流の関係などで機内の食事の予定が遅れた場合を考え、軽い食事を持って飛行機に乗りましょう。

三つ目は、盗難や紛失を考えて、インスリン製剤は必ず2か所以上に分けて保管しましょう。

四つ目は、他国では日本とは違う種類のインスリン製剤が使われているので、現地で買い足すという考えは止めて、十分な量を持参しましょう。

低血糖を起こした場合に備えて・・・

これは国内においても起こりえることで、経口糖尿病薬を飲む患者さんにとっても大変重要なことです。只、経口薬の場合は飴、砂糖など糖分が沢山入った物を食べても低血糖が改善されない場合があります。

α-グルコシダーゼ阻害の経口糖尿病薬(ベイスン等)で起きた低血糖の場合、砂糖などではなく、単糖類のブドウ糖でなければ効果ありません。それは、でんぷん、砂糖などの多糖類は体内でブドウ糖に分解されてから吸収されるからです。

α-グルコシダーゼ阻害薬は多糖類から単糖類のブドウ糖に分解されるのを抑えて食後に血糖が上がり過ぎないようにします。ということは、この薬で低血糖が起きた場合、いくら砂糖を口に入れても、分解が抑えられて一向にブドウ糖が増えてきません。その結果、低血糖が改善されないのです。

低血糖を改善するには、砂糖などではなくブドウ糖を直接、体に入れるしかありません。ブドウ糖は処方された薬を調剤する薬局においてあります。錠剤と顆粒がありますので、好みに合わせてください。

万が一、低血糖になり、ブドウ糖を持参するのを忘れてしまったら???

さあどうしましょう。この場合は、炭酸飲料、スポーツドリンクで代用しましょう。

炭酸飲料、ジュースの缶に書いてある成分名をご覧ください。そこに、ブドウ糖とかグルコースとどちらかが書いてあります。書いてあるのを確認したら、取り敢えずそれを飲んでみましょう。軽い低血糖なら、対処できるはずです。

では、楽しい旅行、心からお祈りします。異国の地で沢山の思い出を作ってくださいね。

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