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落ち着きない、イライラ…発達障害の子供をかえる食事法や食べ物

親子の食事風景

「子供がいつも落ち着かなくて困っている」このような悩みを持っている親は大勢います。もともと「小さな子供に落ち着きを求めるのもどうだか…」と思いますが、それでも他の子供とつい比較してしまうのです。

しかし、小学校に入るとそうは言ってもいられなくなります。先生の指示に従わなかったり、勝手に教室をウロウロしてしまったりする子供もいるそうです。

このようなことが何回も続くと「落ち着きのない」では済まされずに、ある病気を疑われることになります。

「発達障害」、脳の機能障害であるこの病気は子供の頃から症状が表れることが多く、集団生活に馴染めない特性があります。発達障害は生まれつき脳に何らかの障害があることで発症すると考えられていました。

しかし近年では原因はそれだけでなく、後天的な原因の可能性が指摘されています。その後天的要因こそが「食事」なのです。

発達障害と食生活の関係とは?そして食事と犯罪との関係性とは…

厚生労働書が運営しているインターネットサイト「みんなのメンタルヘルス」では、発達障害を以下のように説明しています。

発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。

これを見てみると発達障害の原因は、あくまで生まれつきの障害であって後天的な要素は排除されています。つまり発達障害は生まれながらの障害であって、治らない病気だと考えられていたのです。

しかし、全ての発達障害が先天性の障害によるものなのでしょうか?近年、発達障害と食事の関係性に注目が集まっています。

発達障害にはいくつかの病気のタイプがある

発達障害には症状によっていくつかのタイプの病気に分類されています。発達障害に含まれる主な病気は以下の通りです。

  • 自閉症
  • アスペルガー症候群
  • 注意欠如・多動性障害(ADHD)
  • 学習障害
  • その他

これらの障害の特徴を簡単に説明します。

自閉症(自閉症スペクラム障害)

自閉症、アスペルガー症候群など広汎性発達障害が含まれており、対人関係やコミュニケーション能力に何らかの欠如が見られます。

数字などの一定のものに対しての興味や執着が強く、行動には強い拘りを見ることができます。

自閉症スペクラム障害では一見して健常者と見分けがつかないことも多く、自分でも認識していない人がいます。

「なんとなく他人がキライ」であったり、「グループ活動が苦手」であったりする人の中には、少なからず自閉症スペクラム障害の人が含まれているようです。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

小学校に入学するまでには表れる症状が注意欠如・多動性障害(ADHD)です。特徴は「多動性」であり、他の子供が整列していても自由にフラフラと集団行動を行うことができません。

さらに「衝動性」では先生の話を最後まで聞くことができません。途中で話の内容を想像してそれに答えてしまうのです。また順番を待つのも苦手で、人の邪魔をしてしまいます。

最後に「不注意」です。これは興味のあることには集中できるのですが、その他のことに関しては全く興味を持てません。勉強で大きな間違いをしたり、聞いてないので約束などを忘れたりしてしまいます。

学習障害

自閉症の中には知能の低下が見られない人も多く、アスペルガー症候群の中には反対に知能指数が高い人が少なくありません。しかし、発達障害の中の学習障害では一定の能力に問題がでてきます。

特に「読む」「書く」「数字の計算」に対して難しい状況となり、学習をすすめる上で大きな障害となります。

男性よりも女性に多く発症する発達障害と考えられています。

発達障害は脳のアレルギーが原因との指摘が!

発達障害はあくまで脳の発達の障害であって、先天的な問題がその原因とされていました。医師から「貴方の子供は発達障害です」と診断されたら、治療よりも「特別学習」「行動トレーニング」などを勧められていたのです。

しかしこれは親にとってとてもつらい選択と言わざるを得ない状況でした。しかし現在の医学で発達障害を完治させることは難しく、治療といってもその方法が見つからなかったのです。

事実、発達障害を起こすDNAの調査さえも研究レベルであり、完全には特定されていません。実際の治療を行うことは現実的に難しいのです。

しかし、あるアメリカの母親によって書かれた本によって発達障害(自閉症)と診断された子供の中には、「脳のアレルギーによる原因が含まれているのではないか?」との疑問が提起されたのです。

これはどのような内容だったのでしょうか?

食事で自閉症が改善した記録の一部を紹介

アメリカの主婦キャリン・セルーシさんが書いた「食事療法で自閉症が完治!!母の命がけの取り組みで奇跡が起きた真実の物語」では、自閉症と診断された息子との長い戦いの記録が書かれています。

キャリンの息子マイルスは生まれた時から、気難しくよく泣いていたそうです。特にミルクを飲むと多くを吐き、大変な育児」だったそうです。

1歳になり母乳からミルクに変更したあたりから少しの変化が見られたそうです。中耳炎や発疹などが発症するようになり、表情も暗くなってきます。

それで覚えた動作(バイバイ)や簡単な単語も忘れてしまったようで、何も話せなくなってしまいました。

「何かがおかしい!」と感じたキャサリンは色々な病院で相談するのですが、なかなか取り合ってもらえませんでした。そして発達障害である「自閉症」と診断されてしまったのです。

しかし納得の行かないキャリンは自分で様々な文献を読み漁り、牛乳アレルギーで発達障害のような症状が出る可能性を見つけ出しました。

そしてマイルスが20ヶ月になった時点から一切の乳製品を与えないようにしたのです。ミルクを「豆乳」「米乳」に変えることはリスクもあったのですが、マイルスは素直に受け付けたそうです。

そして数日後には驚くべき変化をマイルスは見せてくれました。なんと…号泣することも減り、笑い声や一人で遊ぶこともできるようになったのです。

この変化を見たキャリンと夫は、マイルスから一切の乳製品(チーズ、バター、ヨーグルト)などを完全除去(排除)することを決めたのです。

マイルスの変化に驚きを隠せない医師もいましたが、中には「偶然ですよ」みたいな反応もあったそうです。しかし最終的には全ての医師がこの効果を認めざるを得なかったそうです。

キャリンはアレルギーの専門医と相談して、マイルスのアレルギー状態を細かく確認しようとしました。その結果彼のアレルギーは一般的に炎症を起こすアレルギーでなく、免疫系に何らかの影響を与えるタイプのアレルギーだと解ったのです。

このタイプのアレルギーでは「うつ病」「多動性」などの症状が出ることがあり、これは脳に何らかの影響を与えていると想定されています。

マイルスは牛乳以外にも様々なアレルギーを持っているそうですが、牛乳を飲むことが彼の発達を阻害して自閉症の症状を引き起こしていたのですね。

つまり、脳にアレルギー症状が出ることで「表情」「言語」「集中」などの機能に悪影響が出ていたのです。

食事によって犯罪が生まれる?

日本では発達障害は「生まれつきの脳の異常」であって、後天的な原因は基本的に考えられていませんでした。しかし近年ではキャリンの例によってそれだけではないことが指摘されるようになっています。

次に紹介したいのは、「食事と犯罪」についての関係性です。

米国生物社会研究所所長のアレキサンダー・G・シャウス博士の説では、食事と犯罪についての関係性が説明されています。

これは一定の栄養が不足することで、脳機能が乱れ「攻撃的」「落ち着かない」「騒ぎ出す」などの特徴が説明されています。

つまり、栄養の偏たりにより「注意欠如・多動性障害」に似た症状を引き起こすことがあると言うのです。

ある少年の例では一定の食べ物を食べることで、興奮したり行動を制御できなくなったりします。また別の食べ物では恐怖心を覚え、パニック行動を取るようになったと言います。

彼はそれまでは学校の問題児で、傷害事件なども起こしていましたが、それらの食べ物を排除することで、模範的な大人しい生徒に戻り学校生活を送れたそうです。

博士の説ではジャンクフードに代表される成分の中に、脳を刺激する成分が入っている可能性を指摘しています。また栄養が偏ることで脳に悪影響を与えることも同じです。

アメリカでは犯罪率の増加の原因が、食べ物にあり特に「ジャンクフード」と呼ばれる食べ物については物議を醸し出していました。

科学的な説明については完全にできていませんが、博士の研究も食べ物と発達障害を関連付ける鍵になるかもしれませんね。

食事で自閉症が改善するなんて当初は医者も信じられなかったそうです。脳にもアレルギー反応があったのですね。

どのような食べ物が発達障害の原因になるのか

キャリンの例では牛乳がマイルスを発達障害にする第一要因だったと考えられます。しかし牛乳は誰もが飲む栄養食品であり、一般的には栄養豊富な優れた食品の一つだと思います。

それではどのような食品に私たちは注意しなくてはいけないのでしょうか?

人工的な食品添加物には要注意、という報告

アメリカでは発達障害の子供の増加と共に、食べ物との関係性を研究してきました。その結果、面白いことが判明したそうです。

皆さんは「アーミッシュ」の人々をご存知でしょうか。そう馬車に乗って黒い帽子をかぶっている人々で、昔ながらの生活を守って暮らしています。食べ物も自分たちで作り、工場生産された食品は口にしません。

そしてアーミッシュの人々には発達障害を起こす子供が見当たらないそうなのです。この原因を考えてみるとまず思い当たるのが「食品添加物」です。

私達が食べている食品には様々な理由で化学薬品が含まれています。「防腐剤」「凝固剤」「安定剤」…数え上げるときりがない位の添加物が含まれていたのです。

もちろん国の基準が定められており、安全性は確保されているはずです。しかしそれは大人の話であって、小さな子供ではどうなるのでしょうか?また妊婦さんが食べて胎児に与える影響はないのでしょうか?…

それでは日本で日常的に使用されている一般的な食品添加物を以下に紹介します。

  • 合成着色料
  • 酸化防止剤
  • 発色剤
  • 漂白剤
  • たんぱく質分解剤
  • 乳化剤
  • 保存料
  • その他

国は安全基準を設けてこのような食品添加物を規制していますが、その基準は我々にとって正しいものなのかを知ることはできません。また大人と子供、幼児の区別も曖昧で、これでは量の規制にはならない危険性もあります。

つまり、クッキーに添加物が含まれているとします。大人が3枚食べるのと、子供が3枚食べるのとでは身体にかかる負担に違いがあるはずです。しかし、「子供は○枚まで」と書かれたお菓子を見たことがありません。

もし食品添加物の安全基準が大人で作られているのであれば、子供にとっては大きな負担になり脳に影響を与える可能性は否定できません。更にそれが発達障害を引き起こす原因になることもあるのです。

アーミッシュの人々は食品添加物を一切口にしないことで、子孫である子供達を発達障害から守っていたのかもしれませんね。

スコットランドが遺伝子組換え作物を禁止していた

スコットランドが遺伝子組換え作物の栽培を禁止する意向を示しています。これは一部の環境団体の活動により、「遺伝子組換え作物が健康にとって害のあるもの」と主張することに呼応した政策ですが、賛否が巻き起こっています。

反対派は「危険」と叫び、生産者は「安全」と言います。この論争は世界を巻き込んでこれからも続いていくのではないでしょうか?

私は遺伝子組換え作物に対して、極度の否定も肯定もおこないません。それはどちらにしても十分な研究がなされていないことがその理由です。

遺伝子組換えと言っても「トウモロコシ」もあれば「大豆」もあります。また「小麦」「大麦」などもあるでしょう。一つが安全だからと言って、全てを論じることは無意味なことで、一つ一つを注意深く見る必要があるのではないでしょうか?

しかし、比較的歴史の少ない遺伝子組換作物には、危険性が隠れている危険性も十分考えられます。

一説には「アメリカの発達障害の増加と、遺伝子組換作物の普及が同じ時期に始まっている」と指摘している団体もあります。これが事実でれば遺伝子組換作物は発達障害にとって危険な食べ物となるでしょう。

私の意見としては、極度に恐れる必要もありませんが、子供や妊婦さんは極力遺伝子組換え食品を避けた方が賢明だと思います。遺伝子組換え作物を使用した食品は、原材料の欄に記載がありますので、確認するようにしましょう。

砂糖のとり過ぎには注意しなくてはいけない

脳のエネルギーはブドウ糖であり、それは砂糖を代表する糖類から摂取することになります。

血液中に入った糖(ブドウ糖)は、インスリンの分泌により脳や身体中の細胞に吸収されてエネルギーに変換されます。つまりブドウ糖は人間を動かすためのエネルギーであり、それは脳においても同じことが言えるのです。

発達障害の患者は低血糖になることが多いそうです。低血糖とは血液中に含まれブドウ糖の量が少ない状態で、車で表現すると「ガス欠」の状態ですね。

こうなると力が入らないだけではなく、脳機能も低下してしまうことが考えられます。脳は他の臓器と比較して多くの栄養を消費しますので、ブドウ糖の減少は脳細胞を萎縮させて機能低下を起こしてしまうのです。

このように恐ろしい状況を引き起こす低血糖ですが、これは糖質を食べないから起こると思いがちですが、食べ過ぎによっても起こる症状だと理解して下さい。

つまり日常的に沢山の糖類(砂糖など)を食べていると、血糖値を急激に上昇させる要因になります。血糖値の急上昇はインスリンを過剰に分泌することになり、それによって血液内のブドウ糖が全て吸収されてしまい低血糖になるのです。

特に発達障害の人の中には、糖質の吸収が早い人が多く、急激な高血糖を生じやすい状況にあります。そうなると直ぐに低血糖を引き起こしてしまい、脳に栄養が回らなくなってしまうのです。

子供に甘い物を慢性的に与えることは、脳にとって障害となる可能性があったのです。

DHAの働きを阻害するトランス脂肪酸

皆さんは「DHA」と呼ばれる成分を聞いたことがあると思います。DHAは青魚に含まれる油の成分で、血液をサラサラにする効果でサプリメントでも人気の商品です。

実はDHAは血液をサラサラにするだけでなく、脳を活性化させるには必要不可欠な成分で、少なくなると脳の成長にも悪影響を与えてしまうのです。特に幼児期にはDHAが不足することで、脳の成長が阻害されて発達障害の原因になる可能性もあります。

このDHAの働きを阻害するのが「トランス脂肪酸」です。海外では食品としての使用を禁止している国も出てきているトランス脂肪酸は、マーガリンや菓子パンなどに普通に含まれている油脂成分です。

一時は「プラスチック油」として話題になりましたが、血液をドロドロにして高脂血症や動脈硬化を発症させると考えられています。

トランス脂肪酸はDHAの作用を阻害して脳の成長に悪影響を及ぼすと考えらえており、それが発達障害を発症させる原因になるようです。

本来脂肪酸は細胞を形成したり、神経伝達物質の材料だったりしますが、トランス脂肪酸が過剰な状態ではこれらが不完全なものになってしまいます。

そうなると脳の神経伝達が上手く働かなくなることも、発達障害の原因だと考えらえているのです。

トランス脂肪酸を多く含む食品を以下に紹介します。

【トランス脂肪酸を多く含む食品】

  • マーガリン
  • ショートニング
  • ポテトフライの油
  • ハンバーガーで使用する油
  • 菓子パン
  • ケーキのスポンジ
  • マヨネーズ
  • ガムシロップ
  • カレーの市販ルー
  • シチューの市販ルー
  • 冷凍食品
  • レトルト食品
  • その他

特に注意したいのは子供が大好きなファストフードのフライドポテトです。調理に使用されている油は酸化を防ぐために、大量のトランス脂肪酸を使用していると考えられているので、大量に食べさせることは危険な行為だと認識しましょう。

食品メーカ記載の原材料表示を見て「食用加工油脂」「食用精製加工油脂」などと記載があれば、トランス脂肪酸の可能性が高いので、そのような商品は注意が必要です。

遺伝子組換え食品は登場して間がありません。数十年経過して始めて評価ができるのかもしれません。

発達障害を改善するカギとなるか?注目されているGFCF食事療法

発達障害には食生活が関係している可能性が高まることで、注目されている食事療法があります。それがアメリカで行われている「GFCF食事療法」です。

2つのタンパク質を除去する食事療法がGFCF食事療法

GFCFとは「グルテンフリー(グルテン除去)カゼインフリー(カゼイン除去)」の意味で、グルテンとカゼインの2つのタンパク質を食事から完全に除去する食事法になります。

グルテンとカゼインが含まれる食品を紹介します。

【グルテン】

  • 小麦
  • 大麦
  • ライ麦
  • パンなど小麦加工製品
【カゼイン】

  • 牛乳
  • チーズ、ヨーグルトなど乳製品

GFCF食事療法はグルテンやカゼインに対するアレルギーを防止することで、脳の発育に悪影響を与えないことを目的とした治療法です。前述したマイルスと同様に発達障害を発症する子供の多くにアレルギー疾患が見られます。

そしてその多くが小麦や牛乳に対してもアレルギー反応を示していたのです。そこで麦に含まれるグルテンと牛乳に含まれるカゼインを完全に除去することで、脳の発育を促進させて発達障害を改善させるのですね。

アメリカでは発達障害の中でも注意欠如・多動性障害(ADHD)に対して有効と考えられており、多くの人が実践しているそうです。

また予防効果を期待して発達障害を発症していない子供に対しても、GFCF食事療法を実践している家庭も珍しくありません。

「小麦とミルクを飲まなければいいのでしょう?」と簡単に考える人も多いと思いますが、現代日本で小麦製品と乳製品を完全に除去するのは大変に難しいことです。

グルテンでは

  • パン
  • パスタ
  • ラーメン
  • うどん
  • クッキー
  • クラッカー
  • ケーキ

など、カゼインでは

  • ヨーグルト
  • バター
  • チーズ
  • アイスクリーム
  • 缶コーヒー

など全てが食べられなくなってしまいます。

ちょっと列記しただけで誰もが大好きな食品ばっかりですよね。これらが食べられなくなるのですから、大変な苦労と覚悟が必要になります。

グルテンやカゼインを食べた後の状態に注視して

よく知られているアレルギー反応は即時型のもので、アレルゲンを食べたら直ぐに湿疹などのアレルギー反応を引き起こします。酷いケースでは呼吸困難で命の危険性が出ることもあります。

しかしアレルギー反応は「即時型」だけではなく、一見して無反応に見える「遅延型」のアレルギー反応があります。

即時型のアレルギーと違い遅延型では、症状が数時間~数日後に表れることがあります。つまり、症状が表れるのが遅いことで、何が原因なのかが判断し辛い状況になってしまうのです。

そしてこの遅延型アレルギーが発達障害と関係していると考えらえており、一般的な即時型アレルギー検査で問題がなくても安心することはできません。

そこで注意したいのが小麦製品や乳製品を食べた後の行動です。食べた後の数時間に以下のような行動がないかをチェックしてみましょう。

  • 食べた後にソワソワして落ち着きがない
  • 機嫌が悪く幼児であればクズったり泣いたりする
  • テンションが高く寄生をあげる
  • 下痢を起こす
  • 便秘を起こす
  • 元気がなくぼんやりしている
  • 幼児では覚えたことを忘れてしまう
  • 感情が薄くなる
  • その他

このような動作が見られる場合は遅延型アレルギーが脳に悪影響を及ぼしている可能性がありますので、専門医へ相談するようにして下さい。

GFCF食事療法には懐疑的な意見もあることを覚えておこう

アメリカのロチェスター大学が発表した論文では「GFCF食事療法で発達障害の緩和にはならない」との研究結果を発表しています。この研究では22名の自閉症の患者に対して、GFCF食事療法を行って経過を観察しています。

また比較として一定数にはプラシーボ(ニセのGFCF食事療法)を混ぜていました。研究の結果は残念ながらGFCF食事療法の効果は認められず、GFCF食事療法群と非GFCF食事療法の間に大きな差は見つからなかったのです。

GFCF食事療法には懐疑的な意見も多く、中には「宗教じみた治療法」とまで言い切る専門家もいます。

しかし、今回の研究では発達障害患者のアレルギーの有無までは確認されていません。つまりアレルギーによる発達障害であれば、研究結果にも違いが出る可能性が高いと指摘することもできます。

GFCF食事療法では医師によっても見解が分かれており、日本では一般的な治療法とは言えません。懐疑的な意見もあることを肝に命じて、検討することが必要ではないでしょうか?

インターネットでもGFCF食事療法は賛否両論です。しかしアレルギー反応を抑える意味でのGFCF食事療法は有効ではないでしょうか?

発達障害を改善させる可能性がある4つの栄養

発達障害を発症させないために避けるべき商品があると共に、摂取した方がよい栄養素もあります。代表的なものを紹介しましょう。

葉酸不足が脳に悪影響を与えている

妊娠中に葉酸が不足すると、胎児に悪影響があることは有名ですが、発達障害の原因になることが近年解明されています。また妊娠中に葉酸を積極的に摂取していると、発達障害リスクが半減すると言われています。

これは葉酸が胎児の細胞分裂を促し、脳の神経を発達させることが理由とされており、これが発達障害の予防に効果があるようです。

また発達障害を発症した幼児を検査すると、葉酸が足りていないことも珍しくありません。妊娠時だけでなく幼児期においても葉酸をしっかり摂取するようにしましょう。

【葉酸が豊富な食品】

  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • レバー
  • 枝豆
  • 春菊
  • その他

オメガ3脂肪酸で脳神経を活性化させる

DHAやEPAで有名な「オメガ3脂肪酸」は、脳神経を活性化させるために重要な働きを行います。オメガ3脂肪酸は青魚に多く含まれており、「サンマ」「イワシ」などを日常的に食べることで摂取することが可能です。

オメガ3脂肪酸が少なくなると、神経細胞膜の柔軟性がなくなることで、脳機能が低下してしまう恐れがあります。この状況は発達障害だけではなく、「うつ病」などの精神疾患の原因になるようです。

ある研究では「オメガ3脂肪酸が少ない子供は感情コントロールが乏しい」との報告がされており、オメガ3脂肪酸が脳の感情面に影響を与えていることが解ります。

魚が苦手な場合はサプリメントでも摂取可能なので、不足しないように注意しましょう。

マグネシウムが不足するとイライラする

栄養素の中の必須ミネラルである「マグネシウム」は、脳内の神経伝達やタンパク質の合成に必要な栄養素です。

マグネシウムは「天然の精神安定剤」とも呼ばれており、不足するとイライラしたり不安を感じてしまったりしてしまいます。また攻撃的になることもあり、対人関係に悪い影響を与えてしまいます。

発達障害の子供を検査するとマグネシウムが不足していることが多く、補完することで症状が緩和することがあります。

【マグネシウムが豊富な商品】

  • 大豆食品
  • ひじき
  • アーモンド
  • ひまわりの種
  • ごま
  • 玄米
  • するめ
  • その他

必須ミネラルの中でも亜鉛やマグネシウムは、不足しがちな栄養素なので、意識して摂取するようにしましょう。

腸内フローラを乱さないようにする

人間の腸には数百種類もの細菌が生息しており、それが「お花畑」に見えることから「腸内フローラ」と名付けられました。

細菌には「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類があり、バランスを保つことで腸内環境を整えているのです。しかし発達障害の子供の腸を調べて見ると、悪玉菌が優勢であり腸内バランスが崩れていることが多いことが解っています

つまり善玉菌が少ないことで、腸内の環境が悪化しており、栄養の吸収に問題が起きていたのです。

栄養の吸収に問題があると脳に必要なエネルギーを送れなくなることから、発達障害が発症するリスクが高まります。また近年では腸が「第二の脳」と考えられており、免疫機能をコントロールしていることも判明しています。

乳酸菌を始めとするプロバイオティクス食品を積極的に食べて、腸内フローラを乱さないように注意しましょう。

プロバイオティクス食品

プロバイオティクスとは人間の健康に効果のある微生物(善玉菌)やそれを含む食品のことで、「ヨーグルト」「発酵食品(納豆など)」「ドリンク」などを指します。(乳酸菌、ビフィズス菌など)

腸は免疫作用の一部をコントロールしています。が弱まればアレルギー体質になりやすいと考えられています。

人間は食べ物を食べて生きていることを再認識すべき

病気の中には「先天性」や「後天性」のものがあります。先天性とは生まれつきの障害で、後天性は生まれてからの原因による病気です。

発達障害の多くは先天性の病気で、遺伝性の脳疾患と考えられていました。しかし、今回紹介したように全てがそうではない可能性があります。

特に発達障害の原因が脳のアレルギーである場合は、食事を変えることで改善させることも夢ではありません。

人間は食べ物を食べることで命を保つことができ、何よりも食べ物が身体に大きな影響を与えているのは事実だと思います。全ての病気に言えることかもしれませんが、もう一度食べ物と食生活について考えてみてはいかがでしょうか?

私たちは食べものによって生かされているのですから…

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