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顔のできもので死ぬ!?めんちょうの原因と悪化を防ぐ治し方

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顔にできる吹き出物の中でも、とくに注意が必要なのが”めんちょう”です。

めんちょうは見た目が悪いだけでなく、症状が悪化すると脳や神経に細菌が感染し、脳炎や髄膜炎など重篤な病気を引き起こすこともあります。

めんちょうをたかが皮膚病と軽く考えてはいけません。めんちょうができたときの正しい対処法をご紹介します。

めんちょうって何?吹き出物との危険な違い

めんちょう(めんちょ)は顔にできる吹き出物の一種で、ちょうど手のひらで目頭から鼻、口を覆った範囲の中にできる吹き出物のことをとくに”めんちょう”といいます。

mencho prone location

めんちょうをほかの吹き出物と区別して呼ぶのは、その部分にできる吹き出物は、ほかの部分にできる吹き出物とは異なり、とくに危険な性質を持っているからです。

命にも関わるめんちょう!めんちょうが危険な理由

めんちょうができる部分には、目頭から鼻の周辺の深い部分に副鼻空という大きな空洞があり、顔面神経や三叉神経など大きな神経が脳へとつながっています。

そのため、この部分に吹き出物などの炎症が起こると細菌が脳や脊髄などに入り込む危険が高くなるのです。

mencho prone paranasal sinuses

また、めんちょうは化膿しやすく治りにくいため、めんちょうの細菌が脳炎や髄膜炎など重篤な病気を引き起こす場合もあるので適切に治療しなければいけません。

根本的には心身のバランスが乱れると発症する!めんちょうが起こる原因

めんちょうが起こる直接の原因は、顔の表面についている黄色ブドウ球菌などの細菌が、毛穴や汗腺に入り込み炎症を起こすことにあります。

さらに、めんちょうは吹き出物の一種ですが、吹き出物は過度のストレスや睡眠不足、栄養の偏りなどによってホルモンバランスや免疫力が低下することで、めんちょうができやすくなります。

また、女性の場合は月経に伴いホルモンバランスが変化しやすいため、吹き出物やめんちょうができやすいといえます。

二十歳過ぎたら吹き出物!?ニキビと吹き出物の違いとは?

ニキビは主に思春期にホルモン分泌がさかんになり、顔の表面に過剰な皮脂が分泌されることによって起こる発疹や炎症のことをいいます。

広い意味でとらえれば、ニキビも吹き出物の一種といえなくはありませんが、思春期に皮脂が多く分泌されることが原因なので、大人の吹き出物とは原因や特徴が異なります。そのためニキビと吹き出物は区別して呼ぶようになっています。

また、ニキビには肌の表面にあるアクネ菌が原因といわれることが多いのですが、アクネ菌は肌の常在菌で、本来は悪い菌ではありません。

皮脂の過剰な分泌によって毛穴などに閉じ込められたアクネ菌が酸化し性質を変えるため、炎症を起こす雑菌に変化するのです。つまり、ニキビの根本原因は皮脂にあるのです。

アダルトニキビと吹き出物はどう違う?

最近、アダルトニキビという言葉が使われることがありますが、専門的にはアダルトニキビという症状はなく、アダルトニキビは要するに吹き出物のことです。ニキビができる年齢でもなく吹き出物というのも少し格好が悪いので、化粧品会社が作った造語です。

そのため、アダルトニキビはニキビではなく吹き出物であると考えた上で治療を行う必要があるので注意しなければいけません。

めんちょうができたらどうする?めんちょうの正しい5つの対処法

めんちょうは青年期のニキビや湿疹とは異なる細菌による皮膚感染症です。めんちょうができたときには、できるだけ早く正しい対処をして患部が悪化しないようにする必要があります。

1.患部を刺激しないこと!洗顔は真水でやさしく洗顔フォームは使わない

めんちょうができたときは、まずきれいな水で顔の表面をやさしく洗います。石鹸や洗顔フォームなどは患部に刺激を与えてしまうため使用せず、必ず真水を使い、顔の表面の汚れをやさしく落とす程度に洗顔します。

水をバシャバシャと顔にぶつけるようにかける人もいますが、患部を刺激してしまうのでやさしく洗うようにして下さい。

また、水そのものにも塩素やトリハロメタンなどの刺激物が含まれていますので、過剰に洗顔しすぎないように気をつけます。

冬場であれば、冷たい水で顔を洗うと患部への刺激が強くなるので、できるだけぬるま湯で洗顔するようにしましょう。

2.抗生物質の入った皮膚病薬を塗布する

めんちょうは赤色丘疹といって赤いポツポツが盛り上がったような状態から症状が始まります。その時点でブドウ球菌などの細菌がすでに毛穴の中に入り込み炎症を起こしはじめています。

そのため、抗生物質(抗菌剤)の成分が入った皮膚病の治療薬をできるだけ早く塗布し、細菌を死滅させる必要があります。

めんちょうはキズではありませんから、一般的なキズ薬をつけるよりも抗菌作用の強い薬剤が入った皮膚病薬のほうが治療効果が高くなります。

また、湿疹と勘違いしてステロイド剤を塗るのは、確実に患部を悪化させてしますので、ステロイド剤は決して使わないようにして下さい。

3.化粧はできるだけしない!メイクで隠そうとするほど症状が悪化する

めんちょうができてしまった場合、化粧やメイクはできるだけ控えましょう。化粧水や美容液、ファンデーションには殺菌作用はありません。めんちょうができた部分は、できるだけ化粧品がつかないようにして、患部を刺激しないことが第一です。

また、めんちょうの部分を小手先のメイクで隠そうとするのも良くありません。細菌の感染が悪化するだけでなく、細菌が他の部分にも広がることもあります。

4.絶対に手で触らない!マスクや絆創膏で患部を保護

顔にめんちょうや吹き出物ができると、気になってつい触ってしまう場合があります。無意識的に触ってしまう場合もあるでしょう。

ご承知のとおり、手は日常の様々なものに触れているため、多くの雑菌がついています。目には見えませんが、その雑菌がめんちょうに感染すれば、さらに菌が増殖し悪化の一途をたどることになります。

そこで、めんちょうができている間はマスクをして顔に手が触れないように工夫したり、絆創膏を貼ったりして、無意識でも手が患部に触れることがないようにしましょう。

最近、ハイドロコロイドという新しい素材の絆創膏も市販されていて、顔に貼っても目立たないという理由で使用する人が増えていますが、このタイプの絆創膏は患部に炎症や化膿がある場合は使えません。

めんちょうの場合は、一般的なすり傷や切り傷とは異なり、患部に細菌が繁殖し炎症や化膿を起こしているので、ハイドロコロイド絆創膏を使うと雑菌を死滅させることができず症状が悪化してしまう場合が多いのです。

また、ハイドロコロイド型絆創膏は、患部に薬剤を塗布した上からは貼ってはいけないことになっています。使用方法が従来の絆創膏とは異なるので注意して下さい。

5.便秘はめんちょうのシグナル!便秘を解消すればめんちょうは治る!

めんちょうができやすい人は便秘にもなりやすいといわれています。それは、便秘が起こる原因とめんちょうが起こる原因に共通点が多いからです。

便秘は、栄養の偏りや睡眠不足、ストレスやホルモンバランスなど心身のバランスが乱れたときに起こりやすくなります。これは、めんちょうが起こりやすい状況と一致しています。

実際に、めんちょうが起こりやすい人は、便秘がちな人が多く、めんちょうができてしまった人は便秘になっていることが多いのです。

つまり、便秘はめんちょうが起こるシグナルになっていて、便秘の予防や解消に努めることが、めんちょうの治療にも効果が高いと考えられます。

そこで、便秘の解消法と同じように、次にあげることを1つでも多く実践しましょう。

  • できるだけ多くの食物繊維を摂る
  • 食事で摂る余分な脂質を減らし栄養バランスを整える
  • 日常で感じるストレスを軽減する
  • 睡眠時間を多くするとともに睡眠の質を高める
  • できるだけ体を動かし運動量を増やす

こうした項目をできるだけ多く実践することで、自律神経、内分泌(ホルモンバランス)、免疫力の3つの働きを整えることができ、結果として、めんちょうの治りが早まるのです。もちろん、めんちょうの再発予防にもつながります。

そのほかにも、カレーや香辛料の多い料理、アルコールやコーヒーなど刺激の強い飲食物を控えることや、タバコを吸わないなど免疫力を低下させる生活習慣にも気をつけましょう。

めんちょうができるということは、心身のバランスが崩れている証拠でもあります。

適切な対処に加えて、生活全般に無理がないか見直すことも大切ですよ。

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