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うつ病を治療する薬物療法で副作用が!妊娠できないんですか?

ストレスの多い今の時代に生きていますと、うつ病というのは誰でもが発症する可能性があるわけです。しかし、とりわけ多いのは、職場では中間管理職と呼ばれる立場の人たちだったりします。その一方で、実は若い女性の発症例も多いのであります。

仮に若い女性が、うつ病を発症して薬物療法が始まったとします。短期間の治療で回復してしまえば問題ないのですが、治療期間が長期にわたってしまいますと、薬の副作用の問題が出てまいります。

もし女性の患者さんが、将来的に妊娠できないかもしれないという情報に接してしまったら、どうしたら良いのでしょうか?

あくまでも、うつ病と薬物療法に関わる問題です

今回ここで取り上げているのは、上記でも述べておりますように、うつ病治療における薬物療法中の女性が、将来的に妊娠できなくなるかもしれないという情報に接した時のお話です。不妊治療の方が、うつ病を発症したケースを想定しているお話は出てまいりませんので、あらかじめご了承ください。

うつ病治療の薬物療法

うつ病治療の基本は薬物療法です。最近のうつ病に使われる薬は、副作用が少ないと言われております。処方する医師も、ほとんど副作用がありませんと言うのですが、実際は、抗うつ薬の副作用で悩まされることは少なくありません

うつ病も、治療の開始が早ければ、その分回復も早いわけですから、副作用もそれほど大きな問題になることはないでしょう。ところが、治療期間が長期に渡ってしまう場合があります。

うつ病の治療期間が長期化するとどうなりますか?

うつ病の治療期間が長期化すると、どうなってしまうのでしょうか?仮に副作用の少ない薬であったとしても、長期間にわたって同じ薬の服用を続けた場合、人間の体に影響がないわけがありません。

そのために、良い主治医であれば、なるべく同じ薬が長期化しないように工夫をしてくれるのですが、あまり質のよろしくない心療内科クリニックなどは、多くの種類の薬をたくさん処方するところもあります。それこそ、看板だけ心療内科で、医師は別の専門医だったりすることがありますからね。

工夫しても同じ薬が続くこともあります

うつ病治療に使われる薬に対する反応は、患者さんごとに大きく異なってまいります。違いが大きいために、患者の反応を見ながら主治医が薬の調整するわけですが、どうしても患者と合う薬が限られてしまうこともあります。

そうすると、うつ病の症状を改善するためには、同じ薬の服用を続けざるを得なくなる場合もあります。同じ薬の服用の長期化ですね。

精神的に不安定なうつ病患者

うつ病の患者さんというのは、皆さんもご存知の通り、精神的には非常に不安定な状態にあります。言ってみれば、ネガティブ思考の塊みたいなものですね。

そんな精神状態にある時に、うつ病の女性患者さんが、薬物療法の長期化は妊娠できなくなる可能性を指摘する情報に接してしまったら、パニックに近い反応を示してしまう方もいらっしゃいます。

うつ病の薬物療法を続けていたら、不妊症になって妊娠できなくなってしまう。将来的に子供を産むことができなくなってしまう。こんな考えに囚われてしまうこともあるのです。

カウンセリング療法によって不安を取り除く

ある偏った考え方を修正するためには、カウンセリング治療が効果を発揮します。ただ、不妊の恐怖に怯える女性の患者さんに対して、その不安要素を取り除くためには、産婦人科での不妊検査が必要になってしまいます。

ここでは、産婦人科での不妊検査で問題がなかったという前提でのお話を続けていきたいと思います。検査結果で問題ありの方は、心療内科での治療ではなく、産婦人科での不妊治療ということになってしまいますからね。

不妊の噂話にこだわる“うつ病患者”さん

一度『妊娠できないかもしれない』という考えに取り憑かれてしまった、うつ病の患者さんというのは、その考え方に固執してしまいます。いくら産婦人科で問題ありませんよと言われても、納得しないんですね。

こんな偏った考え方に固執している、うつ病患者の考え方を修正できるのは、技量のあるカウンセラーの存在です。カウンセラーに不安要素を取り除いてもらいましょう。

技量のあるカウンセラーは、患者と会話することで深層心理にまで入り込みます。そして、不安の発端となった考えに対してゆっくりと、しかし着実に修正を加えた上で、本人が正解にたどり着くことができるように導いてくれるのです。

自律神経の乱れが原因のうつ病

薬物療法の副作用ではありませんが、うつ病が治らないと妊娠できない可能性を否定することはできません。そもそも、うつ病の原因は自律神経の乱れにあります。ところが、不妊症の原因の一つにも自律神経の乱れがあるんですね。

妊娠を望むのであれば、リハビリをしっかり行って、できるだけ早く治すべきなんです。そもそも、うつ病という病気を抱えたままでは、子育ても大変なことになってしまいます。

薬を減らす努力をしましょう

妊娠できないかもしれないという、ご自身の懸念に対して、カウンセリング治療によって取り除くことができたとしても、うつ病の薬物療法がそのままでは、それこそ元の木阿弥になってしまいます。

ご自身で、薬を減らす努力をするべきでしょう。もちろん、主治医と相談しながら行うのは当然のことであります。ここでは、自分でできる薬を減らす方法をご説明してまいりたいと思います。

セロトニンの量を増やす方法

そもそも、うつ病の大きな原因となっている自律神経の乱れは、セロトニンの分泌不足が大きく関わっております。セロトニンは、神経細胞から他の神経細胞へと移動することで、情報を伝達する役割を担っています。

ただ、一度放出されたセロトニンが使われずに余ってしまうと、放出元に戻ってしまう性質があるんですね。この時、戻ることができないようにブロックする薬が、抗うつ薬なのであります。

戻ることができないセロトニンは、脳の中で増えていくことになります。これによって、うつ病の症状を改善しようとしているんですね。ところが抗うつ薬は、セロトニンの分泌そのものを促進してくれるわけではありません。

セロトニンの分泌を活性化させましょう

薬に頼ることなく、セロトニンの分泌を増やす方法があります。セロトニンの分泌を活性化させるためには、いくつかの方法があるのですが、それは下記のような方法が考えられます。

  • 食生活の見直し
  • 癒しの効果を利用する
  • 筋力トレーニング
  • 有酸素運動

それでは、個々にみていくことにしましょう。

食生活の見直しでセロトニンの分泌を増やしましょう

脳内神経伝達物質であるセロトニンは、トリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸から生成されております。さらに言えば、トリプトファンは良質のタンパク質に豊富に含まれているんですね。

ということは、セロトニンの分泌量を増やすためには、良質なタンパク質を意識して摂取すると効果を期待できることになりますね。良質なタンパク質を含む食べ物といいますと、下記のようなものを上げることができます。

  • 肉類
  • 乳製品
  • 魚介類
  • 大豆製品

ただし、食生活というのは栄養のバランスが非常に大切です。例えば、良質な肉類だけ食べていれば良いというお話ではありません。栄養バランスのとれた食生活が大切なのです。

また、含まれている量は少ないにしても、炭水化物にもトリプトファンは含まれておりますので、主食も食べるように心がけましょう。もちろん、ドカ食いしましょうと言っているわけではありませんからね。少量でも主食は抜かないほうが良いですよ、というお話です。

癒しを感じる時、セロトニン神経が活性化されます

人は、何かしらに癒しを感じる時、癒しのホルモンなどと称されるオキシトシンというホルモンが分泌されます。そして分泌されたオキシトシンは、セロトニン神経を刺激することになるんですね。

玉突きではありませんが、刺激を受けたセロトニン神経は、セロトニンの分泌を増やすことになるのです。実は、ペットを飼って触れ合うことで、うつ病の症状を大きく改善させた人たちがたくさんいらっしゃるんですね。ペットの癒しの効果は、うつ病を治してしまう場合もあるのです。

セロトニン神経を鍛える筋力トレーニング

筋力トレーニングは、人体の色々な部分を鍛えることができます。実は、筋力トレーニングでセロトニン神経も鍛えることができると言われているのです。セロトニン神経を鍛えることができれば、セロトニンの分泌量を増やすことができます。

筋力トレーニングを行うことで、脳は直接刺激を受けて、セロトニン神経が鍛えられるということです。ただし、問題点があります。それは、うつ病の患者さんが筋力トレーニングを実行できるほどの意欲を持てるのか、ということです。不妊症になるよりは、筋力トレーニングのほうがまだまし、と考えられるようであれば、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

セロトニンの分泌を促す有酸素運動

健康を維持する上でも、また色々な病気のリハビリにも行われることの多い、有酸素運動があります。健康のため、ジョギングをしたりウォーキングをする方って、たくさんいらっしゃいますよね。そんな有酸素運動なのですが、実はうつ病対策にもなるんですね。

有酸素運動は、セロトニンの分泌を促進してくれます。アメリカでは、うつ病の治療の一環として、運動療法に有酸素運動を指導しているそうです。また、アメリカではすでに、うつ病を治療するための運動療法士まで存在するというお話です。

運動療法の特筆すべき点は、薬物療法だけで治療を行った人たちよりも、運動療法を取り入れた人たちのほうが再発率が低いということなのです。運動療法は、薬物療法と違って抗うつ薬のような副作用がありません

もちろん、妊娠できなくなるなどいう心配は皆無です。と言いますか、それ以上に不妊でお悩みの方たちの中には、不妊症の改善のために積極的に有酸素運動を日々の生活の中に取り入れている人達がたくさんいらっしゃるのです。

ウォーキングのススメ

有酸素運動と言いましても、色々な種類の運動があります。例えば、前述したジョギングとか自転車、水泳などを上げることができます。色々ある有酸素運動の中でも、特にオススメなのはウォーキングです。

体にかかる負担の少ないウォーキングは、それこそ誰でもできる有酸素運動になります。自転車のように交通事故の心配も少ないですし、水泳のようにわざわざプールのある場所まで出かける必要もありません。

さらに言えば、不妊症を改善する運動の中でも、ウォーキングは一番良いと言われている運動でもあるんですね。もし仮に、体質的に妊娠しづらいうつ病の患者さんたちには、声を大にしてオススメしたいところです。

日常生活の中に、ウォーキングを取り入れて、セロトニンの分泌を促進させてみてはいかがでしょうか?少しでも服用する薬を減らすことができえば、“将来、妊娠できなくなってしまうかもしれない”という不安な気持を和らげることができるでしょう。

薬の副作用は薬剤師に確認しましょう

うつ病を治療する主治医は、患者さんが薬を飲まなくなる可能性を考慮して、副作用のことをハッキリと言わないことがあります。もちろん、体調が悪くなるようであれば、面談時に薬の調整はしてくれます。

それでも、どうしても使ったほうが自律神経を整えるためには必要と判断すると、患者さんを騙すわけではないのですが、うつ病治療を優先してしまうこともあります。薬の副作用をハッキリと聞きたいのであれば、薬を用意してくれる薬剤師に聞くと正確なことを教えてくれるはずです。

薬剤師は、処方箋の通りに薬を用意するだけですからね。でも妊娠に関わることなど、本当のことを聞いてショックを受けたりしないでくださいね。

副作用対策は、薬の量や種類を少しでも減らすことです

うつ病の薬物療法で、将来的に妊娠できなくなるかもしれないなどという心配があったら、不妊症の検査を行って、今現在の身体的な状況を確認しておきましょう。そして、問題がないと分かっても尚不安であれば、カウンセリングの治療を受けましょう。

それと同時に、食生活の見直しや、運動療法などでセロトニンの分泌を促進することで、薬の量や種類を少しでも減らす努力をすべきです。心療内科クリニックの看板を掲げている病院の中には、薬の提供しかしないところもあります。このような病院では、それこそ不妊症になってしまうかもしれません。良い病院選びも大切なことですからね。

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