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更年期のうつと一般的なうつとの違いを知って、辛さ緩和の対策を

更年期は、個人差はあれど女性なら多くの人が通る道です。閉経前後の約10年間は続くとされ、症状の重い人にはたまらなく辛い期間ですが、中には身体症状だけでなく、うつを発症してしまうケースもあります。

一般のうつとよく似ていますが、やはり全く同じではありません。更年期のうつの特徴を知って、家族と一緒に出来る無理のない克服方法を覚えておきましょう。

更年期の症状はなぜ女性に多く出るの?

更年期は男性にも訪れますが、女性で症状が出る人は男性の2倍とも言われています。閉経とはつまり、少しずつ卵子の働きが衰えて来て、だんだんとホルモンの量が少なくなって行くということ。

脳は常に、正常な量のホルモンを分泌するように卵子に指令を出しています。この指令が出ているにも関わらず、充分なホルモンを卵子が分泌できなくなるために、脳が「何をやっているんですか!」とイライラし始めます。これが、女性に更年期の症状が多く出る理由です。

ホルモンの減少により自律神経の働きも弱ってしまう

自律神経は全身の正しい動きをサポートしています。これが弱ってしまうために症状も個人差が大きくさまざまで、中でも、特に辛い症状として「うつ」があげられています。

更年期にうつ症状を起こしやすいタイプがある

うつ症状を起こしやすいタイプとして、子育てに生真面目に取り組んで来た母親だと指摘する意見があります。

空の巣症候群

生活の中心を子供に据え、子供のために頑張ってきた母親の手元から、成長した子供が独り立ちをして行く・・・子供という生き甲斐を失ってしまった辛さが引き金になるとされています。

しかし、子供がいなくても強烈な喪失感を覚えるのが更年期うつの特徴です。

例えば、過去に失った仕事や友人関係、異性との関係などが強烈に思い出され、自分の人生が何の意味を持っていたんだろうかと激しく落ち込み、涙すら出てしまう状態を経験したりします。

衰えた体型を見て落ち込む女性もいますし、夫婦関係が密でない家庭では、それまで思いつきもしなかった疑いを夫に向けてしまうようなこともあります。

そしてまた、子供の手が離れるとほぼ同時に親の介護が始まる人もいて、将来を悲観してしまうというケースもたくさんあります。

つまり、「目の前のことに全力で一生懸命向き合うタイプ」ほど、ホルモンが減ったことで起こりがちな「喪失感」とも、向き合ってしまう傾向にあるのです。

一般のうつとの違い

一般的なうつの場合には、外部からかかるストレスが大きく関係して来ます。しかし、更年期うつの一番のストレスは、外部からのものだけでなく、自分の身体や心を以前のようにコントロールできなくなったという、内部からのものが大きく関わっています。

外部からのみのストレスであれば、対象と少し距離を置くなどの対応も出来ますが、更年期うつは自分の中にストレスが存在しているので、離れたくても離れられないのが辛さを増してしまうのです。

真面目なタイプほどうつが出やすいと先ほど書きましたが、真面目だからこそ、思い通りに動けなくなった自分を責めてしまいがちでもあるのでしょう。

上手に克服するコツは家族との協力関係にある

更年期には症状に合わせた治療があります。「おかしいな」「調子が出ないな」と思ったらまず医師に相談してみましょう。

しかし、10年という長いあいだ更年期と上手に付き合うには、治療だけでは不十分です。薬より何より無理のない克服のコツには、家族との協力関係が欠かせません。

まずは、家族に更年期のこと、思い通りに動けない辛さや、うつの症状などを正直に話しましょう。そして、「これまでと同じようにはできないかもしれない」と伝えるのです。

そこが理解できていないと、家事を休みがちになった妻や母を責めてしまう家族もいます。責められればうつは余計に重くなります。さぼっているのではないのだと、まずは家族に分かってもらうことが最初の一歩となります。

そして、家事の負担を少しずつ手分けしてもらうと同時に、楽しくなるような趣味を持ちましょう。楽しく笑うことは、何よりも心の薬となります。自分の時間を持ち、ちゃんと休養を取ること。これを忘れずに、更年期の期間を上手に乗り越えて行きましょう。

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