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頑張れは実は大丈夫?うつ病患者に本当に言ってはいけないワード5つ

うつ病患者が増加中!患者と接する時に注意したい5つの言葉とは?

現代は生活スタイルの変化により対人関係等でストレスが溜まりやすい社会。そういった変化に伴ってか、メンタルヘルスに悩む方が増加しています。実際に精神科でうつ状態、うつ病と判断される方は多く、統計によれば何らかの精神疾患を抱える患者さんは年々増えているそうです。

周りに1人はうつ病の方がいてもおかしくないような時代。うつ病に関する認知は広まってきましたが、実際にうつ病の方と接する機会が出来たとき、どのように接すれば良いのか悩む方は多いと思います。

そこで、ここではうつ病の方の体調に配慮し、友人や仕事関係の人間があまり言わない方が良いワードを5つ、下記にご紹介していきます。

1番)頑張れ!病気に負けるな!
2番)早く元気になってね。早く良くなって。
3番)もっと辛い人は沢山いる。もっと不幸な人は沢山いる。
4番)パーッと飲みにいきましょう!食事にでもいきましょう!
5番)本当に病気なの?本当に治りたいの?治る気あるの?

基本的にうつ病患者さんには焦らす言葉は言わない方が良いです。1番、2番、4番のような言葉は、早く治って期待に答えなくてはならない、皆との付き合いを早くできるようにならなくては…とプレッシャーをかけてしまいます。

そうすることで焦りが出て、現段階ではまだ難しいこともこなそうとしてしまい、それが原因で病状が悪化することもあります。つまりそういった言葉一つで治療計画に支障が出るということです。また、うつ病になると落ち込みが強くなりますが、何より辛いのが「自責の念」です。

患者さんは周囲の期待や最低限求められることに応じられないこと、うつ病になり出来なくなってしまったことに対して後ろめたさを感じています。励まされてもその言葉に応えられない自分を責めてしまうので、安易に励ますのはやめましょう。

そもそも精神科領域に””完治””という言葉はありません。症状が良くなってもまた悪くなる可能性があり、薬を飲んだらスッカリ良くなるわけではないので””寛解””という言葉が使われます。

精神疾患の方と付き合うには、まずは精神疾患という病気の性質を理解することが、円滑な人間関係を形成する上で必要になるでしょう。

3番は恐らく、うつ病ではなくても悩み相談をしたことがある方なら、一度は言われる言葉でしょう。辛い状況の人に更に辛い人の例を出しても、何も問題解決にはなりません。特にうつ病の人は自責の念が強いですから、「自分は甘えてる」「自分はダメな人間だ」と更に責めてしまい、病状が悪化することも考えられます。

5番はうつ病が良くなってきた状態や通院歴の長い方がよく言われる言葉。横たわる毎日だったのが、散歩や家事など少しずつ出来ることが増えると周囲はすっかり治ったのだと勘違いして過剰な要求をしてしまいがちです。要求に応えようと必死になり、症状が悪化することもありますので注意しましょう。

言葉は言い方と患者との信頼形成によってトゲが緩和される

健常者の方は「たかが言葉くらいで…」と思うかもしれませんが、健康な人でも脳は言葉に反応しています。病気になれば感じ方が敏感になりますから、言葉の影響で体調が悪くなってもおかしくはありません。

入院患者さんなどは症状が重いので、人によってはお見舞いを拒否されることもあります。手紙等も受付で内容をチェックされる事例も…。そのくらい精神疾患は人との関係一つで症状が変わってしまうのです。

しかしながら言葉というのは、例え同じ内容であっても、相手との関係や物言いで感じ方は変わるもの。上記で言わない方が良い言葉をあげましたが、そのような言葉でも言い方を変えたり、患者さんとの信頼が厚い人物が発すれば、受け取り方も変わってきます。

例えば「頑張れ!」という言葉ですが、「できる範囲で無理せずにゆっくりがんばってみると良いかもしれないね」というように、相手の状態を十分配慮した物言いであれば、問題のないこともあります。ただしこれが上司など上の立場の人間が発すれば、どんな言い方であれ圧力を感じることもありますので、注意しましょう。

また「パーッと食事にでもいこう!」という言葉は「もしまた体調が安定して食事でもしたくなったら誘ってね」という具合に、相手の体調を配慮した物言いが良いでしょう。パーッとしてもうつ病は治らないことを理解することが大切です。

ただ、言葉に気をつけすぎると、腫れ物に触るような感じで患者さんと接してしまい、周囲も多大なストレスがかかると思います。

過剰に気にかけることはせず、患者さんと自分の立場・関係を念頭においたうえで、常識的な範囲内での言葉であれば、大抵は病状が悪化することはありません。出来れば最低限の精神疾患への知識を持ち、理解を持ったうえで接すると更に良いでしょう。

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