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家族や知人がうつ病か日常会話で見分けられる10のチェック項目

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私たちは普段「うつになりそう」などといった会話をさりげなくしていますが、うつ病とはいったいどのような状態をいうのでしょうか?

そして「自分の家族がうつ病になったら?」なんて考えたことありませんか?現代社会において急激に発症数を増やしているうつ病は、いつ貴方の周りに表れてもおかしくない病気です。

今回は家族や周りの人がうつ病にかかっていないか、会話や行動からチェックする項目をまとめました。正しい判断と対応で、うつの重症化を防ぎましょう。

うつ病の原因って?まずはうつ病について知っておこう

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うつ病は精神医学では「抑(よく)うつ」状態ということばを用いることが多く、「落ち込んでいるとか憂鬱な状態が重症であり、それが継続的に続き日常生活に支障が出てくる状態」である時がうつ病と言われています。

うつ病は引きこもりなど深刻な状況に陥る可能性があり、最悪は自ら命を絶ってしまうケースまであります。早期発見・治療が必要な病です。

原因としては、うつ病になりやすい性格や、環境、因子などがあり、性格は完璧主義者や生真面目な人が、環境では大切な人の死やリストラ、病気、また自分に合わない環境での生活を強いられることや重い借金など…

こうして見ると誰がなっても決して不思議ではない病気でもあると言えます。

過去においてうつ病は「なまけ病」と呼ばれる精神的な疾患として取り扱われていました。

従来の考え方ではうつ病の原因には心が原因の精神的な「神経症性うつ」と脳の問題で起こる「内因性うつ」があるとされていましたが、現在ではその両方が原因により発症するとまとめられています。

神経症性うつ

過去において神経症性うつは精神疾患の一つであり、性格的なものと捕らえられていました。しかし、現在では「気分変調性障害」と名称を変更して、治療が可能な病気として認められています。

精神的に未熟な若い世代に発症することが多く、「不安がある」「心配性」「執着心がある」などの感情を常に持っているのが特徴です。

思春期に感じた「不安」や「恐れ」が成人になっても消えず、暗い気持ちがずっと持続した状況になります。

この状態では身体も動き、日常生活にも支障がないために病院に診察を求めてくることは稀であり、大部分の人がうつ病を悪化させた状態に陥ってしまいます。気分変調性障害の方は内因性うつ病も発症しがちであり、二重のうつ病を持つ構造となりがちです。

内因性うつ

身体の機能に問題があり発症する「内因性うつ病」は、脳の中枢神経に異常をきたしその活動が低下することで発症すると考えられています。

つまり、脳の伝達物質の異常により、自律神経(交感神経、副交感神経)の働きが悪くなるのです。自律神経の働きが鈍ることで「やる気」や「楽しみ」などの感情が表れにくくなるのです。

原因としては脳内のセロトニンやノルアドレナリンが減少することにより発症すると考えられています。不眠がちであり朝が最も症状が酷く、夕方には楽になって行く傾向が見られ、薬物治療がメインとなります。

その他にも、マリッジブルーやマタニティブルーなど、生活環境がガラッと変わることがストレスとなりうつ病の症状が現れることもあります。

いずれも日常生活の中での現れ方はほんの少しずつですので、かなり症状が重くなってからでないと受診をしないケースが多く、うつ病とは思わずに気持ちを晴らすためにアルコール依存になるようなこともあります。

家族や身内、友達や同僚がうつ病かも!10のチェック項目で見分けよう

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うつ病の初期は周りからはなかなか判断がつきにくいことが多く、重症化してから気がつくことが大部分を占めます。貴方の大切が家族や知人が、うつ病の可能性があるのかを調べるチェックポイントをまとめてみます。

今から紹介するポイントで、日常会話の中で相手にバレないようにさりげなくチェックができます。相手との会話の中で当てはまる項目がないかを考えてみましょう。

  1. 疲れをやたらと訴える
  2. 不眠・眠れないと訴えることが多い
  3. 食欲の低下・体重の減少
  4. 趣味が変わる・何にも関心がない
  5. 服装が乱れてきた
  6. 煙草やお酒の量が増える
  7. 会話が少なくなる・面倒くさそう
  8. 後ろ向き・自分を卑下する発言が多い
  9. すぐに怒る・いつもイライラしている
  10. 朝の調子が悪そうである

該当項目が1つでもあれば気をつけてみてあげる必要があります。あくまでも判断材料の1つですので、このテストの結果が必ずしもうつ病の診断に繋がるということはありません。

ポイント1.疲れをやたらと訴える

疲れている女性イラスト

仕事から帰ってきた時や外出していた時に疲れを訴えるのは、ごく当たり前のことです。しかし、日常的に疲れを口に出すようになっていたら注意が必要です。

ポイント2.不眠・眠れないと訴えることが多い

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不眠はうつ病を判断する上で重要な要素です。ある日を境に「よく眠れない」「眠ったが疲れが取れない」などの睡眠障害が続くようになったらうつ病のサインかもしれません。

ポイント3.食欲の低下・体重の減少

痩せている人イラスト

自分の好きな食べ物にも興味がなくなり、食欲が低下してくることがあります。また食事中の会話などが急に少なくなることにも注意してください。

また、特にダイエットをしているわけではなさそうなのに急激な体重減少が見られる場合は要注意です。うつ病になると食欲が低下するケースが多く、自然と体重が減少してしまう為です。時間をかけて徐々にではなく短期間で急激に痩せるのが特徴です。

ポイント4.趣味が変わる・何にも関心がない

仲間と孤立イラスト

今まで大好きだった趣味に対して急に興味がなくなることがあります。新しいことを始めてみては止めての繰り返しを行い、最終的には何もやらなくなる傾向があります。このような時はうつ病のサインです。

趣味や夢中になれるものがない、何かを見て感動することができないようであれば「うつ病」を疑う1つの判断材料となります。そのような状況に陥ると、人と会話をしていても上の空になったり気持ちのない返事をしてくると思うのですぐに分かると思います。

ポイント5.服装など身だしなみが乱れてきた

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今まで髪型や服装などのお洒落に気をつけていた人が、急に服装の乱れが出てきた場合は注意が必要です。外出する時にはお洒落に気をつけていた人が、急にジャージなどで外出するようになったらうつ病のサインの可能性があります。

ポイント6.煙草やお酒の量が増える

酒とたばこイラスト

一日の煙草やお酒の量が増えてきたらうつ病のサインかもしれません。特に自宅で考え込むように無言で喫煙、飲酒するようになった場合には注意して下さい。

ポイント7.会話が少なくなる・面倒くさそう

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日常会話の変化も重要なポイントです。何気ない日常の会話が少なくなり、用件だけの会話になってきている場合はうつ病のサインかもしれません。

特に以前は明るかったり話し好きだったのに、急に口数が少なくなってしまったという場合は要注意。

相手から話し掛けてこない場合はこちらから積極的に話をしてみます。それでもあまり反応がない場合は危険な兆候だと思ってください。

ポイント8.後ろ向き・自分を卑下する発言が多い

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「どうせ…」や「無理」というような後ろ向きな発言が目立ってきたら要注意です。

うつ病の典型的な症状として考えが後ろ向きになったり卑屈になるということがあります。以前は全く言わなかったのに、急にこのような後ろ向きな発言が目立ってきたらうつ病を疑いましょう。

またうつ病にかかると「自分には何も存在価値がない」と考えてしまうケースが多いです。「どうせ自分は生きていても仕方ない」や「誰にも必要とされていない」というような、自分を卑下するような発言が多くなってきたら、注意して見てあげる必要があります。

ポイント9.すぐに怒る・いつもイライラしている

怒る人イラスト

会話の中で突然怒り出す、ささいなことで怒り出すことがあれば要注意です。うつ病の患者さんはイライラしやすかったりちょっとしたことでキレるケースが多いからです。全てのうつ病患者さんが怒りっぽくなるわけではありませんが、急に怒りっぽくなった場合はうつ病の可能性があります。

ポイント10.朝の調子が悪そうである

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朝起きた時の気分が悪そうで、夕方にかけて気が楽になり回復している場合は注意が必要です。この状態が二週間以上も継続しているのであれば、うつ病のサインと考えられます。

これらのポイント以外にも

  • 突然涙ぐむ
  • 頭痛、はきけを頻繁に訴える
  • 友達に会わなくなる

などのサインもありますので、家族や知人に異変を感じたら注意して見守って下さい。

うつ病は大事に至らないためには早期発見が重要な鍵となり、家族や周りの人間の理解や注意が大きな助けを生むのです。「最近おかしいな?」と感じたら、これらチェックポイントを確認してみてはいかがでしょうか。

大切な家族や友達との会話で該当するところが多いと感じた場合は、私たちのちょっとした心遣いで相手の気持ちを楽にしてあげる会話もできますし、また早めに医師の診断を受けてもらえるように誘導することもできます。

繰り返しになりますが、やはり大切なのは「近くにいる人が気付いてあげられる事」。快方への一歩を早く踏み出すことができますので、是非日常的にこの記事で紹介したポイントに気を付けてみてくださいね。

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