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うつ病患者に迫る台風や低気圧!頭痛に襲われた時の対処法とは?

うつ病を発症すると、交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスが乱れているわけであります。自律神経のバランスが乱れていますと、頭痛という症状が現れやすい状態に置かれてしまうんですね。

頭痛という症状が現れやすい状況の中、低気圧が接近すると、偏頭痛が起きてしまううつ病患者さんも出てくるのであります。ところが今現在、うつ病と低気圧の因果関係は完全に解明されているわけではありません。

低気圧の接近で偏頭痛になるうつ病患者

うつ病と低気圧の因果関係に未解明な部分があるにしても、現実問題として、うつ病患者さんの中に、低気圧が接近することで偏頭痛を訴える方たちが少なからず存在する、という事実があります。ということは、うつ病と低気圧の間には、何かしらの関係があることは、間違いのないところなのです。

ここでは、低気圧の接近によって偏頭痛という症状が現れるメカニズムと、その対処の仕方についてご説明してみたいと思います。低気圧の最たるものと言えば台風です。台風などの接近にあたっては、事前に対策を考えておきたいところです。

低気圧の接近によってもたらされる身体的な変化

一般の方たちというのは、低気圧が接近したからといって頭が痛くなるわけではありません。実際に偏頭痛を訴える方たちの多くは、うつ病や、普段から頻繁に偏頭痛で悩まされているなど、何かしらの病気を抱えている人たちなのです

偏頭痛が起きるのはなぜ?

そもそも偏頭痛はなぜ起きるのでしょうか?偏頭痛というのは、何らかの原因によって“セロトニン”と呼ばれる脳内神経伝達物質の分泌量が減ってしまうことで、頭蓋骨内の血管が影響を受けて、血流量が増加してしまうことに起因します。

血管を流れる血流量が増加すると、眼神経(がんしんけい)や上顎神経(じょうがくしんけい)、そして下顎神経(かがくしんけい)からなる三叉神経を刺激してしまうんですね。その結果として、脈動のようなズキンズキンという痛みの症状が、頭部に現れてしまうのです。

血圧の変化に影響される頭蓋骨内の血管

それでは低気圧の接近によって、身体的にはどのような変化がもたらされるのでしょうか?気圧が変化するということは、当然のことながら頭蓋骨の中の圧力を合わせるために、それに応じた動きが出てきます。気圧が高くなれば、頭蓋骨内の血管は収縮します。

そして、気圧が下がることで血管は拡張することになります。血管が収縮に向かう時は、身体的に異常が発生することはありません。ところが、血管が拡張に向かう時は、セロトニンの時に述べたことと同じ症状が現れます。

要するに拡張した血管の中の血流量が増加してしまい、三叉神経が刺激されることで、偏頭痛という症状が現れるわけであります。セロトニンの分泌量が減少した状態にあるうつ病の患者さんにとっては、低気圧の接近、特に台風の接近というのはダブルパンチになってしまうわけですね。

低気圧の接近がもたらす心理的な影響

うつ病になりやすい人というのは、真面目だったり、責任感が強く、言ってみれば完全主義者タイプだったりすることは、最近では一般的にも知られていることと思います。そしてもう一つ、実は思い込みの激しい方もうつ病になりやすいと考えられているのです。

うつ病患者に限らず、低気圧の接近で頭痛という症状に襲われる方は、女性に多いのでありますが、どちらかと言えば男性よりも女性のほうが思い込みが強いという見方もあるのです。そんなところからも、女性のほうが、うつ病になる人が多いということが伺えます。

当然のことながら、うつ病は発症初期が一番症状が重いわけですから、低気圧に対する反応が強い状態にあります。この時、偏頭痛の症状が強く出てしまったという辛い思いが強く残ってしまいますと、低気圧の接近というよりも低気圧が接近する天気予報を見ただけで、偏頭痛が起きることもあるのです。これが、低気圧の接近がもたらす心理的な影響なのであります。

低気圧の接近に対する頭痛対策とは?

低気圧の接近というのは、竜巻などと違っていきなり襲ってくるのもではありません。ウェザーニュースや新聞の天気予報の欄を見ていれば、事前に察知できるものです。したがいまして、ご自身で確認しやすい方法で低気圧の動きを把握しておくのも、低気圧の接近による頭痛対策になるはずです。

最も効果的な頭痛薬

うつ病の患者さんでなくても、偏頭痛に最も効果があるのは頭痛薬です。ほとんどの偏頭痛は、市販の頭痛薬で解消することができるはずです。しかしながら、うつ病患者さんにとっては、ここに一つ問題あります。

それは、うつ病治療のために抗うつ剤を飲んでいるということです。うつ病の治療で抗うつ剤を服用している人が、主治医の許可無く市販の頭痛薬を飲む行為は、非常に危険な場合があるはずです。なにしろ、抗うつ剤の中には、頭痛に有効な成分が含まれているものもありますからね。

うつ病患者さんにとって、低気圧の接近における頭痛対策で最も効果のある方法は、主治医と相談して頭痛薬をプラスで処方してもらうか、抗うつ剤の種類を変更してもらうことです。

ただし、せっかく、うつ病の症状改善に効果を発揮している薬を変更すると、服用後にどんな症状が出てくるか分からないという不安は残ります。こればかりは、変更した薬を実際に服用してみないと分かりませんからね。できれば、効果を得ている薬は変えたくないところでもあります。

偏頭痛に効果のあるコーヒー

偏頭痛という症状が現れるメカニズムは前述した通り、頭蓋骨内の血管が拡張することで引き起こされるわけであります。ということは、血管を縮小させてあげれば、偏頭痛の症状を緩和することができるはずです。

血管を収縮させる方法というのはいくつかありますが、その中の一つにカフェインの摂取があります。カフェインといえば、代表的な飲み物にコーヒーがあります。したがいまして、コーヒーを飲んでカフェインを摂取することで、偏頭痛の症状を緩和できる可能性があります

しかし、ここにも一つ問題があります。実は抗うつ剤とカフェインというのは、あまり相性がよくないのです。また、カフェインは自律神経の交感神経を活性化させる働きがありますので、就寝時に寝付けなくなってしまうことも考えられます。

このあたりのことは、ご自身の症状を含めて主治医に相談すべきでしょう。コーヒーを飲むことで睡眠障害になってしまったら、偏頭痛よりも辛い状況に置かれてしまいますので、ご注意いただきたいと思います。

冷やすことで収縮する血管

低気圧の接近で拡張した血管は、冷やすことで収縮させることができます。具体的な方法としましては、冷やしたタオル等でおでこや首の付け根を冷やすことです。そうすることで、血管を収縮させることができるはずです。

また、発熱した時に使う“冷えピタ”のようなグッズを使うのも良いかもしれません。うつ病の患者さんは、そうでなくてもたくさんの種類の薬を服用しているはずです。今以上に薬を増やしたくない方は、工夫されてみてはいかがでしょうか?

偏頭痛に効果のあるツボ押し

時折、頭痛という症状が現れた時に、こめかみのあたりを指で押している方がいらっしゃると思うのですが、皆さんはご覧になったことはありませんか?無意識の自己防衛本能がなせる業なのかもしれませんが、ここには偏頭痛に効果があると言われている「太陽」というツボが存在するのです。

この太陽を親指で押して刺激することで、偏頭痛の症状緩和を期待できます。また眉間には「印堂」と呼ばれるツボがあります。印堂は親指と人差し指を使って、ゆっくりと押すようにして刺激してあげてください。

さらには、首の付根で髪の毛の生え際、筋の外側にある窪みのところには「天柱」と呼ばれるツボがあります。天柱は、両手の親指の腹を使って上に押し上げるようなイメージで刺激してあげてください。

ツボを刺激するにあたっては、10回程度を目安にして行ってみてください。ツボへの刺激が気持ち良いと感じる程度で、経済的な負担が増えるわけではありませんので続けるべきだと思います。ただし、ツボ押しマッサージというのは、全ての人に効果があるわけではありません。

また、頭痛薬のように、症状を劇的に改善してくれるものでもありません。それでも、症状を和らげる効果はあるはずですので、偏頭痛でお悩みの方は、ぜひチャレンジしてみてください。

頭痛対策は薬を使わない方法を工夫してみましょう

うつ病の治療にあたっては、薬物療法でたくさんの種類の薬を服用している方がほとんどなはずです。低気圧に影響を受けて偏頭痛という症状が現れた時、薬に頼るとさらに服用する薬の種類が増えてしまいます。

もし、薬に頼ることなく低気圧の接近をやり過ごすことができるようになれば、減薬の道筋が見つかるかもしれません。例え少しずつではあっても、薬の量や種類を減らすことは非常に大切なことなのです

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