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うつ病からの脱出!リハビリとしてのボランティアの効果とは?

うつ病を発症しても、会社を休むことなく心療内科クリニックなどに通院しながら治療を受けている方たちは、引き続き仕事をしているわけですから問題ありません。しかしながら、休職してしまった方たちというのは、うつ病の症状が回復しても簡単に職場復帰といいますか、社会復帰することが難しいケースがあります。

そんな時、社会復帰の前にリハビリの一環としてボランティア活動に参加して、働くということに慣れるという方法があります。言ってみれば、自動車の慣らし運転のようなものですね。ここでは、いきなり社会復帰することが困難な場合もあるということも含めて、リハビリとして行うボランティア活動について取り上げてみたいと思います。

恐怖が伴ううつ病の最終章

うつ病を発症して休職に追い込まれたとしても、適切な治療と規則正しい生活、そしてリハビリに工夫を凝らすことで順調に回復して、3ヶ月程度で元の職場に問題なく復帰できる方もいらっしゃいます。

ところが、順調に回復するところまでは同じであっても、主治医からのOKが出ているにもかかわらず、社会復帰に向けて最後の一歩を踏み出せない方たちもまた、少なからず存在するわけであります。

拒絶反応を示す元の職場

うつ病の原因には色々なケースがありますが、その原因が元の職場にあったりしますと、本人にとってはトラウマになっている可能性があります。このような方たちは、元の職場に近づくだけで気分が悪くなってしまうこともあるのです。

また酷い方になりますと、電車に乗って職場の最寄り駅に近づくことさえできないこともあります。こんな時、別の職場に移動という形で復帰するという方法もあるでしょう。しかし、うつ病からの復帰は、慣れた環境の元の職場が大前提になります。

仕事そのものに対する拒絶反応

結局、働く組織そのもの、あるいは仕事をするということに対して拒絶反応を示してしまう、というケースがあるのです。これでは、とても社会復帰などできるものではありません。現実問題として、うつ病から回復して社会復帰しようとした場合、段階を追うことが必要な方たちがいるのであります。

リハビリとして行うボランティア活動

ベテランのカウンセラーの先生は、うつ病の患者さんに対して、例えボランティア活動であっても、それは立派な社会復帰ですよ、と説明していました。本人からすれば、精神的には社会復帰ができたという事実は、非常に大きな自信をもたらしてくれるのであります。

もちろん、物事に対する受け止め方は人それぞれで違いがありますし、カウンセラーと患者さんとの信頼関係の大きさにも影響するはずですから、全てのうつ病患者さんにボランティア活動でリハビリの効果があると言い切るわけにはいきません。でも、そこはカウンセラーの先生を信じたいですよね。

ボランティア登録のできる自治体があります

ボランティア活動を実際に始めようと考えた場合、普通どうしたらよいか分からないかもしれませんね。自治体の中には、ボランティア活動を希望する人たちと、ボランティアを募集している組織の登録窓口を設けているところがあります。

ボランティ活動をやろうとするのであれば、自治体に設けられている上記のようなボランティアセンターに登録するとよいでしょう。このようなセンターに登録することで、説明会に参加することもできますし、その中からご自身に合った仕事を選択することができます。

どのような仕事があるのでしょう?

具体的なボランティア活動の現場というのは、病院や老人介護施設、養護学校などが上げられます。このあたりのことは、お住まいの地域の自治体に問い合わせをしていただくしかありません。内容自体は、誰でも簡単にできるものばかりです。

仕事自体は、自分で選ぶわけですから負担が大きそうだったら断ってくださいね。何しろ無給の奉仕活動なわけですから。だからと言って、無責任なことをしてはいけないのは言うまでもありません。

リハビリとして行うボランティアの成功体験談

うつ病を発症して休職に追い込まれ、ある程度回復した後、実際にボランティア活動を行うことで、うつ病からの完全脱出に成功して、社会復帰した方の体験談をまとめたものがありますので、こちらに掲載してみたいと思います。

職場復帰できない現実

その患者さんは、うつ病の治療開始から1年ほど経過した頃、症状も落ち着いていたことから、主治医より職場復帰の提案を受けました。ところが、出勤しようと電車に乗っていると、仕事場に近づくにしたがって気分が悪くなってしまい、結局、出社することができなかったそうです。

うつ病発症の原因が職場にあったために、トラウマになってしまったんですね。そして、最後まで元の職場に顔を出すことはできませんでした。そのため転職を決意して、傷病手当を受けながら活動を始めました。

採用されるのに出社できない

うつ病を発症する人というのは、真面目で優秀な人が多いと言われております。その方も、なかなか評判が良かったようで、リーマンショック真っ只中にもかかわらず、何社も採用されたのですが、初出社日が近づくと不安な気持ちが大きくなって、結局、3社連続で断りの電話を入れることになってしまったんですね。

日常生活においては、もうほとんど発病前と同じくらいまで回復しているのに、仕事に行くことができないのです。そんな時、カウンセラーの先生からの「ボランティアで社会復帰を果たしてしまいましょう」とのアドバイスをいただき、ボランティア活動を始めることになったのであります。

人との交流で取り除かれる恐怖心

ボランティア活動に参加して行う仕事には、何の抵抗もなかったそうです。無給ということもあって、責任という大きなプレッシャーがかからなかったことが大きかったのだと思います。実際に行った仕事内容は、病院での受付補助で、迷っている人たちの案内であったり、養護施設での簡単な雑用だったそうです。

一緒に働く人たちや関係する人たちとの交流を通して、仕事をすることに体も慣れたところで、仕事を開始することになりました。それでも、大事を取ってアルバイトから始めました。アルバイトも抵抗なく始められたことで、さらに自信をつけることができたと話していました。

社会復帰はできると信じて取り組みましょう

社会復帰できない期間が長くなってまいりますと、本当に仕事ができるようになるのだろうか?などと不安になることもあるでしょう。主治医、カウンセラーとよく相談をしながら、段階を追って取り組むことで必ず社会復帰できるはずです。

ちなみに上記の方は、社記復帰を果たして病院を卒業後は、今現在に至るまで一度も病院に行くような事態になったことがありません。うつ病の完治に成功したと言ってよいでしょう。リハビリとして行うボランティア活動は、大きな効果を期待できるのです。

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