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うつ病が原因で顔つきが変わる?むくみなどの変化がでた時にすべき事

仮面をかぶった女性

暫く会っていなかった友人の姿に驚くことがありますよね。思わず「どうしたの?」と声をかけることもありますが、時にはその異様な雰囲気に言葉も出せなくなってしまうこともあります。

目の下には黒いクマができて、肌色も悪い…そして顔がパンパンに浮腫んでいるのです。一見して体調が悪いことは明白なのですが、病院を勧めても曖昧な返事しかしません。

実はこの症状は身体的な病気ではなく、心の病が引き起こしたと考えられます。現代病とも言われている「うつ病」は精神を蝕むだけではなく、身体にまで影響を与えてしまいます。

心の状況が顔に現れてしまう、うつ病と顔の変化について考えてみましょう。

顔つきはその人の健康状態を表す鏡!顔に出るうつ病のサイン

私たちは社会生活を送る上で、人間関係を最も重要視しなくてはいけません。しかし他人がどのような感情を持っているのかを、予測しなくては円滑な人間関係などはできるはずもないのです。

「顔色を伺う」これは他人の顔を見て、その人の感情や機嫌を予測することで、これができない人は人間関係も問題がでてきます。

また顔は感情だけでなく体調などを教えてくれる役割も果たしています。顔色が悪いと熱があったり、痛みがあったりすることが解りますよね。

そう顔は「感情」と「体調」の2つを表す鏡だったのです。

顔つきの変化で心の病が解る

ストレスは精神的な負担となって、気分を低下させて気力を失わせてしまいます。いわゆる「元気がない」状態なのですが、顔つきを見るだけで一見してその状況を見破ることができます。

近年増加している「うつ病」も顔や表情に特徴が見られる精神疾患で、明らかに以前と違う顔つきに、驚いてしまうことも珍しくありません。

うつ病を発症した場合に見られる顔の変化について紹介します。

【顔に出るうつ病のサイン1.】顔色が青白く肌に張りがない

うつ病を発症するとまず顔色に変化が出ると言われています。特に目の周りや口の周りなどが、青白く血色が悪い場合には要注意です。

これは身体全体の血行が悪くなっていることが原因で、顔では目や口周りで変化が見られます。

また肌が乾燥しており、ガサついているときも注意が必要です。女性では化粧をしていますが、明らかに肌ツヤが悪く乾燥肌になっている場合も同様です。

通常であれば目や口元の血行不良は、お風呂で温めたりマッサージしたりすることで解消されるはずですが、うつ病が原因である場合ではいくら温めても解消されません。

【顔に出るうつ病のサイン2.】目元に大きなクマができている

疲れた時にできやすい「目のクマ」ですが、これは目の下にある毛細血管が酸素不足で赤黒くなるのが原因と考えられています。

目の下の皮膚は身体の中でも薄くできており、毛細血管の色の変化をそのまま皮膚上に反映してしまうのです。

うつ病になると血流が悪くなり上記したように、顔色が悪くなります。つまり毛細血管では酸素不足が起こることから、それが血液のヘモグロビンを黒くしてしまうのです。

目の周りが青白く、目の下にクマがあったら、ゾンビみたいで怖いですよね。

【顔に出るうつ病のサイン3.】抜け毛やヒゲに変化がある

うつ病を発症すると「抜け毛」が増えることはご存知だと思います。精神的なストレスによる抜け毛で悩んでいる人は多く、長期に渡って病院へ通っている場合もあります。

しかしこの抜け毛の原因がホルモン異常にあるのなら、抜け毛以外にも注意しなくてはいけないことがあります。

特に女性ではうつ病により女性ホルモンに異常が見られることがあります。そうなると女性なのにヒゲが生えてきて、頭頂部に脱毛が見られるようになるのです。

特に女性では顎や鼻下の体毛が急に濃くなった場合は、うつ病によるホルモン異常を疑って下さい。

【顔に出るうつ病のサイン4.】顔が歪んで見える

久しぶりに会った人が、何となく別人に見えることがありますが、これは顔が大きく変わったのでなく、歪みがそう見せているかもしれません。

顔が歪む理由は主に顎関節にあり、これが歪むことで頭蓋骨も少しずつ左右に動いてしまいます。また顎関節や頭蓋骨が歪むことは、自律神経に悪影響を与えてうつ病を悪化させる危険性もあります。

顎関節が歪むきっかけには以下のような理由があります。

  • 疲労による姿勢の悪さ
  • 歯ぎしりや咬み合わせの悪さ
  • 慢性的に首をうなだれている
  • 横になってテレビを見る
  • 漫画を寝ながら読む
  • その他

毎日のストレスで自宅では何もしたくなく、つい横になってテレビを見る生活を送っていると、顎関節が歪んで顔が歪んでしまいます。そうなると精神的にも異常をきたし、うつ病を発症してしまうのです。

うつ病が疑われる顔の歪みの見つけ方を紹介します。

うつ病が疑われる顔の歪みチェックポイント

<チェック1>
口を大きく開けて数秒待ってから静かに閉じます。この時前歯がずれるように閉じるのであれば、顔が歪んでいることが疑われます。

<チェック2>
口を大きく開ける時に「コリッ」「カクッ」と小さな音がなる場合は、顎関節が歪んでいることが疑われます。

<チェック3>
鏡で自分の顔を見て、鼻筋と顎の先端がずれていないかを確認しましょう。左右にずれていると顔が歪んでいることになります。

<チェック4>
左右の目を結んだ線と、唇の線が平行になっていない場合は、顔の歪みが原因かもしれません。

<チェック5>
口を開けて舌を真っ直ぐ前に出します。舌が左右に曲がっている場合は原因が顔の歪みだと考えられます。

これは自分でもできるチェック方法ですが、元気のない友人にこのような顔の歪みがある場合は、うつ病を疑う必要があるでしょう。

【顔に出るうつ病のサイン5.】急に太って見える

よく精神疾患を患った人が、急に太って見えるとの話しを聞きます。

「家に閉じこもってお菓子ばかり食べていたのだろう」「落ち込んでいても食欲はあるんだぁ」と心無い中傷をされることもありますが、実はこれは太ったことが原因ではありません。

人間服を着ていますので太ったかどうかは、顔で判断するしか方法はありませんよね。顔が丸くなっていたら「身体にも贅肉がついただろう?」と安易に思ってしまいますが、それはあくまで「むくみ」によるもので太っていないことが多いのです。

特に顔がむくんでしまうと、人相も変わってしまうこともあり、周りの人はビックリしてしまいます。しかし本人的には気が付かないこともありますので、家族や友人が指摘してあげるようにしましょう。

むくみは自律神経が乱れることで、身体の水分が蓄積することにより起こる症状です。うつ病の患者にもむくみが多く見られることから、重要なサインだと思って見逃さないようにしたいですね。

顔つきは直感で感じるもので、パッと見て違和感があればそれを信じるべきです。特に身体と顔のバランスがおかしい場合には注意が必要です。

うつ病で顔つきが変わるのは浮腫(むくみ)が原因

「えっ…顔がパンパンだぁ~」朝起きて顔を洗おうとして鏡を覗いたら、そこには丸く膨れ上がった顔が写っていました…このような経験は誰にでもあると思います。

特に夜遅くまでお酒を飲んだ翌日には、毎回このような状況に陥る人も少なくないでしょう。顔をパンパンに膨れ上がらせる「浮腫」とはどのような症状なのでしょうか?

実は精神疾患であるうつ病と浮腫には大きな関係があったのです。

浮腫は体の中の水分が抜けない状態

人間が生きていくためには「食べ物(栄養)」「空気(酸素)」そして「水」が必要です。しかしある報告では人間は水が確保できていれば、食べ物がなくても数週間は生きていけると指摘されています。

水は血液の元となり、太い血管から毛細血管に入ることで身体全体に栄養や酸素を届けます。また各細胞から排出された老廃物を腎臓などの臓器に送り返す役目もあります。

さらに腎臓で濾過されることで不要な水分は尿となり、老廃物を体外へと排出するのです。そう人間の体は約70%が水分で作られており、水分が循環することで命が保たれていると考えても過言ではないのです。

しかしこの水の流れに支障が生じたとしたらどうなるでしょう?水は細胞に蓄積されて老廃物を排出することもできなくなります。

「浮腫」とはこのように身体の中の水の流れが、阻害されることで細胞に水が溜まっている症状を指しているのです。

浮腫はまず腎臓の機能障害が疑われる

顔だけでなく身体全体がむくんでしまうことのある浮腫は、様々な病気が原因で発症する症状です。その代表的な病気が「腎臓病」です。

腎臓は血液に含まれている老廃物を濾過して尿を作る臓器で、必要な水分は再吸収して残りを排出します。

しかし何らかの原因により腎臓の機能が低下してしまうと、血液から尿を作ることができなくなり、体内に余分な水分が蓄積されることになります。

「腎不全」は腎臓の炎症により腎機能が低下してしまう病気で、悪化すると尿が全く作れなくなってしまいます。そうなると摂取した水分は全て身体に蓄積されることになり、放置すると尿毒症などの症状で死亡することもあります。

これらのことから慢性的な浮腫(むくみ)が見られる場合、まず疑われるのが腎臓であり、それが「浮腫=腎臓疾患」との先入観を持たせている理由と言えます。

しかし浮腫が必ず腎臓病の症状なのかと言いますと、実はそうではないようです。一部の精神疾患において浮腫の症状が出ることがあったのですね。

うつ病は脳のセロトニン分泌異常が原因

現代病として社会問題にもなっているうつ病は、「気力」や「活力」を失わせるだけでなく、最終的には「生きる目的」まで失わせてしまう病気です。自殺を試みることも多く、気が付いた時には症状が進行していることも珍しくありません。

過去にうつ病は「さぼり病」とも言われていた時代があり、世間的には病気としての理解ができていませんでしたが、現在では研究も進んでおり脳機能の低下が招く病気として認知されています。

詳しいうつ病の発症プロセスは残念ながら全てを解明できていませんが、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」がうつの発症に関係していることが解かっています。

セロトニンは「幸福のホルモン」とも言われている物質で、これが脳内で不足すると不安が増して精神的な圧迫を感じてしまいます。また「意欲」「活力」「記憶」などにも悪影響が出て、うつ病へと進行してしまうのです。

そして脳内のセロトニンが少なくなる理由として自律神経の乱れがあります。

自律神経が乱れると血流が悪くなる

それではうつ病と浮腫の関係はどこにあるのでしょうか?うつ病は自律神経が乱れることで、脳内のセロトニンが少なくなるのが原因により発症すると考えられています。

しかし自律神経の乱れは脳に与えるダメージだけでなく、様々な身体機能に悪影響を与える結果になっています。

自律神経は無意識下で身体機能をコントロールする神経で、交感神経と副交感神経をスイッチすることで「活動期」「休息期」を使い分けています。

昼間の活動期には交感神経、夜間自宅で休息する場合には副交感神経に切り替えて身体を休めるのですね。しかしこの自律神経が乱れてしまったら、どうなるのでしょうか?

動かなくてはいけない時に、副交感神経が優位であれば、体温は低下して活動的に行動することができません。また身体を休める夜間に交感神経が優位であれば、目がギラギラして眠ることもできなくなってしまいます。

自律神経の乱れは身体の疲労を招くだけでなく、脳内の機能低下を招き、セロトニンの分泌異常を引き起こします。

さらに自律神経の乱れは血管にもその影響を与えることになります。自律神経は様々な作用を持っていますが、その中の一つに「血管の伸縮作用」があります。

これは体温保持にも使われる機能で、寒い日には血管を収縮させて体温を守り、暑い日には血管を拡張して体温を放出しやすくするのです。また交感神経が優位な場合には、筋肉が緊張して血管も収縮する特徴もあります。

よく病院で血圧を計ると家で計るよりも高くなることがありますが、これは病院における緊張により血管が収縮してしまうことが原因です。

【ここのポイント】

自律神経は環境によって交感神経と副交感神経を切り替えますが、何らかの原因によりコントロールが乱れると切り替えができずに交感神経が優位に立ったままになります。

そうなると筋肉は緊張した状態で、血管も収縮した状態で血流が悪くなる原因になってしまいます。

血流の悪さが浮腫の原因だった

自律神経が乱れることで血管は収縮して血流も悪くなってしまいますが、この状況は身体の水の流れにも悪影響をもたらします。

つまり血流の悪さは本来排出しなくてはならない水分を蓄積させることになり、浮腫の原因を作り出してしまうのです。

身体の細胞からは老廃物が水分と共に血液中に出されますが、血流が悪いために潤滑に体外へと排出することができません。そうなると細胞にはドンドンと水分が蓄積される結果になり、細胞が膨らんでしまうのですね。

これが浮腫の原因であり、顔の細胞に水分が蓄積されると「顔の浮腫」になってしまうのです。

【ここのポイント】

自律神経により血管が収縮してしまうと血流が悪くなり、腎臓へ運ばれる血液量にも影響が出てしまいます。また筋肉の緊張状態はリンパを圧迫して、リンパ液の循環にも影響を与えてしまうのです。

つまり身体の中の「水の流れ」が悪くなることが、細胞を水分で膨らませてしまう浮腫を引き起こしていたのです。

浮腫は身体の全体で起こりますが、見つけやすいのは顔です。血流の悪さから人相も暗く見えるのが特徴だと覚えておきましょう。

浮腫の原因がうつ病と疑われる時にすべきこと

何となく元気が出ない日々が過ぎているある日、鏡を見たら顔がパンパンに膨れています。もしかしたらこれはうつ病の発症による浮腫かもしれません。このような時は、慌てないで対処法を試してみましょう。

まず大切なのは身体を芯から温めること

自律神経が乱れると血流が悪くなることから、身体が冷えてしまうことが考えられます。血管の収縮は一時的には身体の体温を逃がさない効果がありますが、それは一時的なものであり、最終的には身体を冷やす結果を招きます。

そこで重要なのが「入浴」です。ゆっくりと湯船に浸かることで身体を芯まで温めるようにしましょう。

41℃程度のお湯であれば最低でも10分~15分は湯船に浸かることで、身体を温める効果が期待できます。シャワーではいくら長時間浴びていても、身体を温めることはできませんので、浮腫の間は使用を控えた方が賢明です。

また入浴は就寝前が効果的で、お風呂から上がったら30分以内に布団に入ることで、身体が冷えない状態をキープさせることが可能です。

有酸素運動は浮腫改善に効果的だった

交感神経が優位にあると筋肉が緊張した状態なので、肩こりや首こりなどの症状をもたらすことがあります。またそれが血流を阻害させる原因にもなりますので、筋肉を柔らかくすることも浮腫対策には重要です。

そこで行いたいのが「有酸素運動」であり、特に「ウォーキング」や「水泳」は全身の筋肉をほぐし、血流を回復させる効果があります。

ウォーキングなら大きく腕を振って歩くのがコツで、「ノルディックウォーキング」は理想的な対処法です。水泳も筋肉をほぐす効果はありますが、身体を冷やしてしまう可能性もあるので注意が必要です。

【ノルディックウォーキングとは】

クロスカントリー競技の夏場の練習用に開発された運動で、フィンランドが発祥の地です。左右の手にトレッキング用のポールを持って、腕を振りながら歩きます。

ポールを持つことで姿勢がよくなり、腕も大きく振ることができるので、足だけでなく上半身の運動にもなります。また全体の運動量も一般的なウォーキングより約20%も多くなると言われています。

足や腕を振ることは筋肉をほぐし、血流の改善をもたらす効果があります。また短時間で身体を温めることもできるので、浮腫にはもってこいの運動と言えますね。

ストレッチは下半身も忘れずに

腕を伸ばしたり背中を反らせたりするストレッチは気持ちのいいものです。特に身体が緊張でガチガチになっている時に、ストレッチをすると体重が減ったかのように軽く感じることさえありますよね。

浮腫対策として身体全体のストレッチは勿論効果的です。しかしトレーナーが付いていない状態でのストレッチには、ちょっと気をつけてもらいたいポイントがあります。

そのポイントが「全身くまなく」であり、一人でやっていると、ついやりやすい部分にのみ重点的にやってしまうことがあります。

時に中年を過ぎると身体が固くなることから、上半身だけストレッチをしてお終い…なんて話は珍しくないですね?浮腫対策では下半身も重要なポイントになります。

血液は下半身に回って心臓に帰ってくることから、下半身の筋肉を柔らかくすることは大切なポイントです。「屈伸」や「開脚」などで十分に下半身の筋肉を伸ばすようにしましょう。

基礎代謝を上げるには筋トレも取り入れて

自律神経の乱れはうつ症状を引き起こしますが、そうなると気力がなくなり活動的でなくなってしまいます。家に引き篭もりがちになり、その結果として筋力の低下を招くこともあるでしょう。

筋力の低下は基礎代謝も悪くすることから、血流を滞らせる原因になります。また下半身の筋力低下は血液を押し返す力が弱くなることから、足の浮腫などの原因にもなります。

そこでオススメしたいのが「スクワット運動」です。腰を痛めないように深くしゃがむ必要はありません。

【スクワットのやり方】

まず足は肩幅に広げます。真っ直ぐ前をむいて手は頭の後ろでかるく組んで下さい。顎は出さないで軽く引くイメージで、ゆっくりと椅子に座る感じでお尻を出して膝を曲げます。

深く沈む必要はないでの、自分の体力にあった負荷をかけて下さい。背中はまるめないで胸を張ることが重要なポイントです。

このスクワットは1セットで20回程度行えば十分で、慣れてくれば回数を増やしてもよいでしょう。

足の筋肉を鍛えることは単に血行を回復させるだけでなく、筋力アップにより基礎代謝を上げる作用が見込まれます。そうなると筋肉から出された熱が身体を温めて、自律神経に対してもよい影響を与えることでしょう。

エステやマッサージも浮腫にはオススメの方法

自律神経を整えるには身体をリラックス状態に導くことが大切な対処法の一つです。各種マッサージは身体の筋肉をほぐし、筋肉の疲労を解消するには効果的な方法です。

特に「リンパエステ」「リンパマッサージ」は、身体の水の流れを意識した手技であり、浮腫の改善には効果的なものだと言えます。

また通常のマッサージでも同様の効果が期待できますが、痛みを伴うものは交感神経を優位にしてしまうので浮腫を悪化させてしまう可能性があります。

浮腫対策には筋肉を「揉む」「押す」マッサージではなく、「擦る」程度のものが効果的と考えて下さい。

浮腫対策は血流を回復させるのが重要です。痛みなど自律神経を刺激させないように注意しましょう。

浮腫の改善にはストレス対策も重要

うつ病が原因の浮腫の場合、いくら身体的な対策を行っても効果が限定されてしまうことがあります。これはうつ病の大元の原因を取り除かない限り、再発を繰り返してしまうことが考えられます。

うつ病の根本的な対策はストレスを軽減させること

現代社会はストレスがいたるところに隠れており、それが精神的に様々な負担を押し付けてきます。「人間関係」「仕事のノルマ」「満員電車」「競争社会」…数えてみてもきりがない位のストレスがあるのです。

しかし反対に言えばストレスこそが人間社会であり、集団生活とはストレス抜きには語ることもできません。上手く順応することが精神を圧迫しないで生きていくコツなのかもしれませんね。

ただしうつ病を発症したら、このようなのんびりしたことを言っていることはできません。まずはうつ病の原因である、ストレスを解消しなくてはならないからです。

ストレス解消法はストレス要因から離れることが基本

日本人は真面目な民族なので、何かと「立ち向かう」ことが大好きです。考えて見れば「特攻」を行っていた民族なのですから、そのような考え方があるのも仕方がないことかもしれません。

ストレスに対しても同様で「頑張ってストレスに打ち勝とう」「ストレスに立ち向かおう」などの言葉を安易に使う人が多いように思えます。

確かにスポーツなどの世界では、辛い練習を乗り越えることで得るものもあります。また厳しい修行で得る技術もあるでしょう。

しかし、これらは全てストレスの許容範囲内の話しであって、それを超えたものではありません。つまりストレスに打ち勝った人達は、もともとそのストレスが許容範囲内であって、その中で処理していたと想定されるのです。

うつ病はそうではありません。ストレスの許容範囲を超えてしまうことで、自律神経や脳に悪影響が出ているので、もう打ち勝つことなどできなくなってしまったのです。

このことからまず大事なのは「ストレス要因から逃避」することだと思います。

ストレス対策は逃げるが勝ちと思え

世の中には様々なストレス対策本が売られていますが、その多くが「立ち向かう」系の内容です。考え方を修正したり人間関係を見直したりと、それは「自己啓発」に近い内容です。

しかしうつ病や浮腫を発症した場合では、そのようなことをのんびりやっていると、症状がドンドンと進行してしまう恐れがあることから、オススメすることはできません。

ストレス対策は逃げるが勝ちです。幾つかの例で説明します。

会社の人間関係が辛くうつ病を発症してしまったAさん

Aさんは会社の先輩のイジメで精神的なストレスを受けてしまいました。毎日細かいことで注意を受けて、残業も当たり前、飲み会も無理やり参加させられて毎日地獄のように感じたそうです。

親に相談しても「せっかく入った会社なのだからガンバレ」と言われてしまい、ますます追い込まれたのです。

【逃げポイント】

会社では上下関係が決まっており、特に上司や先輩との人間関係が短期間に改善されることは不可能と考えましょう。会社に訴えてもかえって状況を悪くすることがあるので、ストレスが追加される危険性もあります。

また人間関係などの微妙な問題は、他人には理解することができないことから、親のアドバイスは無意味なことが多いのも特徴です。

精神的な破綻を迎える前に、新しい職場を探して退職するようにしたいですね。

近所に住んでいる人から嫌がらせが辛いBさん

Bさんはご主人の転勤で引っ越してきて半年です。子供が3歳で落ち着きがないことから、同じアパートに住んでいる女性とトラブルになっています。

子供がちょっとでも騒ぐと直ぐに、家までやってきて大きな声で怒鳴られます。日曜日などご主人がいる時には、来ないのですが平日は多い日で3回も怒鳴られることがあったそうです。

Bさんは子供が大きな声を出すだけで「ビクッ」となるようになり、子供にも辛く接するようになってしまいました。

【逃げポイント】

このままの状態が続くとBさんは間違いなくうつ病を発症してしまいます。一度崩れた人間関係を良好に修復するのは難しく、それがかえって状況を悪くすることもあります。

住んでいるのが賃貸であれば、直ぐに新しい住まいに引っ越すことが大切です。

通勤が辛いなら会社を辞めてもいいじゃない

Cさんは念願のマイホームを都心から離れた住宅街に購入しました。会社まで約1時間半の通勤時間がかかりますが、家族のために何とか頑張れると思ったのです。

しかしその考えは甘かったようで、1年も過ぎたころからCさんの身体に異変が起こりました。朝起きても会社に行きたくない、電車に乗りたくないなどの感情が強く出て、会社を休みがちになったそうです。

【逃げポイント】

Cさんは通勤がこんなに辛いと想像できていませんでした。通勤は毎日なので少しずつ疲労は蓄積されて、最終的は精神的なストレスとなってしまいます。

Cさんを救うには以下の3つの方法しかありません。

  • 会社を辞めて近くの会社に転職する
  • 自宅を売却して通勤しやすい場所に引っ越す
  • 単身赴任で会社の側にアパートを借りる

Cさんのケースではもったいないけど自宅を借家にして、家族で都心にアパートを借りたことで、元気に会社に通っているそうです。あのままの状態であったらうつ病が進行したかもしれません。

超えられないストレスに立ち向かうのはナンセンスです。ストレスから逃げるのも立派なストレス解消法だと考えて下さい。

元気がなく顔つきが変わった場合はうつ病対策を

毎日会っているとなかなか容姿の変化を見極めることは難しいかもしれませんが、ちょっと顔つきに異変を感じたらそれは浮腫である可能性があります。

もちろん浮腫は疲労や腎臓疾患でも見られる症状なので、直ぐにうつ病だとは判断できません。

しかし元気がなかったり、気力が失われていたりする場合には、精神的な問題が生じていることが推測できます。

顔の浮腫はうつ病の早期発見サインであることを覚えておいて、周りの人に兆候が見られる時は今回紹介した対策を試してみるのもよいでしょう。「顔の変化は心の病」なのですから…

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