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子どもでもかかる?思春期のうつ病が疑われる症状の特徴とは

子どもにも起こるうつ病

子どもはストレスや悩みに無縁でいつも元気に遊びまわっているもの、というイメージがあり、大人から見たら「子どもはうらやましいなあ」と思うことがあるかもしれません。

しかし子どもだっていつも無邪気に過ごしているわけではありません。子どもには子どもの悩みや不安、ストレスもたくさんあるのです。

ストレスが原因で引き起こされる心の病気にうつ病があります。ストレス社会の今日には成人の10人に1人はうつ病を経験するともいわれています。うつ病は成人だけがかかる病気ではありません。実は思春期のうつ病は成人の発病率と変わらないとされています。

症状も基本的には成人のうつ病と同じとされます。ただし思春期のうつ病特有の兆候もみられます。思春期のうつ病にはどのような特徴があるのでしょうか。

思春期のうつ病にみられる症状

一般的なうつ病の症状

・元気がない
・疲労感がある
・食欲不振
・睡眠障害(不眠、過眠)
・以前興味があったことに関心を示さなくなる
・無表情になる
・笑わなくなる
・頭痛、肩こりなどの不定愁訴がみられる

加えて、思春期のうつ病には次のような特徴がみられます。

・イライラする
・キレやすい
・嫌な気分を感じている
・朝に気分が悪くなる
・朝に腹痛や吐き気を訴える
・夕方から夜になると気分が良くなる
・勉強に集中できなくなる
・不登校、引きこもりになる

思春期のうつ病の原因

うつ病は思春期の場合でも成人の場合でも同じようにストレスが原因になっているのですが、思春期は心と体が大人になっていく時期で心のバランスが不安定になりやすいことも原因になります。女子に起こりやすい傾向にあります。

また、小学校高学年あたりからは勉強も難しくなり、友人関係もそれまでより複雑になってくるのでうまくいかないことへの葛藤を感じることが増えてきます。

特に学校という限られた社会の中で友人関係がうまくいかなくなることは大人が想像する以上に強いストレスになっています。

最近は携帯やスマートフォンを持つ子どもが増え、かたときも手放せないという子どももいます。SNSやネットにはまって睡眠不足になっている子どももいますが、睡眠不足、睡眠リズムの乱れもうつ病の原因になります。

子どもは症状を言葉でうまく訴えることができない

成人のうつ病の場合、抑うつ、悲しい気分といった自覚症状を感じ、家族や医師に訴えることができるかもしれません。

しかし思春期のうつ病の場合、成人のような抑うつというよりもイライラや嫌な気分という形で症状が出ることが多いとされています。ですから周囲はそれをうつ病とは気付きにくいこともあります。

またどこも悪くない様子なのに子どもが疲れたと言ってごろごろしていれば、親は気持ちがたるんでいると誤解して叱ってしまうかもしれません。

うつ病の子どもはもちろん怠けているのではなく、辛くても大人のようにうまく言葉で訴えることができないことが多いだけなのです。

家庭や学校で嫌なことがあって一時的にうつ気味になることは誰にでもよくある事かもしれません。ただし、前と様子が違うという印象が続くようであれば専門医に相談したほうが良いでしょう。

思春期のうつ病の治療

思春期のうつ病は治療すると1年ほどで快方に向かうことが多いとされますが、放置すると悪化したり、治っても成人になってからうつ病を再発しやすくなるとされています。

受診は思春期外来、精神科が専門になります。基本的に薬物療法に併せてカウンセリングを行う治療法がとられます。

家庭では、リラックスできる環境を用意して子どもをゆっくり休ませてあげます。焦らずに少しずつ快方に向かうように子どもを温かく見守るようにします。

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