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管理職必見!20代に多い新型うつ病はなのか病気なのか?

うつ病発症の背景

現代社会は、変化に満ち溢れています。かつては安定志向な考え方が大半を占めていましたが、社会の急変に伴いその変化のスピードについていくのが大変です。

また、詰め込み教育によりいわゆるマニュアル人間が増えてきたため、社会についていけず孤立する人たちが増えてきました。そして、しだいに生きる望みをなくした末にたどり着くのが『うつ病』です。

何をするにもおっくうで何かをやろうとしてもやる気が出ない。突然このような症状になるのではなく、毎日毎日のストレスの積み重ねによって少しずつ蝕まれていくのです。

また、自分では気づかないことも多く、周りに方に指摘されてから発病に気付くこともあります。人生を左右するような大きなストレス、たとえば進学・就職・結婚・病気など人生を左右するようなことで悩むことはよくあることです。

特に治療法のない病気などにかかった場合、「死」という逃れようのない恐怖に対してうつ病になってしまうことも非常に多いと思います。

新型うつ病の特徴

このような典型的なうつ病とちょっと違った新型のうつ病が、20代~30代のような若い年代に多く報告されるようになりました。30年ぐらい前から新しいうつ病として発生してきましたもので、いわゆる『新型うつ病』です。

このタイプの病気は、当初わがままなのか病気なのか区別がつかず、心療内科医・精神科医をはじめ診療を担当した医師がかなり診断に迷ったことと思われます。

通常のうつ病のようにベッドから出られなくなり、学校や会社に行かれなくなるという症状は一緒ですが、自分の好きなことに関しては通常通り行動ができるという病気なのです。

また、対人関係が下手であったり、自分よりも周囲を責める傾向にあり、うつ病とは正反対ということも上げられます。通常のうつ病であれば、何事に対しても意欲がなくなり部屋にこもったり、一日中ベッドの中で過ごすことが多いです。

しかし、新型うつ病は自分の好きなこと、たとえばゲームやパチンコ、好きなミュージシャンのコンサートまで出かけられます。またうちに帰るとまたベッドに入ってしまい、過眠・過食をしてしまうのが大きな特徴です。

そのため、会社を長期休職しているにもかかわらず、外出先で知人に目撃され、会社の総務や人事の担当者とトラブルを起こすケースが出てきました。

会社の担当者とすれば、外出できるのであれば仕事に復帰してほしいのが本音なのですが、本人がそれを拒んでしまうことになります。これでは、ただの『わがまま』と捉えられても致し方がないようですが、これが今までのうつ病との大きな相違点になります。

新型うつ病からの脱出

しかし、このような状況になってしまってはいつまでたっても問題は解決いたしません。やはり、患者本人に理解を示すことが第一歩になるでしょう。共感してくれれば、少しずつ心を開いてくれることでしょう。

管理職の方は「けしからん」と真っ向から決めつけてしまいがちですが、本人のよく話を聞いて距離感を縮めることが重要です。まず、会社に行きたくなくなった根本的な原因を探ることから始めましょう。

治療は、まだ体系的な治療が確立しておらず、当面は最近のうつ病治療傾向と同じように、いきなり薬を服用するのではなく、精神療法から開始されます。

よく話を聞いてネガティブな考え方を、ポジティブな考え方で気分がよくなるように変えられるような訓練方法である「認知行動療法」が中心になります。

日常生活において、なんでもないことを自分はどのように感じるのかを記述しておき、後日それを基に分析すると、どんなことに不満を持ちまたうれしいのかということがよくわかります。

その不満に持つことを一つ一つ話し合いながら解決し、どうしたら気分良く過ごせるのかということを地道に実施していくことが、一番の近道です。これらに関しては、主治医とよく相談しながら進めることになります。

場合によっては、薬を併用することもありますが、抗うつ剤は治療効果がないのでメインにしないことが多いようです。

また、うつの状態とテンションが突然高くなる状態が交互に現れる症状(以前「躁うつ病」と呼んでいました)が出ることが多いため、双極性障害の治療薬を服用すると比較的治療効果が高いようです。

これらを組み合わせた治療を続けますが、休ませることがベストではないケースも多いようです。休んでも症状が治らないケースがほとんどなので、起床時間・朝食・夕食の時間を決めることなど生活習慣を確立することや、人と話すことなどの過程を経て治療を進めるのが良いのではないかと考えられています。

いずれにしても、ストレス源から切り離し認知行動療法において、ポジティブな考え方に変えられるようなことで正常に戻してあげられることが大切です。

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