TOP > > うつ病発症で脳にダメージを負ってしまった!脳の回復方法とは?

うつ病発症で脳にダメージを負ってしまった!脳の回復方法とは?

うつ病と言う言葉はすっかり一般化して、知らない人はいないと言う状態になってきました。しかし、「では、うつ病を説明して下さい」と言われて説明できる人はほとんどいないでしょう。

実は、うつ病全体を説明できる原因はまだ判っていません。数々の仮説が存在し、それに基づいて治療が行われています。今回は「脳の損傷とうつ病」にスポットを当て、回復の方法があるかどうかを見て行きます。

なおうつ病は、原因となる病気があったり、お薬の副作用で現れたりすることもありますが、そうしたものは原因を取り除けば治りますので、今回の話題からは外れます。同時に、躁状態を伴う「双極性障害」、いわゆる躁うつ病も今回の話題には含まれません。

うつ病は脳の損傷と深く関係している

もともとうつ病には脳や神経の異常がなく、機能的なトラブルだと考えられてきた歴史的経緯があります。つまり精神だけあるいは内分泌だけの病気だと思われていたと言うことです。

しかし、例えばMRIのような優れた医療機器が普及し、さらにその画像診断能力も格段に向上したおかげで、うつ病に伴って脳の一部が萎縮したり、機能不全を起こしていることが判ってきました。

海馬は記憶や空間把握に重要な働きを持つ器官

海馬と言う脳の組織は、脳の中でも割合よく研究が進んでいる部分だと言えるでしょう。記憶や学習に関わる器官ですので、医学関係者以外にも良く知られている器官だと思います。

例えば飲酒の話題です。海馬は主に短期記憶を司りますので、お酒を飲み過ぎて大脳新皮質のみならず、この海馬が属する大脳辺縁系にまでアルコールの影響が及ぶと、記憶が飛ぶと言う現象が起こります。

お酒によって海馬が麻痺して記録されなかった記憶は、もともとなかったこととして扱われますから、思い出すことは不可能です。それほど海馬と言うのは重要な役目を持っているのです。そのため、飲酒癖とうつ病の関係についても研究されています。

またうつ病を患った人では、相対的な物の大きさが把握できなくなることもあります。ピザの箱と電子レンジとか、フルーツバスケットと冷蔵庫とか、普通なら一見して入らないことが判る大きさの差があっても、それが判断できないと言う現象です。

これも、この海馬が持っている空間学習能力がうつ病によって低下したことが原因である可能性があります。冷蔵庫や電子レンジならともかく、車の運転では大変危険なことになりそうですね。

うつ病と診断されたら、運転しても大丈夫か、お医者さんによく相談して下さい。

実際に、お医者さんが「運転しても大丈夫」と言う診断書を書いてくださらない場合は、うつ病で免許が取り消される場合もあります。免許の更新の前には、お医者さんに診断書をお願いしておきましょう。

海馬はうつ病で萎縮する

海馬は大脳辺縁系と言う、脳の奥深くに位置している2つの器官です。

脳の海馬の位置
参照・・・Life Science Databases(LSDB) Anatomographyより

この図の赤いところが海馬です。脳の奥深くで、生命活動に直接影響を持つ脳幹に接している、とても重要な位置にある器官であることが判ります。

この海馬が、うつ病の患者さんでは萎縮してしまっていることが多いと言うことが判ってきました。20世紀の終り頃から、うつ病の患者さんの海馬が萎縮していると言う報告が相次ぎましたが、一部ではこれを否定する報告もありました。

しかし、全体として見た場合、やはり海馬の萎縮と言う形での神経細胞の傷害がうつ病の原因になっている可能性は高そうです。これはうつ病の神経細胞傷害仮説と呼ばれています。

具体的に、海馬が萎縮するとうつ病になるのか、うつ病になると海馬が萎縮するのかは明快ではありませんが、うつ病を引き起こす要因が海馬を萎縮させると考えるのが妥当なのかもしれません。

幼少時に心的外傷を受けるとうつ病になりやすくなる

さらに、2002年にアメリカ国立精神衛生研究所が中心になって、うつ病の患者さんを2群に分けた比較研究が行われました。それによると、幼少時に心的外傷を受けた人は左側の海馬が有意に萎縮していたことが判ったのです。

このことから、幼少時の心的外傷によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)によって、うつ病に対する抵抗力が下がるのではないかと言うことが注目されています。

逆に言えば、そうした幼少時の心的外傷を治療することで、うつ病の発症を事前に予防できる可能性も示されているわけですね。

これはもちろん既にうつ病を発症している人の聞き取り調査によって判明した事実です。まさか、乳幼児にストレスを与える非人道的な実験などはできるはずもありません。そこで行われたのが動物実験です。

生まれた翌日のラットを、母ラットから毎日1時間引き離して9日間育てる群と、普通にずっと母ラットと一緒にいる群に分けた実験です。

その子供ラットが思春期を迎える6週目から大人になる90日目ぐらいの間に、身体を動けなく縛ったり、脚に電気ショックを与えると言うストレスを与えたところ、母ラットから引き離された群は早く学習無力性を表したそうです。

つまりうつ病を発症したと言うことですね。幼少時の心的外傷はストレスによる、うつ病発症の耐性が下がるようだと結論付けられています。

これは、人間で言えばネグレクトに当たる虐待状態を作り出しています。人間では乳幼児に対する虐待は肉体に直接与えられるものも少なくありませんが、いずれにせよ幼児虐待はその子が大人になってからも大きな傷となって残るようです。

一方で、実験動物による母子分離の影響での脳機能の変化については、その後の治療的介入である程度は改善することも判っています。

ですので、虐待を発見したら直ちに対応することはもちろん、大人になってうつ病を発症してからでも正しい治療が大事なのです。

幼少時の体験が大人になってからのうつ病の原因になると言うのは怖い話ですね。身体的暴力だけでなくネグレクトも大きな要因になっているのですから。

ストレスを上手くかわせなくなると海馬の萎縮が起こる

海馬と言う脳の一部分が痛んでしまうことが、うつ病と深いかかわりを持っていることが判りましたが、実はその海馬を傷めてしまう現象は脳の別の部位などに異常が発生していることが原因になっていることも判っています。

これは視床下部と言う部分と脳下垂体と言う部位です。さらに、脳の外側では副腎の異常も大きくかかわっています。

HPA系と言うものがストレスから海馬を守っている

HPA系と言うのは、視床下部(Hypothalamus)・脳下垂体(Pituitary gland)・副腎(Adrenal gland)の頭文字を取ったものです。このHPA系と言うのはコルチゾールと言う副腎皮質ホルモンの産生に関わっています。

▼視床下部の位置
脳の視床下部の位置
参照・・・Life Science Databases(LSDB) Anatomographyより

▼脳下垂体の位置
脳の脳下垂体の位置
参照・・・Life Science Databases(LSDB) Anatomographyより

このように、この2つの脳のパーツも、海馬のすぐそばに位置しているのです。なお副腎は、名前の通り腎臓にくっついている小さな臓器で、左右の腎臓の上に帽子のように乗っかっています。

まず視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンと言うものが分泌され、それが脳下垂体を刺激して副腎皮質刺激ホルモンを分泌させます。そして、このホルモンが副腎を刺激してコルチゾールなどの副腎皮質ホルモンを分泌させるのです。

普通は、コルチゾールの分泌が増えると、この流れが抑制され副腎皮質ホルモンの分泌が抑えられるのですが、何らかの故障でこの抑制機構の働きが悪くなると、血液中のコルチゾールの濃度が上がります。

コルチゾールは三大栄養素の代謝をコントロールする非常に重要なホルモンです。一方で、過剰になると血圧や血糖値を上昇させ、場合によっては免疫機能の低下を招きます。

免疫機能は過剰になると炎症を引き起こしますので、このコルチゾールは免疫機能を抑えて炎症を強力に抑制するステロイド剤としても利用されています。

一方で、血中コルチゾール値の上昇は海馬の萎縮を招くことが判っています。

うつ病の原因になる強いストレスを受けると神経が作られなくなる

強いストレスがうつ病の原因になっていると言うことは、もはや常識のように語られていますが、そのことを裏付ける脳の中の現象も確認されています。

先にお話ししたコルチゾールの増加をもたらすHPA系はストレスの防御機構ですので、過剰なストレスが続くことで故障が起こっても不思議ではありません。

海馬には歯状回と呼ばれる組織が付随しています。ここでは神経の新生が行われていることが判っているのですが、慢性的なストレスを受けると神経の新生が行われなくなります。

また、コルチゾールが過剰になっても、この神経新生は抑制されてしまうのです。このことがうつ病と深いかかわりがあるのではないかと考えられています。

このように、うつ病を引き起こす外的要因に曝されることで海馬を中心とした脳の奥深くにある部位が傷ついてしまうのです。ですから、これを防いだり治したりすることが重要になるわけですね。

うつ病は感情を作り出す大脳新皮質のトラブルも伴っている

大脳新皮質と言うのは、私たちが脳と言う物をイメージする時に描く形の部分だと思ってもらって差し支えありません。これは高等な動物ほどよく発達しているもので、人間では大脳・中脳・間脳を覆うぐらいになっています。

そしてうつ病の患者さんを分析したところ、大脳の左前の方の活動が低下していることが判ったのです。

うつ病ではポジティブな将来予測ができなくなる故障が起こる

大脳新皮質の前の方では将来の予測も行っていますが、大雑把に分けて左側は「快」がもたらされる予測を、右側は「不快」がもたらされる予測を行っていると言っていいでしょう。

うつ病の患者さんでは、この左側の機能が低下し、右側の機能が亢進していると言う結果が得られています。つまり、普通に将来のことを考えた場合、悲観的な事しか考えられないようなバランスになっているのです。

さらに、何かを手に入れると言う予測に関して、長期的な展望を行う5-HT神経の活動が、うつ病では低下してしまっています。つまり、目先のことしか考えられなくなっていると言うわけです。

悲観的にものを考えてしまうのも、目先のことにしか目が行かないのも、「心の問題」ではなく「脳の故障」であることが判ってきたと言うことです。

つまり、故障しているところをお薬などで修理すれば、「心の病気」だと思われていたものが、機能的な回復と言う形で改善する可能性が出てきたと言うことですね。

感情の制御も脳の中でうつ病関連部位が行っている

感情と言うのも脳の働きです。この感情のコントロールに重要な役目を果たしているのが扁桃核です。扁桃核は海馬の前端の上に載っています。

この扁桃核は記憶についても重要な役目を持っていて、海馬に蓄えられた一時記憶を長期記憶に作り替えて行く働きも担っていると考えられています。

この扁桃核も、視床や海馬、大脳新皮質と複雑に絡み合ってうつ病の発症と関係している可能性が示唆されています。

このように、うつ病では脳の中のさまざまな部位にトラブルが起こっているようだと言うことが、画像診断技術の向上によってわかってきました。そのおかげで治療法の改善にも役立っているのです。

うつ病は心の風邪であると同時に脳の怪我だと考えよう

うつ病は心の風邪だと言うことが良く言われます。これは「うつ病と言うのは精神病」と言う認識から、「自分は精神病患者じゃない」と否定して治療を拒む人が多かったからなんです。

不幸なことに、精神病に対してまだまだそうした差別的感覚が世の中には蔓延しているのです。なので、「誰でもかかることがあるから、気にせずお薬を飲みましょう」と言う意味で「心の風邪」と言う表現が使われるようになったのです。

まず「うつ病」と言う大雑把なくくりを捨てることから

最初にお話しした通り、うつ病と言うのはまだまだ共通の要因と言うのが捉えきれていませんので、病名としてはうつ病と言っても構いませんが、治療については個人個人の状況に応じて行われるべきものなのです。

もちろん抗うつ薬などを利用するのも良いことですし、充分な休養を取ることも大事です。逆にしっかり仕事した方が良いと言う人も中にはおられます。その判断をするためには、お医者さんと密な連絡を取っておくことが大事です。

そうした共通要素はあるものの、うつ病を発症するに至った要因は一人ずつ異なります。遺伝的に原因となるストレスに弱いと言う部分がある場合もあります。しかし、それはうつ病になって初めて判る場合も少なくないのです。

ですから、うつ病であると判ったら積極的に治療に取り組んで、一日も早く快適な生活を取り戻すべきなのです。

仕事が休めないと言う考えもうつ病がもたらしているかも

例えばうつ病と診断されて、お医者さんから1年間の休職を言い渡されたとした場合、誰もが不安に思います。1年後に復職できるのだろうかと言う不安が一番でしょう。1年間の生活費はどうしようと言う不安ももちろんあります。

さらに、復職できなかったら、その次の仕事はどうしようと言う不安もありますね。自営業や主婦の場合、そもそも休むことなんてできないと悲観的になるのももっともな話です。

しかし、これがうつ病ではなく内臓の疾患やけがであったらどうでしょう。心の病気がなかったらもう少し冷静にポジティブな可能性も考えられますよね。

休職せずに仕事を続けたら、かえって仕事上の問題を引き起こして解雇されるかもしれない。それよりは休職して、健康を取り戻してから復職した方が良いと言う方向でも考えられます。

生活費については、傷病手当の受給を確実にできるようお医者さんと相談しようとか、復職させてくれないような会社なら、こっちから願い下げだと思いきってしまうことだってできるかもしれません。

自営業の場合は難しい部分も多いですが、逆に自営業だから融通が利くじゃないかと思える可能性もあります。主婦だって、何もかも自分がかぶる必要なんてないんだと思いきることができるのは、心が健康な証拠です。

先にお話しした通り、悲観的な将来像しか描けず、目先のことばかりが気になると言う現象そのものが、うつ病をもたらしている脳のトラブルによるものなのです。

カウンセリングを受けるのも一つですし、お医者さんに相談してお薬の処方を工夫してもらったりして、まずは治療に専念できる環境を整えましょう。

うつ病はお薬で改善できる部分が多いので、抗うつ薬などの医薬品を飲みながら、身体と心を休めて治療に専念すると言うのが良い方向です。内臓の病気でも全く同じことをしますよね。

傷んだ脳の器官に負担を掛けないようにするのが治療の第一歩

うつ病では、海馬を代表とする脳の器官が傷ついてしまっています。身体の他の部分に傷が付いたら、そこに負担を掛けないようにしますね。骨折したらギプスを当てて、その部分に力が掛からないようにして骨の再生を待ちます。

骨折は物理的な力が加わって起こりますが、ストレスと言う精神に対する力が過剰になると海馬が損傷します。ですので、ストレスを受けにくい状況を作って回復を待つことがうつ病治療の基本になります。

うつ病治療と脳のダメージ回復は表裏一体

ここまで読んで頂いたらもうお分かりかと思いますが、うつ病によって脳が傷つくとか、脳が傷ついてうつ病になると考えるのではなく、脳が傷ついている状態がうつ病なのだと言うことです。

ですから、うつ病を治すと言うことは、傷ついた脳を回復させると言うことですし、傷ついた脳を治療すればおのずとうつ病は治ると言うことです。そこで、うつ病の治療について見てみましょう。

うつ病でよく用いられるのは、内服薬を使った治療です。これはうつ病の状態になった時に不足する神経伝達物質を保護したり分泌を促したりするものです。そうすることによって脳神経系への負担を減らし回復に結び付けます。

また、軽症の場合はカウンセリングによって改善することもあります。これは個人個人で合う治療法が異なりますから、お医者さんとよく相談しましょう。

うつ病治療は患者さんの積極的な取り組みが重要

うつ病は、よく「脳や心のエネルギーが不足している」と喩えられます。ですので、治療に積極的に取り組むエネルギーもないと言うことで、お医者さん任せになりがちです。

ところが、お医者さんに丸投げしたいと言う気持ちでいるにもかかわらず、お薬の長期服用などにはエネルギッシュに抵抗する人も多いんです。

これはやはり悲観的な将来像が描きやすいとか、目先のことしか考えられないとか言う、うつ病独特の脳の傷害によるものなのでしょう。

しかし、ここはひとつそのこと自体もお医者さんに相談してみてはどうですか。うつ病治療は行動認知療法など、お薬以外での治療も重要です。特に軽症の場合はお薬の効きがあまり良くありません。

うつ病の治療は休養・服薬・再発予防

うつ病は病気ですから、内臓の病気などと同じような進展が見られます。まず最初は発症して症状が強く表れる時期で、これを急性期と言います。感染症などでは高い発熱が見られる時期がこれに当たります。

この時期は個人差がありますが、だいたい3か月くらいまでです。内臓の病気や感染症よりは長めですね。この期間に必要な治療は、何よりも休養です。

もちろん受診してお薬を出してもらったり、カウンセリングを受けたり、行動療法のアドバイスをもらったりすることもありますが、一番重要なのはうつ病を発症した原因になっている環境から遠ざかることです。

この時期に仕事を休むとか、仕事の量を減らすなどの対応を取って、心と脳を休めないと治りません。

次が回復期です。症状が落ち着き、悪くなる方向が見られない時期は、正しく治療をスタートしていれば、発症から4か月~6か月ぐらいでこの時期に入ります。

この時期には薬物療法が中心になりますので、処方されたお薬をしっかり飲んで治療に取り組んで下さい。

そして最も大事なのは最後の再発予防期です。これも個人差がありますが、発症から1年以上かかってこの時期に入ることもあります。

この時には行動療法やカウンセリング、精神療法などが中心になりますが、服薬も継続していることがあります。

特に服薬については、いつお薬をやめるかと言うのが大事になります。お医者さんが、細かくチェックしながらお薬の量をコントロールして下さいますので、その指導に従って下さい。

お薬を自己判断で減らしたり止めたりすると、反発症状で一気にうつ病が悪化し、最悪の場合最初よりも悪化することすらあり得ます。お薬を正しく飲み続けるのはもちろんですが、正しく止めて行くことの方がもっと重要なのです。

抗うつ薬と言うと心に影響を及ぼすお薬と言うイメージが強く、長期服用に不安を覚えることも少なくないようです。しかし、このお薬は神経伝達物質の過不足を調整するものなので、不安になることはありません。

自分に「快」であることを行うのが脳のダメージを回復させる

今回は脳のダメージを回復させると言う話題でしたが、それは自分にとって「快」であることを行い、「不快」であることを行わないと言うことに尽きるのです。

具体的な治療については、専門の先生方とよく相談して決めて下さい。これは特に一般化してお話しできない物なのです。

スポーツで汗を流すことが、万人にとって楽しいことであるはずがありません。人によってはスポーツを強制されることが不快の極みである可能性すら存在するのです。

映画や演劇の観賞も、海や山のレジャーも、食べ歩きやショッピングも、興味がない人にとっては単なるストレスにすぎません。ですから、その患者さんにとって興味があり、「快」と感じることを行うのが大切なのです。

そして、そのことに関して重要なのが、うつ病の典型的な症状の一つに「好きだったものに興味が持てなくなって楽しめない」と言う物があることです。

それがなぜいけないかと言うと、「好きだったはずだから楽しくないといけない」と言うことを自分に無理強いしてしまっているからです。

何も楽しくなければお薬飲んで、何かをやりたくなるまで寝ていればいいでしょう。寝ていることが「快」で、起きていることが「不快」なら、寝ていることが「不快」になるまで休養を取ることが効果的かもしれません。

但し、不快かもしれませんが通院と受診だけは我慢して行って下さい。少しばかりのストレスは、人間にとって必要なものでもありますから、それを通院でクリアしちゃいましょう。

また、治療薬についてもさまざまなものがありますが、今回の話題とは少しずれますので、具体的なお薬は紹介しません。お医者さんが出してくれたものを指示通りに飲んで下さい。

お薬を飲んで不快な症状が出たら、すぐにお医者さんに連絡して服薬指導を仰いで下さい。決して自己判断で中止や減薬を行ってはいけません。

こうした基本的な行動が、少しでも早く脳をダメージから回復させるものなのです。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る