TOP > > 長期のうつ病は費用がかかって不安?1/3になっちゃう方法

長期のうつ病は費用がかかって不安?1/3になっちゃう方法

精神疾患は、長期の通院を続けなくてはいけない病気のひとつです。会社を長期休養したり、場合によっては退職せざるをえないこともあります。復職までには時間がかかることも多く、治療費が重く感じます。

このような場合に、「自立支援医療制度」があります。これは治療費を大幅に減額してもらえる制度なので、本当に助かります。しかし、実際に通院している人は、知らないことが多いのが現状なのです。

うつ病の人が積極的に制度を探すことは大変なこと

病院によっては、積極的に勧めてくれる良心的な病院があります。病院が勧めてくれなければ、なかなか知るきっかけが少ないことも事実です。うつ病の方などは、やる気や思考力が低下しているので、自分で積極的に制度を探したり、利用するというのは難しいのです。

本来なら、病院側が勧めてくださることが望ましいのですが、残念ながらそのような病院は、とても少ないのが現状です。この制度は、区市町村役場の障害福祉課(保健福祉課)に問い合わせることで手続きできます。

もし、可能であれば、ご家族の方が一緒に手続きをしてくださると助かります。制度はどこの地域でもおよそ共通していますが、地域によって違いがありますので、窓口でご確認ください。

自立支援医療制度はこんな制度です

制度の内容を説明します。ここでは簡単な説明になります。例えばうつ病の治療費の場合、1ヶ月薬代も込みで7000円前後だとします。毎月払い続けるとなると、1年で、8万4000円、もし3年間通えば、25万2000円。回復しても長期間通い続けることが多く、更に働くのが困難な場合は、とても苦しい出費です。

自立支援医療制度では、診察費、薬代、デイケア、訪問看護などの費用が減額されます。通常は3割負担ですが、この制度を利用すれば1割になります。現状支払っている1/3で済むのです。普段7000円前後だとすると、およそ2400円です。年間ではおよそ2万8000円。

なんと5万6000円の減額、3年間では16万8000円の減額です。非常に助かります。さらに、この制度は、支払い金額の上限が2500円に設定されているので、いつもより多い金額になってしまっても、上限以上は支払わなくても良いのです。

対象はうつ病だけではないのです!

では、対象になる精神疾患です。

  • 統合失調症、統合失調症型障害、および妄想障害
  • 気分障害(うつ病、躁うつ病など)
  • てんかん
  • 認知症などの脳機能障害
  • 薬物使用による精神・行動障害(依存症)
  • 3年以上の精神医療の経験を有する医師により、計画集中的な通院医療を要すると判断され場合
  • 医療保険の高額療養費で多数該当の方:過去1年間に、高額療養費の支払い回数を既に3回以上受けた方

申請するには何が必要

必要な書類は以下のようになります。

  • 自立支援医療費支給認定申請書(区市町村役場の担当窓口にて受け取ります)
  • 自立支援医療診断書(主治医に作成を依頼します)
  • 保険証(生活保護の方は福祉事務所からの証明書など)
  • 世帯課税状況が確認できる物(省略できる場合があります)

だいたいこのようなものですが、まずは窓口に確認して申請をしてください。一番早く、確実です。1年ごとの更新です。病院で更新してくれることが多いのですが、念のため、どこで誰が更新するのか、ご確認されることをおすすめします。

その他、傷病手当金制度や、精神障害者保健福祉手帳、国民保険料の免除など、申請できることはしっかり行うと、とても生活の助けになり、安心を得られます。今現在、申請できるのにしていない物が無いか、一緒に窓口で相談されることをおすすめします。

先にもあげましたが、治療を受けているご本人は申請がとても大変です。できれば、ご家族の方が一緒に申請の手続きをしてくださればと思います。それから、精神障害者保健福祉手帳など、精神障害という言葉に本人はとても傷つくおそれがあります。「精神障害って感じじゃないよねー」など、一言添えてあげると助かります。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る