TOP > > 子供を厳しく育てる覚悟はあるか?うつにならないための教育法とは?

子供を厳しく育てる覚悟はあるか?うつにならないための教育法とは?

「精神的にタフであること」の本当の意味

あなたは、自分の子どもをどうやって育てていますか?現代の親は子どもの躾がなっとらん、と年輩の世代からは言われそうですが、実際のところ、彼らの言い分が間違っているというわけでもないようです。

唐突な質問ですが、あなたは自分の子どもを厳しく育てていますか?こう書くと、「わたしはちゃんと育てている自信がある」と言う方もいらっしゃるでしょう。

では、なぜ、厳しく育てなければならないのでしょう?この部分を深く考えたことがありますか?ただ、自分の親が厳格だった、そんなことは常識だと、周りの雰囲気に流されてはいないでしょうか。

実は、自分の子どもにどうなって欲しいのか、イメージを具体的に持っているかどうかで、「厳しい」の意味合いが違ってくるのです。なぜ厳しく育てるのか、その問いの答えは、「逆境に負けない、抵抗する力をつけさせるため」というのが正しい答えだと筆者は思います。

ただ単に、親とは厳しくあるものだ、社会のマナーをきちんと身につけさせなければならない、といった理由で子どもに接すると、子どもはとまどってしまいます。

うつに負けないための抵抗力をつけるためには?

社会は理不尽なルール、暗黙の了解に満ちています。人間関係やしがらみの中で、悩んだ経験の一つや二つ、誰にだってあると思います。しかし、どんな逆境に陥っても、生きていかなければならないのが世のつねです。そのための抵抗力を、自分の子にも持っていてほしいですよね?

強い抵抗力を持っていないと、壁にぶつかったときに「うつ」を発症してしまう子も現れてしまうでしょう。ある実験では、学童期の児童に対して、うつにならないために心の抵抗力をつけるプログラムを実施して、その効果を調べました。

小学校~中学校くらいの年齢のときにうつのきざしを見せた子どもは、大人になってから本格的なうつ病を発症する確率が高いという結果が出たのです。

そして、子どものときにうつへ対抗するための能力を培うことができれば、大人になってから発症するリスクを下げることができ、精神安定薬を使うこともなくて済むだろうと言われています。

実際に、抗うつ薬を処方されても、二年後には八割以上がうつを再発症したという報告もあります。基本的に抗うつ薬では精神状態の根本的な解決はできません。

また、抵抗力がある児童の脳、なかでも思考を司る前頭葉という部分は、恐怖や悲劇的なシチュエーションに対して、柔軟に対応できる力あるという実験結果も出ています。危険を察知するのは大切なことですが、そこから脱出する切り替えの早さも持っていないと、ストレスに長い間さらされなければならなくなってしまいます。

夢中になれる手先の遊びを子どもに覚えさせよう!

ストレスに強い、抵抗力のある子どもに育てるためには、一つのポイントがあります。それは、手先を使った遊びを忘れさせないことです。幼少時は誰でも、粘土遊びや工作、ボール投げや運動など、手を使った遊びを好みますよね。大人になるにつれて、読書や音楽鑑賞など、動かない遊びを趣味にする人が増えてきます。

人間の脳には、手を使って何かをすることで、快感を得ることのできる回路があります。前頭皮質・側坐核・線状体という組織がそうです。読書や音楽を聞くだけでも、考えることを司る前頭皮質は活性化しますが、手を使った運動をすることで、前頭皮質・側坐核・線状体というすべてが反応し、心地よい刺激を与えてくれます。

マタニティーブルーに陥って、うつ状態になってしまった妊婦さんに、編み物や絵描きなど、手先をフルに使う遊びをやってもらったところ、うつが回復したという報告があります。つまり、指先を動かすことは、脳が働いて、うつになるのを防いでくれるのです。

うつ病では、脳と心の働きだけに注目するのではなくて、体も含めたトータルバランスで治療を考えていく必要があります。効果的に、再発を防ぐためには、手を使ったセラピーを取り入れていくのが一番だと思います。

ある程度の厳しさを設定して、親がそれを監視・コントロールできる環境を作り、手の発達を促せたとき、柔軟な抵抗力を持った子どもへと成長させることができるでしょう。子どもの未来を考えて、長い目で見た教育を施してあげてください。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る