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うつ病の発症で記憶力や理解力が低下した時の改善方法とは?

うつ病の患者さんというのは、脳内神経伝達物質が分泌異常の状態に置かれることになります。そうすると、当たり前のことではありますが、脳からの神経伝達という働きが低下してしまうわけであります。

脳からの神経伝達という働きが低下するということは、例えいくら優秀な頭脳をお持ちの方であっても、頭の回転が鈍くなってしまうのは、ある意味当然のことでもあるのです。ということは、記憶力や理解力にまで影響が及ぶこともあり得るということになります。

うつ病や薬が原因で低下する記憶力と理解力

うつ病の発症で、記憶力や理解力が低下してしまう方が少なからずいらっしゃいます。もちろん、この病状というのはうつ病が原因ですから、病気から回復すれば復活するでしょう。ただし、数年に渡って抗うつ剤での治療が続くようであれば、その影響が残ってしまうこともあります。

脳に影響が残る可能性のある薬物療法

うつ病の治療で使われる代表的な薬には、抗うつ剤、抗不安剤、睡眠導入剤などがありますが、これらの薬の中には思考能力を低下させてしまうものがあると言われております。数ヶ月の服用で回復できれば、その影響も最小限に留まるかも知れません。

しかしながら、治療期間が何年にも渡るようなケースでは、やはり薬の影響は残ってしまうと考えるべきだと思います。このようなケースも含めて、うつ病は早期に発見して早期に治療を開始することが大切であると、叫ばれている所以なのであります。

副作用の少ない漢方薬

うつ病の治療にあたって、漢方薬を積極的に取り入れている方たちがいらっしゃいます。皆さんも聞いたことがあると思いますが、漢方薬は西洋医学の薬と比較した場合、はるかに副作用が少ないと言われているのです。

ただし、副作用が全然ないというわけではありませんからご注意ください。漢方薬の中には、西洋医学の薬との相性があまりよくないものもありますので、特に薬物療法の治療と並行して漢方薬を服用するのであれば、主治医と必ず相談すべきです。

また自己責任で、漢方薬のみでうつ病の治療にあたろうとする場合は必ず漢方医と相談してくださいね。專門の知識がない方の自己判断は、やはり危険が伴うことを認識する必要があります。

うつ病治療に効果のある漢方薬

漢方薬は、様々な病気治療の現場で活用されております。それは、うつ病の治療についても同じなわけです。実際に、漢方薬でうつ病を治療している方たちはたくさんいらっしゃいます。ただ多くの場合、西洋医学の薬と並行して服用するというケースが多いようです。

なんだかんだ言いましても、うつ病治療の基本は抗うつ剤ですからね。ということで、ここでは、うつ病に効果のある漢方薬についてご説明させていただきます。

■香蘇散(こうそさん)と酸棗仁湯(さんそうにんとう)
うつ病の症状で、夜なかなか寝付けなかったり、無気力な状態にある時、香蘇散と酸棗仁湯が有効に作用してくれます。うつ病発症初期に処方されるケースが多いようです。
■柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
うつ病を発症すると、不安な気持ちに苛まれたり、不眠に悩まされることがあります。このような時に効果を発揮すると言われている漢方薬が、柴胡加竜骨牡蠣湯なのであります。
■半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
半夏厚朴湯には、不安な気持ちを抑えたり、吐き気に効果があると言われております。
■分心気飲(ぶんしんきいん)
分心気飲には、吐き気であるとか、食欲不振に効果を発揮すると言われております。

以上が、うつ病に効果があると言われている漢方薬ですが、もし服用を希望するのであれば、主治医と相談するのが基本です。副作用が少ないと言っても、飲み合わせの問題もありますし、副作用はゼロではありませんからご注意くださいね。

副作用ゼロの運動療法

人間の脳には、記憶や学習能力に深く関係している海馬(かいば)と呼ばれる器官があります。この海馬なのですが、最近の研究では、うつ病を発症すると縮小するのではないか、というような結果が出ているそうです。

脳由来神経栄養因子(BDNF)を増やす有酸素運動

海馬が縮小するのは、うつ病が引き金となって、神経細胞の成長をコントロールしている脳細胞を増やす作用に深く関わる、脳由来神経栄養因子(BDNF)の存在が減少しているからなのです。そしてこの脳由来神経栄養因子(BDNF)は、有酸素運動によって増えることが分かっています。

ということで、有酸素運動を日常生活に組み込むことで、記憶や学習能力を活性化できる可能性があるということになります。また、うつ病で分泌量が減少している、脳内神経伝達物質の一つであるセロトニンの分泌量を増やす効果も、有酸素運動にはあります。

肝心なのは副作用のある薬の量を減らす努力です

副作用の心配のない有酸素運動を、日常生活の中で30~60分程度実施してみてはいかがでしょうか?副作用のある薬の量を少しでも減らす努力をしましょう。その結果として、低下した記憶力と理解力を回復させる可能性が高くなるでしょう。

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