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家族がうつ病になったら。皆が無理をしないサポートのしかた

うつは、決して珍しい病気ではありません。仕事や人間関係から受ける過度なストレスや、人に相談出来ない悩みを抱えてしまったときなど、心のキャパシティを越えた時には心も弱ってしまうのです。もしも家族がうつ病を抱えてしまったら、家族として何ができるのでしょうか?

家族の態度が少し変化したと思った時にできること

外出先で辛い思いをしていても、家族にだけは心配をかけたくなかったり、問題を解決できない自分に悩んで一言も相談をせずに一人で悩みを抱えてしまう人がいます。

真面目であったり、家族思いであったり、プライドが高かったり…相談しない理由は様々です。いつもと変わらずに生活していても、小さな変化にサインが表れていることがあります。

家族との会話が減った
笑顔が減った
食欲が減った
酒量が増えた
よく眠れないと訴えることが増えた
常に疲れた様子でよく横になるようになった
集中力が落ちた
外出や趣味のものなど、楽しんでいたことをめんどうがるようになった
身なりに気を使わなくなった
部屋の片付けがおろそかになった
学校や仕事に生きたがらなくなった

数日でこれらが改善するならば心配はいりませんが、長く続く場合には注意が必要です。

気付いたら、話を聞いて

あれ、おかしいな、元気がないなと思ったら。特別なことをする必要はありません。

話を聞く

さりげなく話を聞いてあげて下さい。胸の中に溜め込まれたものはすぐには出て来ないこともありますから、いつでも、どんな話でも聞くよと言う受け身の姿勢を保ちましょう。

待つ

何かを聞き出そうとすると、嫌がって部屋に逃げたり、心を閉ざしてしまいがちです。「何かあったの?」ではなく、「最近はどんな勉強をしてるの?お友達の○○ちゃんは元気?」や、「仕事の調子はどう?無理してない?」など、いたわる言葉をかけながら、話し始める日を待つことも大事です。

話の間は口を出さない

もし、辛い胸の内を話し始めたら、分析をせず、口を挟まず、意見を言わずにじっくりと話しを聞いてあげましょう。家なら正直な気持ちを吐き出せると本人が感じられれば、その後の家族関係が良い方向へ向かう可能性は大きくなります。

傾聴を常に心がける

傾聴という言葉があります。これは上の3点を踏まえて「積極的に耳を傾け、言葉の奥にひそむ心の言葉を聴く」という意味があります。身近な人ほどつい、自分が聞きたいと思う答を相手に求めがちですが、それをしないことがポイントになります。

家族は動揺しないこと

どんな人でも、落ち込んだ時と元気な時では考え方や行動力がまるで違って来ますよね。うつはその差が何倍にも大きくなることがあります。その差に家族が動揺すると、本人は敏感に気配を察して自分の責任を強く感じてしまったりします。

家族は気持ちを大きく構えて、むしろ笑顔を向けて下さい。おはよう、いただきます、行ってらっしゃい、おかえり…そんな声かけも、反応があってもなくても笑顔で明るく続けてみましょう。太陽と北風の寓話のように、あたたかな日差しが隠された心をほぐすことは大いに有り得ます。

そして、自分の楽しみをおろそかにしないよう心がけて下さい。一緒になって落ち込むと、うつが連鎖反応を起こして家族までもがうつになるケースが多く認められています。外出や趣味はそれまで通り行って、大いに楽しむべきです。

しっかり食べて、毎日を楽しんで、自分自身の心の栄養をきちんと取ってこそ、うつを抱えた家族のサポートが出来るのです。

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