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若い女性に急増?仮病と勘違いされやすい非定形うつ病とは

うつに見えない新しいタイプのうつ病とは?

私達の日常には楽しいこともあれば辛いこともあり、落ち込んだりまた元気が出たり、を繰り返しながら生きています。楽しいことばかりあれば良いのですが、人生はそうもいかないので時にはどん底の気分までふさぎこむ時もあります。

ですが、通常は時間の経過によって自然に立ち直ることができるものです。しかし、こういった誰にでもよくある一時的なふさぎこみとは異なり、強い抑うつが数週間から数か月も続く場合があります。

この状態は「うつ病」の可能性があり、身体にさまざまな症状が表れたり日常生活に支障が出ることもあるため、休養や専門の治療が必要になります。

一般にうつ病というのは、抑うつ、意欲の低下、判断力の低下、自責の念といった精神症状や不眠、食欲不振、性欲減退、頭痛、倦怠感などの身体症状が特徴で、原因ははっきりしていませんがストレスが引き金になったり神経伝達物質セロトニン不足などとされています。

うつ病になると、時間帯により良くなる時はあるものの、常に憂うつな気持ちが続いているので周囲の人から見ても具合が悪いことはわかりやすいのですが、最近は一見うつに見えないタイプの新しいうつ病が増えているとされています。

従来のうつ病(メランコリー型うつ病)を「定型うつ病」と呼ぶのに対し、新しいうつ病は「非定型うつ病」と呼ばれています。非定型うつ病とはどのような病気なのでしょうか。

非定型うつ病の症状は定型うつ病と異なり、気分の浮き沈みが激しく、抑うつ状態から一転して調子の良い状態へと精神状態が入れ替わる点です。

定型うつ病の場合は常に調子が悪い状態が続くのに対し、非定型うつ病の場合は、自分の好きな事や興味のある事をする時には元気になる、といった特徴があります。

そのため、周囲からは「自分の都合の良い時だけ元気になって仮病ではないのか」「わがまま」と誤解されることも少なくありません。しかし、本人にとっては悪気はなく、人知れず症状に苦しんでいることが多いのです。

定型うつ病は男性に発症しやすいのに対し、非定型うつ病は20~30代の女性に発症しやすいのです。発症しやすいタイプには性格も影響しており、

・真面目
・小さい時から良い子タイプだった
・他人の評価を過剰に気にする
・責任感が強い

などといった傾向があります。では、非定型うつ病になるとどのような症状が起こるのでしょうか。もし該当する症状が多ければ「単なる性格」だけでなく非定型うつ病の可能性もあるかもしれませんよ。

非定型うつ病チェック

非定型うつ病の症状をあげてみました。もし多く当てはまり、それが長く続いているという場合は一度医療機関へ相談することをおすすめします。

非定型うつ病の大きな特徴

・鉛様まひ(起き上がれないくらいの強い疲労感)
・アンガーアタック(感情をコントロールできず興奮して怒る発作)
・過眠
・過食、甘い物が食べたくなる
・肥満

その他の症状

・気分がふさぐことが多い
・気分の浮き沈みが激しい
・夕方になると抑うつがひどくなる
・イライラしやすい
・強い劣等感を感じる
・自分の興味のある事はできるけどそれ以外はできない
・他人の一言でとても傷つく
・思い通りにならないのは他人のせいだと思う
・ほかの人は自分のことを理解してくれない
・疲れやすい

非定型うつ病の治療法

非定型うつ病は心療内科か精神科での治療になります。投薬での治療は、定型うつ病と同じで抗うつ薬、抗不安薬、精神安定剤などが処方されます。

ただし、非定型うつ病の場合は薬よりもカウンセリングや認知行動療法のほうが効果が期待できるとされています。治療以外に、日常生活で自分で心がけることができる方法もいくつかあります。

食事

規則正しいリズムで食事を摂り、過食にならないように気をつける。

運動

有酸素運動はセロトニンを増やす。肥満予防にもなる。

掃除

ストレス解消と適度な運動効果が得られる。

趣味

料理や手芸を趣味にすると脳の活性化も期待できる。

日光浴

日光を浴びることでメラトニンの分泌を増やし体内時計を正常化。外での運動がおすすめ。

定型うつ病は休養がまず第一ですが、非定型うつ病の場合は、休まずに通勤し規則正しい生活を送る習慣をつけることが症状の改善につながります。

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