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マスクを外せないのは心の病気…だてマスク依存症の心理とは

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風邪や花粉症が流行する季節には、マスクをする人を多く見かけます。

ところがマスクをしている人の中には病気や季節とは関係がないのに、常にマスクをつけている「だてマスク」をする人が増えているのです。

あなたはどうですか?マスクをしていると落ち着く…なんてことはないでしょうか?

だてマスク依存症とは?

だてマスク依存症とは、風邪や花粉症など何らかの病気の症状がないにも関わらず、常にマスクをしていないと気持ちが不安定になったり、マスクを外すと気持ちが落ち着かなくなる、というような症状が起こる病気です。

なぜ、だてマスクをするのか?

だてマスクは、だてメガネと同じような意味ですが、だてメガネがファッションや顔に特徴を持たせるというような容姿を作る目的とは異なり、気持ちを楽にして不安な気持ちを抑えたり、自分の感情が表に現れないようにする意識が強くあるのがだてマスクです。

だてマスクをする人の心理を分析してみると、何か自分が守られているような気持ちがしたり、自分の感情や本心を他人から読み取られることがなく、わずらわしい人間関係に気を使うことがなくなる、というような排他的な感情があるようです。

実際に、だてマスクをしている人たちに、その理由を聞いてみると次のようなものがあげられます。

  • 誰とも話したくない。
  • 表情を作るのが面倒だから。
  • 感情を読み取られる心配がなく、何があっても受け流せる。
  • 他人の視線に触れないで済むから気持ちが落ち着く。
  • マスクをしていることで、他人に話しかけられずに済む。

こうした理由のほかにも、眠いのを隠すため、メイクをする時間がない、というような理由もあげられますが、本質的には、他人との距離をおいたり、わずらわしいコミュニケーションを拒絶する意図があるようです。

だてマスクは引きこもりの前兆

だてマスクをすること自体に何か悪いことがあるのか、と思う人がいるかもしれません。確かに人に迷惑をかけているわけではありませんし、話をするときに、ちょっとマスクをずらして口を出して話せば不愉快になる人はいないかもしれません。

マスクをする本当の理由が、自分を他人の視線から隠すということであったり、マスクをすることでわずらわしい人間関係から逃避する、という心理が働いているとすれば、それは他人が立ち入れない自分の殻の中に閉じこもろうとする気持ちの表れです。

自分の感情を隠し、他人とのコミュニケーションを避けることは、引きこもりの一歩手前の状態だということになります。

だてマスクをつけ続けると?

では、だてマスクをつけ続けるとどうなるのでしょうか?

人は誰しも、社会や職場、家族など、おかれている立場や状況によって、自分が行うべき役割を演じています。社会人として、会社での役職として、親として…など様々な役割があると思います。

それぞれの役割を演じるのは、とても大変なことで辛いこともあると思います。しかし、人間社会で生きる以上、人はそれそれの役割を演じる必要があるのです。もし、その役割を放棄するようなことになれば、社会からはみ出すことになるでしょう。

だてマスク依存症になると、自分の感情を表に出さなくなるわけですから、次第に人間関係が疎遠になってしまいます。

だてマスクをすることは、自分だけが話し他人の話には耳をかさないという一方通行のコミュニケーションで良いという心理の表れです。これでは円滑なコミュニケーションはできません。

だてマスクは対人関係を隔絶して自分一人の世界に閉じこもろうとする心理の表れなのです。

だてマスクをつけ続けることは、自分が社会を拒絶することであり、やがては自分が社会から拒絶されることに他ならないのです。そして自分が孤立し続け社会から相手にされなくなることで、生きる喜びや価値というものが感じられなくなるでしょう。

これは現実の世界から逃避する引きこもりやアルコール依存症の心理と良く似ています。その先にあるのは、極端にいえば、うつ病や自殺、薬物中毒、アルコール依存など自分と社会を断絶するしかなくなるような最悪の危険性です。

だてマスクを止める、止めさせるには?

だてマスク依存症を克服するにはどうすれば良いのでしょう?

実は、だてマスク依存症に陥っている人が自分からマスクを外すということは、とても難しいことです。マスク依存症の人はすでに社会とのかかわりを半分は拒絶しているからです。

自分があらゆる人間関係におけるストレスを回避して、自分で自分だけが安住できる殻に閉じこもっているのですから、自分でその殻を破ることは容易ではないのです。

心に抱える問題を解決する

マスク依存症を克服するためには、家族や友人、会社や学校の人など誰かの手助けがあったほうが、マスク依存症を克服するためには効果が高いといえます。

だてマスクをしている人は心に大きな問題を抱えている状態の現れだと考え、その心にある悩みや問題を解決する。これが最も根本的なマスク依存症の解決策です。

さりげない言葉を使う

だてマスクをしている人は、マスクをすること自体何も悪いことだとは考えていません。ですから理論的な説得はあまり効果がありません。

ですから、さりげなく「マスクして暑くない?」とか「マスクがないほうが素敵だよ」というように、だてマスクを外すような言葉をそれとなくいうのです。マスクをしてはダメだといっても効き目はありません。

一生マスクではいられない

マスク依存症だからといって、一生マスクを外さないまま生きていくことはできないはずです。マスクを外すきっかけは自分で見つかることもありますが、家族や周りの人が、一生マスクをつけているのか?と諭すことも効果があります。

だてマスクをしていると話す相手へ表情が伝わらないことやビジネスシーンなどで相手に対して失礼な印象を与えるため、マスクを外さなければいけないときが来ることを悟らせるのです。

不安をとる薬を利用する

マスク以外に心の受け皿を作ることも必要かもしれません。マスクをすることで安心したり落ち着くという人は、心に何かしらの不安の元があるはずです。心療内科などで抗不安薬を処方してもらい対処することも1つの方法でしょう。

マスク依存症の人は心に何かしらのわだかまりを持っていて、他人とのコミュニケーションを拒絶しています。その原因を取り除くためには、家族や友人、親しい人の協力が必要です。一時的なことだと考えずに、寄り添ってあげることが大切です。

いかがでしたか?あなた自身はマスクに依存していませんか?また、まわりにマスクを全然外さない人はいませんか?

もちろん、精神的な要因からではない場合もありますが、少し気になったら声をかけてあげる、考え方をかえてみる、と対策をしてみてくださいね。

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