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認知症の初期症状、性格の変化をいち早く見抜いて悪化を抑えよう

認知症の始まりに気付くきっかけとしてよく挙げられるのは、会話や日常の行動の中で見られるちょっとした物忘れや普段との違いですが、会話がしっかりしたまま認知症が進行しているケースもあり、全てを会話と行動だけで判断するのは難しい部分もあります。

しかし、一緒に暮らしている家族や、付き合いをよくする親族なら、もっと分かりやすいポイントあります。「性格の変化」です。どんな変化が認知症の始まりのサインなのでしょうか。

「今までとは違う反応・対応」に現れるシグナル

  • 優しい人がささいな話題で急に怒り出す
  • 笑わない人が冗談を言った

これはとても分かりやすく、また、日常会話の中でふと見られるサインです。

滅多なことでは怒らなかった人が、ささいな話題で声を荒げるほど怒り、周囲が「珍しいね、よほど機嫌が悪かったのかな」と戸惑っていると、その後しばらくして認知症の症状が顕著になってきた例があります。

手を上げたことのない人が、人を叩いたりするのもこのケースに当てはまります。

よく、暴力的になった高齢者に「本性が出たのか」という疑問や表現を聞きますが、決してそうではありません。

脳や体の機能の変化も原因のひとつですが、本人も自分の変化に戸惑ったり、不安になったりして、気持ちがとっぴな表現に繋がる場合も多いのです。

こちらが落ち着いて普段通り対処することで、安心させてあげることができます。

性格の変化を感じたら医療期間の受診を

ほがらかに変化したり、穏やかになる人もいますが、ネガティブな変化の場合には家族にとって大きな負担となります。

「今までとちょっと違うな」と思ったら、なるべく早く医療機関を受診しましょう。認知症は、早めに治療を始めれば始めるほど、悪化を抑えられる可能性が高まるのです。

医療機関は、本人が認知症診断を嫌がるようなら、まず内科を受診し、家族から医師に認知症の疑いを伝え、適した病院を紹介してもらうという方法もあります。家族のすすめは嫌がっても、医師からの指導があるとすんなりと従うケースは高齢者に多く見られます。

攻撃性が強い場合は特に、早めに医師の指示を受け、暴力や暴言に発展しないように注意を払いましょう。

性格変化への上手な対応

物忘れが起こり始め、性格が少しずつ変化して行く様子は、家族にとってはもどかしく辛いものです。

そこでこちらが感情的になったり変化を受け入れられずに拒否してしまうと、本人はますます戸惑い、イライラを募らせて変化を押し進めます。

それまでは普通にできた意見の交換ですら口論に発展したり、強い不快感を示したりすることがありますから、そのような場合には一旦、その話題から離れるくせをつけましょう。

お茶をつぎに席を立ったりテレビをつけてみたりして、少し時間を取り、全く違う話題を始めるのです。そうするとの話題を忘れることができて感情が切り替わりますので、穏やかにその場を収めることができます。

明るい変化の場合には、一緒にたくさん笑うことが何よりも元気のもとになります。体が健康であれば、ぜひ外食やお散歩など、外の世界をたっぷり一緒に楽しんで、良い思い出を重ねましょう。

楽しい記憶が増えることもまた、元気を長持ちさせる秘訣と言えるのです。

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