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お婆ちゃんの様子が気になる時…認知症が疑わしい時の見分け方

もの忘れ=認知症?

中高年の人の場合「さっきしようとしていた用事が思い出せない、なんだったっけ?」といったもの忘れが起こっては「年のせいかなあ」と思うことがあるかもしれません。加齢に伴ってちょっとしたもの忘れは自然と増えてくるものです。

ですが、シニアのもの忘れが多いようだと見ている家族は「認知症」のことが心配になるかもしれません。現代、日本では65才以上の数%が認知症患者と推定されています。高齢化社会が進んでいるため、今後さらに患者数は増えることが予測されます。

認知症というのは、もともと正常な機能だった脳に器質的な障害が起こることでさまざまな症状が起こるようになる病気です。症状は記憶障害が特徴なので、もの忘れが増えた場合には認知症が疑う必要があるかもしれません。

ただし、認知症と単なるもの忘れには症状の特徴に違いがあるので周囲の人が単なるもの忘れではないことに気付ける場合もあるでしょう。

アルツハイマー型認知症とは

認知症といってもいくつかのタイプがありますが、今回は老人性の認知症に最も多いアルツハイマー型認知症について説明していきます。

アルツハイマー型というのは脳神経が脳細胞が委縮することによって脳の機能に障害が起こる認知症です。脳の神経細胞は死滅すると元に戻らないため症状は進行していきます。症状は第1期から第3期へと進行していきます。

第1期…もの忘れや抑うつが起こるようになるが日常生活を普通に送ることはできる
第2期…記憶障害、認知障害が増え日常生活が送れなくなってくる
第3期…運動機能障害が起こり、寝たきりになる

アルツハイマー型認知症の特効薬はないため治療することはできません。ただし、進行を遅くする薬で症状を緩和させることはできます。

単なるもの忘れとはここが違う

第2期になると道具の使い方を忘れる、家族の顔が分からなくなる、徘徊などといった明らかに病気と判断できる症状があらわれるようになります。この時期には周囲の人も認知症と気付くようになるでしょう。

ですが、なるべく早期に治療を始めたほうが効果的なので周囲の人は初期のちょっとした異変に気づいてあげることがのぞましいです。単なるもの忘れは一時的に部分的な記憶を忘れることです。認知症の場合は、記憶力の障害に加えて人格の変化や知能低下も起こる病気です。

「単なるもの忘れにはみられない認知症の初期症状」

・同じことを何度も繰り返して話す
・さっき聞いたことを何度も聞き返す
・食事を食べたかどうか覚えていない
・被害妄想の傾向がみられる(家族が財布を隠した、など)
・人格が変わる(怒りやすくなるなど)
・抑うつ
・今まで興味のあったことに興味を示さなくなる

これらの症状がみられると今までのおじいちゃん・おばあちゃんと雰囲気が変わったな、という印象を持つのではないでしょうか。

認知症が疑われる場合には

認知症は放置しておくと進行していくので早めに治療を始めることが大切です。そのために医療機関を受診して検査を受けることが必要になります。認知症の専門科には脳内科や認知症外来などがありますが、最寄りの医療機関でどこを受診したら良いか分からない場合には各自治体の保健所に相談するとよいでしょう。

また、家族が受診させたくても本人が病院に行く事を嫌がる場合も少なくありません。家族が無理やり連れていくこともかえって良くありません。「体の調子を一度診てもらいましょう」といった言い回しで上手に病院へ連れていくことがのぞましいです。

各自治体の認知症相談窓口を利用しましょう

病気は本人が一番辛いものですが、病人をケアする家族もたくさんの不安や戸惑いを感じるものです。各自治体では保健所や福祉事務所などで認知症の相談窓口を設置しています。

家族はこういった相談窓口を積極的に利用して悩みや不安を相談するとよいでしょう。認知症の症状が進むとケアする家族の負担も大きくなります。悩みがあれば抱え込まずに第三者に相談することで楽になる部分が多いはずです。

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