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自分の家がわからない!若年性認知症になりやすい9つの危険因子

認知症

近年、認知症という病気がとても増えています。特に過疎化の進んだ地方は高齢者も多いため、認知症予防や町ぐるみでの患者のバックアップが非常に大きな問題になっています。

また、65才未満の認知症である若年性認知症が増えてきています。働き盛りに発症すると、場合によっては仕事に支障が出る可能性もあり、経済的に家庭の危機に直面します。住宅ローン・高騰する子供の教育費などがあり、貧困問題にも直結する可能性もあるため、社会問題化しつつあります。

このような若年層に多くなってきた認知症の原因は、脳が萎縮してしまう特殊なタンパク質ということはわかっていますが、今の医学では現状維持することが精いっぱいです。

残念ながら、症状の軽減や完治については目途が立っていません。発症したら最後、一生付き合っていかなければならない病気です。

認知症の危険因子

研究が進むにつれ、いろいろなことがわかってきました。特に若年性認知症は、高齢者の認知症と違い症状が多様化しており、発病の発見が遅れることも多いようです。

遺伝的な要素があることはわかっていましたが、他の原因についてはよくわかっていませんでした。このことについて、程度固定化した危険因子があることがわかってきました。

治療法がない現在、これらの危険因子を少しでも遠ざけ、認知症にならないことが個人においても社会的にも重要なことではないかと思います。

・アルコール中毒
アルコールは薬物依存のように習慣性が高く、脳の萎縮については前から問題視されてきました。特に、1回のアルコール量が多い場合が問題になります。また、高血圧や糖尿病等の併発によって、脳血管障害性の認知症に繋がりやすいのではないでしょうか。

・脳卒中
脳の血管障害での病気をまとめて脳卒中と呼びます。「脳梗塞」や「くも膜下出血」などがそれにあたります。これらの障害にかかること自体リスクになりやすいようです。認知症の約40%は脳血管障害が原因の認知症です。

・抗精神病薬の使用
精神的疾患において、向精神薬の服用が脳に影響を与えます。これらの薬は、脳の神経伝達物質をコントロールするためなのかもしれません。

・うつ病及び抗うつ薬の使用
かつては社会的にも人間関係が良好だったため、うつ病患者数がそれほど多なかったですが、人間関係や経済・社会が複雑化してきたと同時にうつ病の罹患率も上昇しています。また、これらの症状を軽減するための薬も抗精神病薬と同じように脳の神経伝達物質に影響を与えているかもしれません。

・父親の認知症
遺伝的要素が強く出るようです。

・薬物中毒
アルコール以上に脳に悪影響を与えるのが、服用を禁止されている薬物です。しかし、鎮痛・麻酔等医療機関で使用される薬物は医師がコントロールしているため問題ありません。

・認知機能が低い
社会生活を営む上での認知機能が低い場合がこれにあたります。

・身長が低い
これは、統計上での危険因子です。身長が高い人よりも低い方の方が、発病しやすいようです。

・最高血圧が高い
血圧が高いことに関しては、脳卒中に関連しているかもしれません。

以上9つの危険因子ですが、頻度の高い上位から列挙しています。従って、「身長が低い」や「最高血圧が高い」単独では、発症リスクが非常に低くなります。

この中では、「父親の認知症」「身長が低い」ことは、本人の問題ではなく回避することは不可能です。しかし、他の危険因子に関しては本人の努力で回避することが可能なのです。

脳卒中や高血圧は薬や生活習慣で予防することも可能ですし、アルコール・薬物についても本人の自覚の問題です。その点でいうと、若年性認知症は予防の可能性も高いのはないでしょうか。

若年性認知症の実態

若年性認知症は、2009年に発表された資料では日本全国に3万8千人いると推測されています。現在ではもっと増えていると思います。

その中で一番多いのは、脳血管性認知症が約40%、ついで有名なアルツハイマー病が約25%と続きます。老年性認知症もそうですが、現在の医療では、初期の認知症の発見は非常に困難です。脳ドック等では、発見されないことの方が多いと考えていただければと思います。

しかし、大規模病院等での「物忘れ外来」等で受診した場合、専門医が脳の画像診断の他に、問診や脳骨髄液の検査等で診断することが多いようです。

しかし完治は不可能なため、治療については飲み薬と、それに加えて家族の協力がないと進行を遅らせることができません。

幸い、人間の脳は機能しなくなった部分を正常な部分が補うことが可能なので、通常通り生活する可能性を持っています。

特に、軽度の場合は仕事をすることも十分可能ですので、家族や会社の方が協力し、患者本人をバックアップしてあげることが大切です。

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