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ゲームが高齢者の認知機能を向上させる?!

脳は老化しても訓練次第で認知能力を増強できる。

高齢者の認知機能は一般的に衰えていくというのが常識です。しかし、訓練の仕方で認知機能は衰えるどころか良くなっていくことが新たに発表されました。

今回の試験では60歳から85歳の高齢者にビデオゲームを家庭でしてもらうという研究をしました。そのビデオゲームですがニューロレーサーという三次元ビデオゲームだそうです。特別にこの研究のために開発されたゲームです。まるで車の運転でもしているかのようなゲームです。

これを毎日してもらったところ、認知制御と多課題遂行能力が改善されたそうです。その効果は6ヶ月間も持続しているとのことです。多課題遂行能力とは同時に様々なことをできる能力です。脳が衰えてくるとなかなかこの様なことはできません。

また、この能力だけではなく注意の記憶や作業の記憶など、別の訓練としてしなければ改善できないであろうと思われていた能力まで改善されていたそうです。

認知症について。

人はどんな方でも老いれば体力だけでなく、脳の機能まで衰えてきます。一般的に認知症とよばれる病気は病気というよりも人の脳の衰えと考えた方がよいでしょう。皆さんの中で実際にお年寄りと生活をしたことが無い方は老人の認知症について詳細にはわからないと思います。

少しですが医学的からみた認知症の説明と、人としてその症状と向き合って生活したとき、どのような変化があらわれてくるのか、またどのように対処するべきなのか、ご説明したいと思います。認知症は沢山の原因からなります。その原因によって認知症は分別されています。

一番多いのがアルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症はほんの少し前のことでも忘れてきたり、時間・場所などが分からなくなってしまったり、注意力が欠けてきたり、何をするのも億劫がったり、精神的に落ち込んでいたりということが初期段階で出てきます。

この段階でも注意していると周囲の人が見つけることができます。初期の段階で見つかれば治療薬もありますので良くなる傾向もあります。放っておくと言葉や単語が思い出せなくなったり、失語症をおこしたり、動作の要領が極端に悪くなってしまいます。

次に多いタイプがレビー小体型認知症と呼ばれるものです。こちらの場合は幻覚を見たり、かと思えばハッキリと意思表示ができたりしているときもあります。

物忘れはさほどひどくならない場合も多く、身体が震えたり強張ったりというパーキンソン症候群を伴うこともあります。また自律神経もおかしくなるので体温調節や血圧の調節などができなくなるといった症状も現れます。

他には血管性認知症があります。これはあくまでも脳の血管での病気、脳梗塞や脳出血といった病気を発症したあとに認知機能に障害がでた場合です。物忘れはもちろん、注意力の低下、うつ症状などどちらかというと精神的な面で気分の調子が激しく変化します。

また損傷した血管の位置が司る身体の動きが鈍くなったり、感覚がなくなったりといった症状もあらわれます。他にも認知症には様々なタイプがあります。

その方それぞれに持っている病気と関係があったりするとなかなか、簡単に分けることができません。ですからその方その方にあった治療法が存在するといってもいいくらいです。

次に最近、自分でも物忘れが気になってきたという方の場合、どうすればよいのでしょうか。ご自身でも最近おかしいと思い始めたら直ぐに病院へ行って下さい。病院によってかかる科は異なる場合がありますが最近は、物忘れ外来を併設している病院もありますし、また脳神経内科に行くと間違いはありません。

医師にはご自身が不安に思っていることやおかしいと思っていることは全て話してください。医師は会話をしている間にも貴方の答えることについて分析をしています。また原因を特定するためにMRI検査を受ける場合などもあります。とにかく早めの受診をお勧めします。

また、ご家族を見ていて最近おかしいと思われた場合も同じです。すぐに医師にかからせるようにしましょう。ただご家族を病院へ連れていくのに上手く誘導しなければなりません。これは普段からのご家族の性格にもよります。

普段からご家族が積極的に病院へ行く方なら、「一緒に行ってみよう。」と誘う程度でも行ってくれます。しかし大抵の方はおもむろに「最近、おかしいから行きましょう」などと言っても本人から否定されてしまいます。

また今度は病院へ連れて行くのが難しくなります。「健康診断のつもりで私と一緒に受診して欲しい。着いてきて欲しい。」と言う方が連れて行きやすいです。あくまでもご家族のみを連れて行くといった素振りでは無い方がいいでしょう。

認知症は進行していくのが普通です。上述したゲームが早く一般的に普及して楽しみながら認知症を予防できることに越したことはありません。しかしまだまだ研究は続きます。また予防も大事ですが、なってしまった方をどこまで改善することができるかがやはり大きな課題となるでしょう。

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