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要注意!知らないうちに感染するツツガムシ病の恐怖とは

ツツガムシ病はあまり聞き慣れない病名ですが、日本では年間を通して数百件近くの発症例がある病気です。また、日常生活において、いつでも普通に感染する可能性があります。場合によっては命をも脅かす危険があるので、要注意です。

ツツガムシ病とは

ダニの一種であるツツガムシに刺される事で感染する病気です。野山・河川・田畑など、どこにでも生息しています。空き家などの屋根裏など、ホコリのたまった場所にいる場合もあります。

基本的に土の中に生息していて人を刺す事はないのですが、幼虫の時期だけは草むらに出てきていて、人や動物を刺して体液を吸いながら成長していきます。

ツツガムシ病は、ツツガムシ病リケッチアと言われる病原体を持ったツツガムシの幼虫に刺される事で感染します。この期間は、2~3日の間です。

ツツガムシの幼虫は、0.2~0.4㎜程度と、とても小さいので肉眼ではわかりません。刺されても痛みが無く、蚊のように痒みがあるわけではないので、ほとんど気が付く事はありません。

ツツガムシ病の症状

潜伏期間はおよそ2週間前後で、倦怠感や食欲不振から始まり、頭痛・高熱(39~40℃)が出ます。この時点では、風邪やインフルエンザの症状とよく似ているため、早期の場合診断が付きにくい事もあります。

背中や腹部などの、じんましんに似た赤褐色の発疹が出て気が付く事が多く、主に脇・下腹部・内股・陰部など湿った部分に多く刺されます。

時には、刺された患部が腫れて、かさぶたのようになって見つかる事もあります。刺し口は必ずありますが、脇などの見つけにくい所が多いので、見落としてしまいがちです。

ツツガムシ病の治療法

早期に医師の診断を受け、適切な薬物治療を受ければ、短期間で回復に向かいます。しかし治療が遅れると、肝臓や腎臓の機能低下や脳炎・肺炎になったり、多臓器不全により命にかかわる場合もあるため、注意が必要です。重症化すると、4~6カ月の長期入院が必要になる場合もあります。

ツツガムシ病は人から感染する事はありません。はっきりしない場合は、血液検査で正確な診断ができます。

ツツガムシに刺されないために

ツツガムシ病を完全に予防する方法はありません。また、感染や発症を防ぐワクチンや予防薬は開発されていないので、以下の事がとても重要になります。

  • 野山に行ったり、農作業の時には長袖・長ズボンを着用し、虫除けスプレーなどを利用する
  • 草むらに直接寝転がったり、座ったりしない
  • 帰ったらすぐに入浴し、衣服を着替える
  • 着替えた衣服は放置せず、すぐに洗う(衣服を熱湯の中に入れて消毒するのが望ましい)

家族間の感染

ツツガムシは衣服に付着するとすぐに刺すわけではなく、湿っていて柔らかい部分を探して刺します。野山から帰ったら衣服にツツガムシがいる事を前提にして対処しましょう。

着替えた衣服をそのままにしていて、付着していたツツガムシが家族に移ってしまうケースがよくあります。家族は野山へ行った覚えがないために発見が遅れてしまいます。

そのため治療も遅れがちになり、場合によっては、合併症や重症化によって長期の入院を余儀なくされる事もあります。

野山から帰った後などのいい加減な対処法によって、知らず知らずのうちに家族に感染させてしまうので、要注意です。

体に異常を感じたら

  • 速やかに医師の診断を受け、その際発症から2週間前後の間に野山に行った事など医師に話す
  • 疑わしい腫れや刺し傷がある場合、速やかに医師に診てもらう(家族も同様)

ツツガムシ病のうら話

ツツガムシは、様々な理由や原因によって野ねずみの体液を吸えなかったツツガムシに近寄ると、人が刺されて感染してしまいます。ツツガムシ病を発症した人は、運悪く野ねずみの身代わりになってしまったという事でしょうか。

今後気候の変化に伴い増加して行くと思われるツツガムシ病について、正しい知識を持っている事が一番の予防だと思います。

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