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しつこい咳が2週間以上続いていませんか?その咳の本当の原因とは?

風邪だと思っていたのに、なかなか咳が止まらない。しつこい咳が2週間以上も続いている、というような症状はありませんか?もしかすると、それは風邪ではなく「非結核性抗酸菌症」という呼吸器の病気かもしれません。

この病気は、普通の風邪やインフルエンザと違い、特定のウイルスによって起こるのではなく、私たちの身近にある、水や土、ほこり、粉じんなどに含まれる細菌が原因で起こります。

最近、日本での患者数が急増している病気で、しつこい咳が長期間続き、同時に多量の痰(たん)が出ることもあります。咳や痰の症状はだんだんひどくなり、最後には肺の機能が著しく低下してしまう怖い病気です。

非結核性抗酸菌症と、風邪やインフルエンザとの違いは?

非結核性抗酸菌症と普通の風邪は症状が似ているので、風邪だと判断してしまいがちなのですが、この病気の最も大きな特徴は、咳が2週間~1カ月、場合によっては2カ月以上も続くことです。咳が2週間以上続いたら、単に風邪をこじらせただけと考えずに、この病気を疑ってみましょう。

普通の風邪は、咳の他にも、くしゃみや鼻水、喉の痛み、発熱など、咳以外の症状を伴うことが多いので、総合的な症状を見て、概ね風邪と診断することができます。インフルエンザの場合は、高熱、全身の激しい倦怠感など、強い全身症状があらわれるので、そうした症状で見分けることができます。

また、この病気は数種類の細菌が原因で起こりますが、最も感染する傾向があるのが、50代~60代の中高年の女性、次いで、20代の男性に発症しやすい傾向があります。これは、原因となる細菌の性質によって、かかりやすい人のタイプが異なるためと考えられます。

素人判断では、なかなか見分けることが難しいかもしれませんが、原因が異なれば治療法も異なりますから、こうした病気があることを覚えていただくだけでも、正しい治療の方法が早く見つかるでしょう。

非結核性抗酸菌症の特徴と予防法は?

この病気は、一般的な風邪とは性質がかなり異なると認識することが何よりも重要です。非結核性抗酸菌症の病原体は、一般的な風邪とは対称的で、湿度や高温が大好きです。

生活シーンでは、ご家庭で温水を使う場所や、湿度が高い所、つまり、お風呂場や温水器、加湿器、電気ポットなどに病原体が生息していることが多いので、日頃から、これらの場所や器具を清潔に保つことが、何より予防につながります。

ただし、ここで問題なのは、一般的に風邪のウイルスは湿度に弱く、加湿器などで湿度を保てば風邪の予防につながるのですが、高温多湿を好む非結核性抗酸菌症の病原体にとっては、逆に最適な環境を作ってしまうということです。咳が長引くなど症状がなかなか治まらない原因はここにあるというわけです。

この病気の予防法は、基本的なことですが、十分な休養や睡眠、栄養をしっかりとって、身体の免疫力を高めることです。もちろん、タバコもいけません。

また、保湿することは逆効果のようなことを言いましたが、加湿器などを清潔にし、室内をある程度加湿したほうが良いでしょう。加湿をやめてしまうと、今度は風邪のウイルスにも感染してしまいます。

市販の咳止め薬でも一時的に症状は治まりますが、原因となる細菌をなくすことはできないので、症状がひどい場合は、病院で抗生物質などを処方してもらい治療することをお奨めします。

風邪が流行するシーズンが近づいてきました。風邪に似た病気もたくさんあります。咳が長引いたり、市販の風邪薬などを服用しても治らないようであれば、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

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