TOP > > 基礎体温の変化でここまで分かる!女性の強い味方!基礎体温計

基礎体温の変化でここまで分かる!女性の強い味方!基礎体温計

「私は妊娠とか関係ないから」と思っている方でも、基礎体温計をつけていると日々の健康維持にとても役立ちます。基礎体温計一本をいつも側に置いておくだけで、たくさんのメリットが生まれます。そして意外な活用法もたくさんあるんですよ。

今の女性は心も身体も疲れている

本来、女性は「心は強く、身体は弱い」ものです。実際女性はいざという場面になれば、意外と男性よりも精神面は強いものです。「母は強し」という言葉もあるように、その心の強さは子供を生み育てていくために必要不可欠なのだと思います。

しかし今では女性も社会進出をするようになり、男性のように過度のストレスを受けるようになりました。現代はそのような背景をふまえて、男性も家事育児を協力してくれるようになりましたが、まだまだ女性の役割という傾向は変わりません。

社会で働きストレスを受け、そして家事育児と、今の女性は身体だけでなく心もクタクタに疲れ気味です。ストレスをなくすことは簡単にはできません。まず体調をしっかりと整えて、心身のバランスをとることを考えてみませんか?

女性の身体は、ホルモンの働きにより常に変化しています。その変化をきちんと把握できるのが基礎体温計です。基礎体温計をとことん活用して、バランスを崩しやすい心身の健康維持に役立ててみましょう。

女性ホルモンは身体と心の運転手

「ホルモン」とは何でしょうか?脳からの指令によって、身体のあらゆる器官から作り出される物質です。ホルモンは多くの種類があり、それぞれの役割があります。たとえば成長ホルモンは睡眠中に分泌され、骨や筋肉を作る働きをします。

現在分かっているだけでも、ホルモンの数は100種類以上あるといわれています。この多くのホルモンの中でも、とりわけ女性の身体と心の動きを左右するのが女性ホルモンです。まさに身体と心のハンドルを握る運転手といってよいでしょう。

女性の一生を左右する2つのホルモン

女性ホルモンは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つです。女性が生きていく中で一番大切な身体の働きは、妊娠して子孫を残すことです。この2つのホルモンの役割は月経を起こし、妊娠の機能を保つことです。

女性は28日周期のサイクルで月経が起こります。思春期を迎え、月経が始まった日から更年期を迎え閉経するまで、このサイクルで妊娠をするための準備が繰り返し行われます。しかし女性ホルモンの働きは、妊娠関係の働きだけではありません。

肌のうるおいや髪のツヤなど、女性らしい身体を作ったり、また健康そのものを維持する上で重要な働きをしています。この2つのホルモンは、それぞれとても大切な役割を担っているのですが、その働きはというと、方向性が少し違ってきます。

エストロゲンは妊娠前の準備として男性をひきつける女性らしい身体を作り、心も明るくなります。プロゲステロンは妊娠のホルモンという別名があるように、妊娠の準備に向けて身体がそちらに重点を置きますので、バランスを崩しやすくなります。

エストロゲンとプロゲステロンの役割

【エストロゲン(女性らしさを作る)】
・肌を美しくする
・髪にツヤを出す
・バストやお尻のアップ
・骨を丈夫にする
・血管をしなやかにする
・コレステロールを調整する
・新陳代謝を高める
・心が明るくなる
【プロゲステロン(妊娠の準備)】
・子宮内膜の分泌を維持する
・体内に水分や栄養を蓄える
・乳腺を発達させる
・食欲を増進させる
・血糖値を安定させる
・利尿作用
・だるくなる
・心が不安定になる

2つのホルモンと心身の変化

エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)、この2つのホルモンは月経周期の28日間で活発に働く期間がそれぞれ異なります。それによって女性の身体も心も常に変化しています。

女性の月経サイクルである28日間を大きく前半と後半に分けると、まず前半の14日間はエストロゲンの分泌量が活発になる時期であり、そして後半の14日間はプロゲステロンが活発になる時期です。

女性が身体の不調を感じやすいのは、この2つの女性ホルモンの変動が大きく影響を与えています。男性のように一定ではありませんから、その時々で気持ちが明るくなって身体が軽く感じたり、逆に落ち込み気味になり身体がだるくなったりするわけですね。

ではさらに28日周期を1週間ごとに分けて、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量の変化と、身体と心の症状を具体的にみてみましょう。

1.生理中の週…低温期…心身が沈み気味(エストロゲン、プロゲステロンとも一定の分泌量)

生理中の1週間はエストロゲンの分泌量が少なく、気持ちがとてもナーバスになりがちです。また生理による下腹部の痛み、冷え、疲れやすく、身体も心もアクティブな行動をするには向かない時期です。

2.排卵前の週…低温期…心身が絶好調(エストロゲンの分泌量が増加しピークに)

生理が終わり、排卵までの1週間は最もエストロゲンが多く分泌されます。気持ちは絶好調。それに合わせて肌や身体の調子も良く、アクティブな行動を起こすのに向いている時期です。

3.排卵後の週…高温期…心身が下り坂(エストロゲン分泌量が減少、プロゲステロン分泌量が増加)

排卵の直後から体温が低温期から高温期に移ります。エストロゲンの分泌が減少していき、代わりにプロゲステロンが多く分泌されます。気持ちは徐々に下り坂になり不安定に。身体の調子もそれに合わせて崩れやすくなります。

4.生理前の週…高温期…心身が不調気味(エストロゲン、プロゲステロンとも分泌量が減少)

生理前の1週間はエストロゲンはさらに減少し、プロゲステロンも減少していきます。そしてこの時期が最も女性の身体と心が不調を感じやすくなります。身体が疲れやすく、また気持ちも不安定でイライラしたり憂鬱な気分になりがちです。

基礎体温計で自分の身体と会話する

エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンの働きで、コロコロと変わる女性の身体と心。自分の身体の中で今、何が起こっているのか…それを詳しく教えてくれるのが、基礎体温計です。

基礎体温計は、まさに自分の身体と会話をすることができる大切なアイテムです。妊娠を望む期間中はもちろんですが、それ以外の時期でも女性ならば健康維持のためにも、こんな便利なアイテムを活用しない手はありません!

基礎体温計で分かること

基礎体温計で分かることはたくさんあります。ではまず一般的に知られている、基礎体温計で分かることを確認しておきましょう。

  • 次の生理がいつ頃にくるのか分かる。
  • 排卵日が分かるので妊娠に役立つ。
  • きちんと排卵をしているか確認できる。
  • 女性ホルモンがきちんと分泌されているか分かる。
  • 体調が悪い時期と良い時期を知ることができる。
  • 妊娠しているかどうか早く知ることができる。
  • 流産の可能性を知ることができる。
  • 更年期に入ったことを早く知ることができる。

ではこれらのことを応用して、さらに日々の生活に役立つことをみてみましょう。

1.スキンケアに役立つ

排卵日前は最も肌が絶好調な時。新しい化粧品や石鹸やシャンプーを試したいのならば、この時期がおすすめ。万が一、たとえ合わないスキンケア用品でも、肌が丈夫な時期なのでダメージが少なくてすみます。

生理前と生理中は肌の調子もダウンします。この時期はいつもよりもメイクを丁寧にして、シミやシワをカバーしましょう。また紫外線対策も入念に。そして肌の調子を保つために、普段よりも保湿をしっかりとしましょう。

2.避妊に役立つ

排卵日が分かるということは、妊娠を避けることにも役立てることができます。卵子の寿命はほぼ1日ですから、排卵日が終わり高温期に入って5日目くらいから次の生理までの間は、妊娠を避けることができます。(しかし人それぞれ状態が違ってきますので、絶対に避妊をしたい場合には、避妊具を使用するようにしてください)

3.旅行の予定に役立つ

旅行などでは飛行機のチケットやホテルは、早めに確保しておきたいもの。そんな時に次の生理が分かることで、旅行の予定がたてやすくなります。

4.ダイエットに役立つ

生理が終わり排卵があるまでの低温期は、身体がとても元気で新陳代謝も活発です。この時期に積極的に運動をしたり、食事に気をつけると効果的にダイエットをすることができます。

5.安心感に役立つ

女性ホルモンが今どんな時期なのかが分かることで、不調な時でも、ホルモンのせいだと認識できることで安心感が生まれます。なぜ体調が良くないのか?なぜイライラするのか?その理由が分かるのと分からないのでは、大きな違いです。

6.病気の早期発見に役立つ

女性ホルモンの変動の仕方、排卵の有無、また生理の長さなどで、いつもと違う身体の変調にいち早く気づくことができます。また病院に基礎体温計の記録を持って行けば、治療方法に大きく役立てることができます。

特におすすめしたい更年期での基礎体温計

妊娠を希望する時期はもちろんですが、特に基礎体温計の使用をおすすめしたいのが更年期です。この時期になると基礎体温を測る人は少ないと思うのですが、女性の身体が最も不調を起こしやすいのはこの更年期です。

この時期に、基礎体温計で自分の身体の変調を知っておくことは、更年期による症状を軽くすませることにつながります。更年期による女性ホルモンの変化を、基礎体温計のグラフによって目で見ながら把握しておくことができるからです。

更年期の症状として誰でもあるのが生理不順。本来の28日周期のサイクルが乱れ、生理の経血の量も少なくなったり多くなったりなどの変動が現れます。また不正出血も起こしやすくなります。

これらの身体の変調を、毎日の基礎体温計で把握しておくことで不安が減ります。更年期の症状は人それぞれですが、重症にならないうちに早めに手をうち、改善をはかることができます。

基礎体温計のデータを生かす

基礎体温計によって分かるのは、女性ホルモンの変動。それが身体と心の健康に大きく影響する時期が分かるのですから、そのデータをさらに生かして、女性ホルモンのバランスをとる習慣を取り入れてみましょう。

食生活でバランスをとる

基礎体温計のデータを元に、その時期にあった栄養を積極に摂ることで、女性ホルモンのバランスをとりましょう。

【生理中~排卵日までの期間】

良質のたんぱく質をしっかり摂りましょう。肉や魚、納豆や豆腐などの大豆食品などを積極的に摂りましょう。また生理中は痛みや血行不良により身体が冷えやすいので、痛みを緩和する青魚と身、体を温める生姜などの食材を摂ると良いでしょう。

【排卵後~次の生理までの期間】

野菜をしっかり食べて食物繊維を摂りましょう。またレバーもおすすめです。これらの食材には血液や子宮内膜を作る鉄やカルシウム、マグネシウムがたくさん含まれています。またこの時期はエストロゲンが減少してしまう時期です。

大豆にはエストロゲンと似た働きをするイソフラボンが豊富に含まれているので、納豆や豆腐を積極的に摂りましょう。そしてプロゲステロンが増加する時期は、腸内の水分を奪ってしまう作用があります。ですから便秘になりやすい時期となるので、食物繊維や水分をいつもより意識的に多く摂るようにすると良いでしょう。

睡眠でバランスをとる

睡眠不足は、ホルモンと自律神経の乱れの大きな原因となります。また女性ホルモンの変動は眠気の促進と抑制にも影響を及ぼします。それぞれの期間の睡眠の特徴を知り、快適に眠ることができるように工夫をしてみましょう。

【生理後~排卵日までの期間】

この時期はエストロゲンが増加していく時期なので、身体は安定し、睡眠も深く良質なものになります。しっかり休んで心身の健康維持を保ちましょう。

【排卵後~次の生理までの期間】

プロゲステロンが増加するこの時期は、身体がだるくなりやすく、眠気も感じやすくなります。その一方でこの時期は高温期ですので寝つきが悪く、浅い眠りになりがちです。この時期は早めにベッドに入るようにするなど、少しでも多めに休息をとるようにしましょう。

適度な運動でバランスをとる

適度な運動は自律神経の働きを活発にします。自律神経の働きが活発であれば、女性ホルモンのバランスも調整しやすくなります。毎日無理なく続けられるウォーキングなどを、生活に取り入れてみましょう。

ストレスを発散してバランスをとる

ストレスがたまってしまうと、自律神経が乱れがちになります。すると女性ホルモンの働きも乱れることになり、さまざまな不調が身体に現れるようになります。しかしストレスがたまってしまうのは仕方ありません。

大切なのは、そのたまってしまったストレスを上手に発散させてしまうことです。どんなに忙しい毎日でも、できるだけ自分が好きな趣味の時間などを作り、ストレスをためすぎないようにしましょう。

規則正しい生活でバランスをとる

規則正しい生活は、体内時計のリズムを整えてくれます。体内時計のリズムとは、朝がきたら目を覚まし、夜になれば寝る。そして3食を同じ時間にきちんと食べることです。このパターンを不規則にしてしまうと、自律神経の乱れにつながります。

そうなると女性ホルモンも影響を受けてしまい、バランスを崩してしまうことになります。休日にたくさん寝だめすることもあまり良くありません。できるだけ同じ時間に同じ行動をして、規則正しい生活パターンをとるようにしましょう。

自分に合った基礎体温計選び

さあ、基礎体温をつける気持ちになっていただけたでしょうか?では最後に、どんな基礎体温計があるのかをご紹介しましょう。基礎体温計といってもさまざまな種類があります。自分に合った使いやすい基礎体温計を選び活用しましょう。

シンプルイズベスト!水銀タイプ

まずは、シンプルイズベストな昔ながらの水銀体温計。このタイプは計測が正確であり、今でも根強い人気があります。しかし計測時間が5分間もかかるため、寝ぼけて噛んでしまい破損してしまうおそれがあるので、注意が必要です。

計測のみの電子タイプ

計測だけしてくれる電子体温計です。シンプルで使いやすく、計測時間も1分以内です。計測のみですので、数値をノートに記録していく必要があります。

計測結果を記録してくれるタイプ

わざわざ計測結果を紙に記録しておかなくても、自動的に約210日分の結果を保存してくれる電子体温計です。計測結果も分かりやすく、シンプルに表示してくれます。

スマートフォンに転送可能なタイプ

最近ではこのタイプの基礎体温計が増えました。スマートフォンで専用のアプリケーションをダウンロードしておき、体温計で計ったデータを転送します。それにより、さらに詳しくデータを管理、活用をすることができます。

基礎体温計の正しい使い方と注意点

基礎体温計は、きちんと使い方を守らなければ正確なデータをとることができません。では実際に基礎体温計を使用する前に、正しい使い方と注意点を確認しておきましょう。

  • 基礎体温計は枕元に置いて、目が覚めたら身体を動かさないまますぐに計測する。
  • 水銀体温計の場合は、目の高さで数値を読み取る。
  • 計測の数値だけでなく、その日の体調の様子もメモしておく。(風邪気味、二日酔い気味、夜更かしなど)
  • 測定し忘れても気にせずに続ける。
  • 息を止めないように鼻呼吸をしならが、リラックスして計測する。

継続していけば、自分の身体の様子がグラフによって確認できるようになります。それに合わせて日々の体調をメモしていくことで、女性ホルモンが変化する、どの時期でどのように体調が変わるのかが、詳しく把握できるようになります。

まとめ

このように、基礎体温計は妊娠したい時期以外にも、大いに活用できることが分かっていただけたと思います。女性の身体と心のバランスは、女性ホルモンの変動に合わせて方向を決め、流れていく舟のようなものです。

その流れには決まったパターンがあるのですから、常に把握しておけば、毎日の身体と心の舵取りがしやすくなります。基礎体温計は不調になりがちな女性の身体と心にとって、強い味方です。

女性ホルモンの動きを知り、自分の身体の声を聞くことで、毎日を生き生きと楽しく過ごせるように、ぜひ基礎体温計を活用してみてください。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る