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【塩分不足が危ない】過度の減塩は体調不良や深刻な病気を生む

「塩分は健康に悪いから減塩は必要である」という意識は、もはや一般常識になっています。塩分を抑えることが健康に良いと、病院では塩分の少ない味気ない食事が出され、家に帰れば奥さんが、愛情のある減塩食事を出してくれます。

スーパーでも減塩醤油、減塩ソース、減塩マヨネーズと、減塩商品が所せましと並んでいます。「もう勘弁してくれ」多少健康に悪くても、ちゃんと塩味の効いたおいしい食事がとりたいと、心の中で叫んでしまいたくなるのは私だけでしょうか?しかし、減塩がはっきり健康に良いという明確な根拠はなく、むしろ過剰な減塩による健康被害が注目されています。

減塩は本当に必要なのか

一般的に言われているように減塩は、本当に体にいいのでしょうか?そのために味気ない食事を食べ続けなければならないのでしょうか?ここからは私見ですが、人間は塩分を無理に抑えようとしなくても、必要以上に摂りすぎる事はないのではないでしょうか。

例えば疲れている時や、汗をたくさんかいた時など、無性に塩分が欲しくなりますよね。あれは不足した塩分を体が欲しているためです。逆に体の塩分が足りている時は、必要以上に塩分への欲求がなくなるのではないでしょうか。

つまり、体が自動的にコントロールして欲求を制御してくれるので、意識的にコントロールする必要はないのではないかと思うのです。但し、味覚異常や塩分依存症などの病気がある場合は、体が正常な判断ができなくなるので除きます。

減塩で必ずしも血圧は下がらない

減塩で一番よく言われる効果が、血圧の降下作用です。そのため高血圧と診断されると、必ずついてまわるのが減塩です。しかし、この減塩による血圧降下はほとんど期待できません。人の血圧に対する塩分感受性は個人差があり、殆どの人(約80%)の人は血圧の降下作用はないことが、研究成果として実際に報告されています。

つまり、高血圧の治療として減塩生活をしている人の8割は、無駄な努力をしていることになるのです。この数字、びっくりしませんか?なんでこの事実が大きく取り上げられないのでしょう。必死に減塩生活に耐えている人にとっては、ちょっとした詐欺に合っているような感じさえしてしまいます。

一度この話を病院関係者に聞いたことがありましたが、「減塩の効果は血圧ばかりではないので、無駄になることはありませんよ」という回答を得て、釈然としない気持ちになったことを覚えています。

塩分の働き

塩分には体に必要な機能がたくさん存在します。この塩分の役割がなくして、体の維持は到底できません。次に塩分の重要な役割について記述します。

神経伝達に必要不可欠

人間の神経は、神経伝達物質や電気信号によって情報伝達されます。これは、外部からの刺激を脳に伝える場合も、逆に脳から筋肉に指令を伝える場合もしかりです。この時の電気信号の伝達に、塩の成分であるナトリウムイオンが使われています。塩分不足により神経伝達がうまく機能しなくなると、精神錯乱や、最悪のケースでは昏睡状態になることもあります。

塩分は心臓を動かしている

カリウムと塩分の成分であるナトリウムは、心臓を動かすことにも重要な役割を担っています。ナトリウムは細胞外液(血液やリンパ液など)に含まれ、カリウムは心臓の細胞内液に含まれています。そしてこのナトリウムとカリウムが連携して、心臓の拍動である自律運動を促しているのです。

血液の浄化作用と造血作用

ご存知の方もおられると思いますが、輸血で血液が不足した場合に、生理的食塩水を使用することがあります。この生理的食塩水って、ハッキリ言ってしまえばただの食塩水です。ただし、血中の塩分濃度と同じ0.9%での濃度の食塩水です。

これは本当に驚きですよね。ただの水ではだめですが、食塩水なら血液と親和して、体に拒絶反応が起きないのです。これだけでも塩分の重要性が分かります。血液中の塩分のナトリウムイオンは、造血細胞に活力を与え、造血を促進してくれます。また新陳代謝を活発にして、血液をきれいにもしてくれます。逆に塩分不足は貧血を招くことになります。

栄養分の消化吸収を助けてくれる

塩分は、胃の消化活動を強力にサポートしています。胃液などの消化液には塩分が含まれており、たんぱく質の分解を促進します。また血液中へのミネラルなどの栄養素の吸収や、腸内でタンパク質やブドウ糖を吸収する時にも塩分が不可欠となります。

塩分が不足すると消化吸収能力が弱まり、消化不良や食欲減退になります。健康的な食欲や活力はまさに塩分から生まれるのですね。

塩分は体内を弱アルカリ性に維持する

人間の体は塩分のナトリウムによって、弱アルカリ性に保たれています。塩分不足になるとこのバランスが崩れて、血液や体液が酸性に傾き、体調不良になるばかりか病気にもなります。

血液が酸性の状態だと免疫力が弱まり、病原菌が繁殖しやすくなり、時には重症化する恐れもあります。弱アルカリ性なら免疫力が上がり、病原菌の繁殖は抑えられます。塩分って色んな調節機能をはたしているんですね。感動すら覚えます。

過剰な減塩による体調不良や病気について

体にとって重要な役割や調節機能を持っている塩分ですから、塩分不足はさまざまな体調不良や病気を引き起こします。そして時には生死に関わる重篤な病気にもつながります。下記にその詳細について紹介します。

認知症や意識障害になることもある

塩分が不足すると、神経伝達の機能がうまく働かなくなるため、物忘れや意識障害、認知症などの発症原因にもなります。極端な塩分不足は、痙攣発作や意識障害や昏睡状態を起こすなど、危険な状態にもなりかねません。

食欲がなくなる

塩分が不足すると、塩分の機能である消化吸収作用が低下するため、著しく食欲が低下することがあります。また、体に必要な栄養も摂取できなくなるので、栄養不足に陥って脱力感を感じます。

エイズにかかりやすい

弱アルカリ性を保つ、適正な塩分濃度の血液は免疫力も高く、エイズに感染しにくいと言われています。逆に酸性化した血液は、エイズにかかりやすいようです。エイズは最近の話題には上りませんが、感染者は急増しており、国内の累計患者数は15,000人にも上ります。怖いですね。

その他の健康被害について

塩分不足は、その他にも病気への抵抗力が弱まるために、さまざまな体調不良を起こします。下記にその一覧を記述します。

  • 各種のアレルギーを引き起こす
  • 気力や体力ともに失われる
  • 頻尿になる
  • 眩暈やふらつきが起きる

過度な減塩生活を終わりにしよう

「塩分は控えろ」「塩分に気をつけろ」と、塩分は一般的に悪玉とされていますが、実は体にとって必要不可欠な栄養素なのです。ですから人間が塩分不足に陥れば、体調不良や病気になるのは必然と言えるでしょう。

もし、あなたが今原因不明の体調不良に陥っていて、過剰な減塩生活をしていたら、その原因は減塩によるものかも知れません。今の日本人は過剰な減塩アピールにより、明らかに塩分不足に陥っていると思います。

ですから減塩をあまり気にせず、積極的に塩分摂取してもいいのではないでしょうか。これは決して、塩分の摂りすぎを奨励しているわけではありません。もちろん個人差があるので、特に減塩をしていない人は、これまで通りの食事でいいと思います。

しかし、美味しくないと感じる薄味で我慢しすぎている人には、塩分不足の弊害の危険があるので、もうちょっと見直した方がいいと思っています。私も以前は、減塩運動に踊らされて、極端な薄味での食生活でした。

私は薄味に馴染めず、我慢して健康のためとこらえていましたが、食欲も減退しただけでなく、人生の最大の楽しみの1つである「おいしく楽しい食事」を失っていたのです。今は、極端な減塩を止めています。

おかげで毎日の食事が楽しくなり、気力や元気も湧いてきました。塩分不足がなくなり神経伝達がいいのか、頭もクリアになった気がします。極端な減塩生活、一度見直してみてはいかがでしょうか。

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