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原因不明のクローン病とは

戦前には存在しなかったと言われているクローン病。日本で認知されるようになった1970年代から現在まで一貫して右肩上がりに患者数が増加しています。

厚生労働省により特定疾患に指定されているこの疾患は、特定疾患医療受給者証交付件数でほぼ正確に患者数を把握することが出来ます。

1976年には128人であったクローン病患者は2013年には39,799人となり、40年弱の間に300倍を超える患者数に急増しています。

このクローン病は10代半ばから20代半ばまでの若い世代に発症が多くみられる疾患であり、口からお尻までの全部の消化管に非連続性に炎症や潰瘍が生じる疾患です。

クローン病とはより具体的にはどのような疾患なのか、どのような対処方法、治療方法があるのか、ご紹介いたします。

クローン病とは?その症状と特徴

あなたはクローン病という病気をご存知ですか?クローン病という名称から遺伝子や細胞、生体のコピー、ひいてはクローン羊のドリーを連想された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

クローン病はこの疾患を初めて報告した医師の名前、クローンに由来していて、コピーのクローンとは別のものです。

クローン病は

  • 食道
  • 十二指腸
  • 小腸
  • 大腸
  • 肛門

までのいずれにの消化管にも炎症を起こす原因不明の疾患です。

クローン病と潰瘍性大腸炎を合わせて炎症性腸疾患と言いますが、潰瘍性大腸炎が大腸に限定して炎症が広がるのに対して、 クローン病は

  • 全ての消化管に炎症が起こり得ること
  • 炎症が非連続性(炎症と炎症の間に正常なところが存在すること)であること
  • 消化管以外にも皮膚や関節にも症状が出ること

が特徴です。

クローン病の症状

クローン病に特異的な症状というものはありません。多くの方で現れる症状は

  • 腹痛
  • 下痢

などですが、腹痛や下痢が起こらないケースもあります。

消化管のどこに炎症が起きるかで症状が違ってきますが、小腸は栄養を吸収するところなので、小腸に炎症が起きると体重減少が現れる場合があります。

広い範囲で炎症が起きるため発熱する場合も少なくありません。

ひどい場合は潰瘍が出来て腸が狭窄、癒着してしまったり穿孔(せんこう)や瘻孔(ろうこう)と言った穴が腸管にあいてしまうケースもあり、また痔ろうなどの肛門周辺の病変を起こすこともあります。

さらに血便、下血が見られることもあります。

クローン病ではこれらの症状が現れている時期と、おさまっている時期(寛解)を繰り返します。生涯にわたってこの状態が持続する、という説もありますが、クローン病自体が初めて報告されたのが1932年であり、長期の予後については良く分かっていない、という報告もあります。

発症年齢や現状は?クローン病の疫学

クローン病の発症年齢は以下が最も多くなっています。

  • 男性 20代前半
  • 女性 10代後半

男女比は2:1で、日本人での有病率は10万人あたり27人という報告があります。

この病気は北米やヨーロッパで高い発症率を示しており、アメリカのクローン病有病率は10万人当たり約200人であり、日本よりもかなり高い割合を示しています。

特定疾患医療受給者証交付件数からみたクローン病患者数の推移です。

受給者証交付件数
1976 128
1988 約5,000
1993 約10,000
1997 約15,000
2000 約20,000
2005 約25,000
2008 約30,000
2011 約35,000
2013 約40,000

統計開始以来一貫して患者数が増加していることがわかりますね。

クローン病の原因は未だ確立されていない

クローン病は自己免疫疾患です。マクロファージという免疫細胞がTNF-αという物質を分泌して自分の正常な腸管壁の細胞を攻撃している、と考えられています。

免疫は異物から自己を守る反応です。通常、免疫は自分を攻撃しません。なぜクローン病では自分の腸管を攻撃してしまうのでしょうか。そのはっきりとした原因は分かっていません。

遺伝の関与、ウイルス感染、腸管の血流障害などの説がありますが、クローン病の原因として確立した説はありません。

ただ、クローン病は欧米での発症が多いこと、生活習慣病、大腸がんなど戦後日本の食生活の欧米化で急増している他の疾患同様このクローン病も戦後に急増していること、症状が動物性脂肪を取ることで悪化することから次のことも考えられています。

「クローン病は物性脂肪、動物性蛋白質の摂取の多い欧米式の食生活が影響している」、と。

遺伝の関与は、ある遺伝子を持った人が他の環境要因と相まってクローン病を発症しやすい、と考えられているのであって、遺伝する病気ということではありません。

クローン病の治療:内科的治療1.栄養療法

一般的な病院で行われるクローン病の治療は内科的治療と外科的治療に分かれます。

内科的治療では

  • 栄養療法
  • 食事療法
  • 薬物療法

が行われ、外科的治療は手術がされます。

クローン病の栄養療法では経腸栄養と完全静脈栄養が行われます。順番に詳しくみていきましょう。

クローン病の経腸栄養

経腸栄養療法とは口からの食事が食べられない時に,流動食や液状の栄養食を胃や小腸に直接注入して栄養補給をする方法です。

クローン病の経腸栄養療法では成分栄養剤と消化態栄養剤が使われます。

成分栄養剤

成分栄養剤とは消化管に負担をかけることなく栄養を吸収できる人工的に作られた栄養剤です。この栄養剤には全ての栄養素が含まれています。

そのため成分栄養剤のみでも長期に渡って生命を維持することが可能です。とはいえ脂肪乳剤や微量元素が補給される場合もあります。

経腸栄養療法での成分栄養剤投与は医師の指示のもと行われます。

消化態栄養剤

消化態栄養剤は、主要成分が消化された状態の栄養剤です。そのため腸管で消化作業をしなくても体内に栄養分が吸収されます。

消化管の状態が悪く食べ物の消化、吸収が困難な場合に有用です。

クローン病の完全静脈栄養

完全静脈栄養とは中心静脈栄養とも言います。通常、小腸で吸収された栄養は肝臓に運ばれて解毒され、その後、血液に供給されます。そして血液の流れにのって全身に栄養を運んでいます。

完全静脈栄養は小腸などの消化管を通さずに、中心静脈(血液中)に直接栄養素を入れて行く栄養療法です。

クローン病によって消化管の状態が悪いため食事が取れなく、経腸栄養も使えない場合に使用されます。完全静脈栄養中は絶食になります。

経腸栄養と完全静脈栄養を使うことで消化管を休ませてあげることが出来ます。このことでクローン病による消化管の病変の改善と腹痛、下痢などの症状の改善が得られます。

クローン病の治療:内科的治療2.食事療法

クローン病の患者さんでも症状が落ち着いている時は普通の食事を取ることができます。ただ、食事の内容によっては病状を悪化させてしまう場合があります。

クローン病は口腔から肛門までの全ての消化管で非連続性に病変が見られる疾患です。ただ、その消化管のどの部位で症状が現れているかは患者さんによって異なります。

また食事に対する反応も患者さんごとで異なるのです。このため食事療法は医師、栄養士の先生方と相談し、その指示に従っていただくのが良いのです。

ここでは一般的なクローン病での食事療法についてご紹介いたします。

クローン病の食事療法:脂肪摂取制限

クローン病の食事療法では脂肪の摂取が制限されます。脂肪分が消化管の蠕動運動(ぜんどううんどう)や炎症を悪化させるという説があります。

クローン病の食事療法:タンパク質の過剰摂取制限

タンパク質は沢山摂りすぎないように制限されます。タンパク質を異物(抗原)として認識して免疫反応が強くなる可能性があります。

前述の成分栄養剤ではタンパク質は含まれていません。代わりにアミノ酸が含まれています。タンパク質を分解するとアミノ酸になり、アミノ酸が合わさってタンパク質になります。アミノ酸は抗原性を示さないとされています。

クローン病の食事療法:高エネルギー食

一日の必要エネルギーの60%を炭水化物で取るようにします。炭水化物≒糖質です。炭水化物は免疫反応をあまり引き起こしません。また消化されやすいので消化管への負担もすくないです。

クローン病の食事療法:食物繊維の選択の摂取

食物繊維は水分を吸収しますので下痢の症状緩和に役立ちます。また乳酸菌のような善玉菌を増やし、悪玉菌を減少させて腸内環境を整えてくれます。

ただし、腸管が狭窄しているような場合は不溶性食物繊維の摂取は制限されます。果物や海藻に含まれる水溶性食物繊維は制限されません。

クローン病の食事療法:ミネラル不足への対応

クローン病では吸収力が低下していること、長期に絶食することがあるためミネラルが不足する場合があります。特に

  • カルシウム(Ca)
  • 鉄(Fe)
  • セレン(Se)
  • 亜鉛(Zn)

等のミネラルが不足しないように注意が必要です。

ミネラル不足が確認された場合は医師や栄養士の管理のもとサプリメントが使用される場合があります。

クローン病の食事療法:ビタミン不足への配慮

クローン病ではビタミン不足になることも心配されます。

消化を良くするため野菜などは生ではなく茹でて調理される場合が多くあります。この場合、水溶性のビタミンCは茹で汁に溶け出してしまうので摂取量が減少します。

肉類に多いビタミンB1も水溶性のビタミンのため煮汁に溶け出してお肉の中のビタミンB1含有量が低下します。

またクローン病では前述のように炭水化物からのエネルギー摂取量が多くなります。炭水化物をエネルギーに変える時にビタミンB1は消費されますので、ビタミンB1が不足しがちになります。

回腸、回盲部を手術で切除されている方はビタミンB12が吸収されなくなっています。

またクローン病では脂質の摂取が制限されます。摂取される脂質が少ないと脂溶性ビタミンの吸収が悪くなってしまいます。

これらの理由でクローン病ではビタミン不足も心配されます。必要に応じてサプリメントなどで不足分を補う場合があります。

クローン病の食事療法:腸を健康にする善玉菌の増加

腸を健康にする善玉菌の代表はビフィズス菌と乳酸菌です。クローン病ではこの善玉菌が減少しています。

ビフィズス菌や乳酸菌の入った低脂肪のヨーグルトを食べることで善玉菌を増やすことが出来ます。

善玉菌が増えると悪玉菌の増殖は抑制されます。その結果、悪玉菌が賛成する有害物質が減り、下痢の改善が期待出来ます。

クローン病の食事療法について、詳しい情報や方法については以下の記事で紹介されていますよ。必見です。

クローン病の食事制限方法は?厳しい中にも息抜きを見つけるレシピ

クローン病の治療:内科的治療3.薬物療法

クローン病の薬物療法では

  • 5-ASA製剤
  • ステロイド
  • 免疫抑制剤
  • 抗TNFα抗体 抗生物質

などが使われます。こちらではクローン病あるいは限局性腸炎に適応のある医療用医薬品をご紹介します。

クローン病の薬物療法:5-ASA製剤 メサラジン

一般名メサラジン、商品名ペンタサ錠は杏林製薬株式会社のお薬です。抗炎症作用が期待されます。

クローン病での適応症は「クローン病」です。錠剤と顆粒があり、ジェネリック医薬品もあります。

クローン病の薬物療法:5-ASA製剤 サラゾスルファピリジン

一般名サラゾスルファピリジン、商品名サラゾピリン錠500mgはファイザー株式会社のお薬です。抗炎症作用が期待されます。

適応症はクローン病ではなく「限局性腸炎、非特異性大腸炎」です。ジェネリック医薬品もあります。

クローン病の薬物療法:ステロイド プレドニゾロン

一般名プレドニゾロン、商品名プレドニンは塩野義製薬株式会社のお薬です。抗炎症作用が期待されます。

適応症はクローン病ではなく「限局性腸炎」です。ジェネリック医薬品もあります。

クローン病の薬物療法:ステロイド ベタメタゾン

一般名ベタメタゾン、商品名リンデロン錠0.5mg、リンデロン散0.1%、リンデロンシロップ0.01%は塩野義製薬株式会社のお薬です。抗炎症作用が期待されます。

適応症はクローン病ではなく「限局性腸炎」です。ジェネリック医薬品もあります。

クローン病の薬物療法 免疫抑制剤 アザチオプリン

一般名アザチオプリン錠、商品名アザニン錠50mgは田辺三菱製薬株式会社お薬です。イムランはアスペンジャパンお薬です。

クローン病での適応症は「ステロイド依存性のクローン病の緩解導入及び緩解維持並びにステロイド依存性の潰瘍性大腸炎の緩解維持」です。

標準的な治療法では効果が十分得られないステロイド依存性のクローン病患者さんにつかれるお薬で、緩解導入を目的とする場合はステロイドと併用して使われます。

緩解導入(かんかいどうにゅう)とは日常生活に支障がない程度にまで症状を改善させることを目的とする治療法です。

クローン病の薬物療法:抗TNFα抗体 インフリキシマブ

一般名インフリキシマブ、商品名レミケード 点滴静注用100は田辺三菱製薬株式会社のお薬です。

クローン病での適応症は「次のいずれかの状態を示すクローン病の治療及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)。中等度から重度の活動期にある患者、外瘻を有する患者」です。

栄養療法、薬物療法を行ってもクローン病の症状が残る患者さんに使われます。ジェネリック医薬品もあります。

クローン病の薬物療法:抗TNFα抗体 アダリムマブ

一般名アダリムマブ、商品名ヒュミラ皮下注はアッビィ合同会社とエーザイ株式会社のお薬です。

クローン病での適応症は「中等症又は重症の活動期にあるクローン病の寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)」です。

インフリキシマブ同様に栄養療法、薬物療法を行ってもクローン病の症状が残る患者さんに使われます。

上記の薬剤は全て医療用医薬品であり医師の処方が必要な薬剤です。それぞれの医薬品に関しましては医師または薬剤師の先生にご相談下さい。

潰瘍性大腸炎の薬物療法:アサコールについて

クローン病とともに炎症性腸疾患に分類されるのが潰瘍性大腸炎です。

潰瘍性大腸炎と言えば思い出されるのが安部総理です。一度目の総理の時に潰瘍性大腸炎が原因で政権を離脱しましたが、「画期的新薬」によって政権に復帰しました。

その「画期的新薬」と言われているのがアサコールです。

一般名メサラジン、商品名アサコール錠400mgはゼリア新薬工業株式会社のお薬です。

適応症は「潰瘍性大腸炎(重症を除く)」です。

潰瘍性大腸炎と同じく炎症性腸疾患に分類されているクローン病にアサコールは効かないのでしょうか。

更にアサコールの一般名(有効成分)はクローン病の治療薬として使われているペンタサ錠と同じメサラジンなのです。

アサコールとペンサタは製剤に施された工夫が違うため、作用部位が異なります。

この2剤の有効成分メサラジンは普通に服用すると小腸で吸収されてしまい大腸にまで届きません。

このメサラジンを小腸から大腸にまで届くように工夫をしてクローン病の症状に効くようにしたのがペンサタです。

メサラジンを大腸に集中して届くように工夫をしたのがアサコールです。この違いによってアサコールはクローン病には使用されません。

ただし、画期的新薬と言われたアサコールがクローン病に使えなくても、同じ有効成分のペンサタがクローン病では使うことが出来るのです。

クローン病の治療:外科的治療

クローン病の治療は内科的な治療が中心となりますが、手術などの外科的な治療が必要になる場合があります。

クローン病に対する外科的治療の目的は、クローン病に合併症に処置を行い、患者さんの生活の質を改善することです。

クローン病の外科的治療:絶対的適応

重篤な合併症が起きて手術を急ぐ場合を絶対的適応と言います。

  • 穿孔
  • 大量出血
  • 癌合併
  • 腸閉塞
  • 膿瘍

以上のような合併症などが現れた場合に緊急手術が行われます。

クローン病の外科的治療:相対的適応

以下のような合併症などが現れた場合は、緊急手術の必要はありませんが患者さんの様子をみて手術をした方が良いと判断された場合は手術の適応となります。

  • 難治性狭窄
  • 瘻孔形成
  • 難治性の腸管外合併症
  • 難治性肛門病変

クローン病の外科的治療:消化管の連続性の回復

クローン病の外科的治療では前述のような緊急手術を必要とする絶対的適応と緊急手術を必要としない相対的適応という分け方の他に、治療の内容によって大きく2つにわけることが出来ます。

その1つ目が消化管の連続性の回復を目的とした外科的治療です。

消化管が狭窄して腸閉塞を起こしてしまった場合や消化管に穴が開いてしまって(穿孔)腹膜炎を起こしている場合など、消化管の連続性が失われている場合、その回復を目的として手術が行われます。

外科的治療を行うことにより内科的治療が再開することが可能になります。

クローン病の外科的治療:肛門病変に対する処置

治療の内容によって分けられるクローン病の外科的治療のもう一つは肛門病変に対する処置です。

クローン病では裂肛、潰瘍、肛門周囲膿瘍、痔瘻などの肛門病変の合併が高い割合で見られます。放置すると肛門機能が失われ人工肛門を必要とせざるを得なくなる肛門病変もあります。

それは肛門周囲膿瘍と痔瘻です。

肛門には「肛門陰窩」という小さな穴があります。この穴に便の中の細菌が感染して膿を作ってしまった状態を肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)と言います。

痔瘻は、肛門周囲膿瘍の膿が抜けて瘻管というトンネル状のものが出来ている状態です。瘻管は自然に閉じることはありません。放置すると悪化していきますので早めの手術が必要です。

クローン病の治療: 医療費助成制度について

クローン病は,指定難病のため一定の要件を満たす方は医療費の助成を受けることが出来ます。

一定の要件とはクローン病の重症度が一定以上の方や医療費の総額が33,330円を超える月が年3回以上になることなどです。

ただし、認定基準は各都道府県によって異なります。

医療費の助成を受けるためにはクローン病の「医療受給者証」が交付される必要があります。「医療受給者証」の交付を受けるには、以下の手順が必要となります。

  1. 医療機関で診断書を受取る
  2. 区市町村の窓口で申請を行う
  3. 都道府県の難病認定審査会で審査が行われる
  4. 結果が通知される

上記の手続きには一定の時間が掛りますので領収書は保管しておきましょう。

具体的な手続き方法や「特定医療費受給者証」の交付までの日数などは都道府県によってことなります。

認定基準や手続きに関しまして詳しくは最寄りの保健所にお問い合わせください。

クローン病対策はどうすべきか?自分で出来ること

クローン病は病状が悪化している活動期と病状の安定している寛解期を繰り返す病気です。完治は難しいとされていて、長い期間に渡ってお付き合いすることになる病気です。

クローン病では如何に病状の安定している期間を長く保つかが大切です。クローン病を悪化させない生活習慣としては以下のものがあげられます。

  • 禁煙
  • 十分な睡眠
  • ストレスの軽減
  • 運動
  • 適切な食事
  • 体を温める

ここでは「適切な食事」と「体を温める」についてご紹介いたします。

自分でできるクローン病対策:適切な食事

クローン病の治療方針はその病院、医師によっても異なってきます。食事に対する指導も画一化したものはありません。患者さんの状態によっても異なりますので医師の指示に従ってお食事の内容を決めて下さい。

ただ、基本的にクローン病の食事は高エネルギー、低脂肪、低残渣(ていざんさ)の食事となります。

この場合の残渣とは消化管内で消化、吸収されずに残ったものの事を言います。食物繊維や消化の悪いものが残渣として残りがちです。

ですので、低残渣は食物繊維や消化の悪いものを極力減らしたお食事ということになります。

自分でできるクローン病対策:体を温める

大学病院や公的機関のホームページを見ても体を温めることでクローン病の症状が良くなるとは書かれていません。

一方で患者さん自身がインターネット上に書かれた情報では体を温めることでクローン病の症状がとても楽になったとする情報があります。

あるクローン病の患者さんは貼るカイロを貼り続けたことでとても快適に冬の間を過ごせたと書いています。

クローン病の主症状は下痢です。下痢にとって冷えは大敵です。

体を温めることはクローン病に対するいわゆる民間療法の1つでしかないのでしょうか。医師の立場で体を温めることをクローン病患者さんに薦めている人はいないのでしょうか。

クローン病は治ると主張する医師たちの見解をみてみよう

現代の医学の主流の考えは、クローン病の原因は不明であり治すことはできない、と言うものです。

そのため、症状を安定させ患者さんの生活の質を維持することが治療の目的となります。

一方で少数ながらクローン病は治ると主張する医師もいます。

多数の医師に支持されている主流となる考えにはそれ相応の理由があると思います。しかし、多数派の意見が常に正しいとも限らないのが現実です。

治療に関しては医者任せではなく、最終的に楽になるのも苦しむのも自分であると考え、複数ある治療法の中からどれを選択するか自分自身で考えて決断をする、そういう患者としてのあり方があっても良いと思います。

以下にクローン病は治ると主張されている医師たちをご紹介いたします。

クローン病は治ると主張する医師 石原結實先生

石原結實先生プロフィール – 石原結實オフィシャルサイト

石原先生は元々は長崎大学医学部卒の血液内科医でしたが、現在は漢方薬処方を主体に診療を行うイシハラクリニックの院長です。

超小食生活を提唱し、ニンジンジュース断食を実践する場であるヒポクラティック・サナトリウムの所長でもあります。

石原先生は「おもいッきりテレビ」という日本テレビ系の番組にレギュラー出演されていたためご存知の方も多いのではないでしょうか。

年間100回を超える講演をする一方、多くの著書も執筆されています。

石原先生は、冷えから来る病気の一例としてクローン病をあげています。冷えが免疫系の異常と関連すると言います。

下痢は、体内に溜まって体を冷やす余分な水分を排出しようとする反応である、とのことです。

石原先生は『「体を温める」と病気は必ず治る』という著書を出されてもいます。

クローン病は治ると主張する医師 松本仁幸先生

院長 医学博士 松本仁幸 – 漢方科松本医院

松本仁幸先生は京都府立医科大学卒であり、現在、医療法人 聖仁会 漢方科 松本医院の院長をしている医学博士です。

松本先生は松本医院のホームぺージに「クローン病の完治の理論と根拠」という論文を掲載されています。

松本先生はクローン病の原因として環境汚染化学物質とストレスをあげられています。

  • 農薬
  • 化学肥料
  • 化学肥料
  • 保存剤
  • 防腐剤
  • 着色剤
  • 香味料
  • その他の食品添加剤
  • 下水浄化の殺菌剤
  • 水質改善剤
  • 飲食物含まれる化学物質

これらの体内に取り込まれた環境汚染化学物質を排除しようとする免疫反応がクローン病を引き起こしているとしています。

また、現代の競争社会が生み出すストレスが免疫系の異常を来すこともクローン病の原因としています。

戦後、クローン病が増加しているのは環境汚染化学物質とストレスによる免疫の異常が原因とも言います。

そして、病院で処方される薬は免疫を抑制するためクローン病の症状を一時的には改善するが、完治させることは出来ない、却って悪化させるとして松本医院ではクローン病の治療薬は極力減らして中止するように導いていきます。

大変な病気だからこそ、自身に合った対処や治療が大切

クローン病は日常生活に大きな支障をきたしとても大変なご病気です。その対処法、治療法は医師の間でも統一したものはありません。

様々な情報を勘案しより良く、よいご自身の症状に合った対処法、治療法に巡りあうことをお祈りしています。

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