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カウンセリングに効果はある?初心者が知っておきたい事5つ

hold the hand of the patient

あなたはなにか一人では抱えきれない悩みがあるとき、誰にも相談できないときに、カウンセリングを受けようか…と考えたことはありませんか?

果たしてカウンセリングに効果はあるのか?初めてカウンセリングにかかろうとする人が知っておくべき5つのポイントをご紹介します。

そもそもカウンセリングって何?

カウンセリングとは、ざっくり言えば、相談者の悩みや問題に対し、カウンセラーが専門的な技術を駆使して行う相談援助のことです。

カウンセリングを行う人はカウンセラー、相談員などと呼ばれ、相談者はクライエント(クライアント)、カウンセリーと呼ばれます。

相談に訪れる人の安心できる場にしようと、カウンセラーは真摯に相談にのってくれます。中には数年をかけて一緒に悩みを解決しよう!とまるで親友のように応えてくれるカウンセラーもいるとか。

ホントに~?と疑ってしまう気持ちはわかりますので、さっそく初めてかかるあなたが知っておくべき5つのポイントをご紹介しましょう。

カウンセリングで抑えておきたい5つのポイント

一口にカウンセリングと言っても、料金、治療内容、カウンセラーの特徴など、運営機関によって何から何まで異なります。

自分に合ったカウンセリング機関を見つけるためにも、基本的なカウンセリングについてを把握しておきましょう。

ポイント1.カウンセリングの治療方法を知る

カウンセリングの治療方法は本当に多種多様ですが、基本的には心理療法で行われるものが多いです。

心理療法
サイコセラピー、精神療法とも呼ばれる。物理的化学的な手段ではなく、主に対話などによって心理的な問題を解決する心身症などの治療法。

心理分析や考察による治療のため、薬物療法などの対症療法と特に区別される。

心理療法には様々な方法があり、簡単に羅列すると

  • 睡眠療法(催眠療法)
  • 精神分析
  • 行動療法
  • 人間性心理学
  • 認知療法
  • 認知行動療法
  • 家族療法
  • アートセラピーやダンスセラピーなど芸術を利用した療法

と様々存在します。

この中では集団認知療法や集団精神療法といったように多数の人間で行う事により効果を発揮するとされているものもあります。

こういった心理療法を用いてカウンセリングを行う機関は多くあり、ざっとわけてみると以下の3種類の治療方法が主になります。

対話方式

カウンセラーが相談者の持つ悩みを対話で聞く方式です。マンツーマンが基本ですが、夫婦やカップル、親子などが対象の場合は、そのペアに1人のカウンセラーがつきます。

グループカウンセリング
同じ、または似た悩みを持つ相談者が集まり、カウンセラーを含めて意見交換や互いの理解行動により悩みを解決していく方法です。

多くの場合は悩みを共有することができ、そこから自分自身の認識を改めて確認したり他者を尊重したりする心が生まれ、問題の解決につながります。

特に人間関係で不安を抱える人や、対人恐怖症の症状がみられる人に適用されます。

1対1のカウンセリングとは違い、わいわい話をしたり多くの意見を一度に聞けたりとするので、カウンセリングというイメージを払拭し相談者が参加しやすいというメリットもあります。

行動療法

恐怖症やPTSDなどが原因で、気持ちだけでなく行動面・生活面にも支障が出ている人を対象に行う方法です。

自分の中で問題としている悩みについて、それを継続させたり悪化させたりする要因や行動はどういったものなのかを考え解析し、それをコントロールすることで問題の解決を目指します。

特に自分の考え方である”認知”とこの”行動”についてを考え正す方法を認知行動療法といいます。

例えば、ある駅の階段で足をひどくくじいてしまったとしましょう。その階段で何度もくじいてしまうようなことがあれば、「この階段では絶対に足をくじいて痛い思いをしてしまう。」と思いこんでしまいますよね。

しかし、足をくじいてしまうのはその日の体調や靴、周りの人々にも関係しているかもしれません。それでも「ここでは足をくじく」という間違った学習をしてしまうのです。

こういった間違った学習を「その階段と足をくじいてしまうのは必ずしもイコールではない」というようにもう一度学習し直し、不安を解消させていくのが認知行動療法なのです。

具体的な方法としては、相談者に不安感や恐怖、強いストレスが生まれた場合に起こる症状に少しずつ慣れてもらい、そのストレスに対しての耐性を強くするといった方法で行われます。

特に不安感が強く出る自律神経失調症や、乗り物に対する恐怖症などの神経症の治療に適用されます。

  1. 恐怖やストレスを感じるシーンを複数聞き取る
  2. それぞれのシーンの恐怖やストレスを点数付けし、点数の高い順に並べる
  3. 相談者がリラックスした状態で、もっとも点数の低かったシーンをイメージしてもらう
  4. 終わったら、次に点数の高かったシーンをイメージしてもらう

そしてじょじょに不安感やストレスの高いシーンをイメージすることで、その状況に心理的に慣れて耐性がつくというものです。

実際に、家族や恋人、友人、カウンセラーが付き添い、問題の場所へ足を運び慣らしていくという方法もあります。

どの方法でも、まずは簡単な心理テストを行うことが多いです。相談者の悩みに応じて、必要であれば精神科やその他援助機関の紹介が行われます。

カウンセラーは相談者に余計なアドバイスをしたり、激しく肯定したり否定したりはしません。どんな内容であっても穏やかに聞いてくれるので、安心して話すことができますよ。

ポイント2.カウンセリングのお金に関すること

カウンセリングで一番気になるのはお金のことではありませんか?

基本的に自由診療なので決して安くはありません。運営機関によって料金設定は様々ですが、平均すると45分~100分で数千円~2万円前後かかります。

でも、うれしいことに初回は無料としているカウンセリングは多いですね。

基本的に保険は適用外です。ただし病院が運営するカウンセリングは、相談者の症状によって保険が適用されることもあります。

また、自治体が運営するカウンセリングは無料です。未成年や学生の場合、大人の半額にしてくれるカウンセリング機関もあります。

詳しい料金はHPに乗っているところが多いので、事前に調べるか問い合わせをすると安心ですね。

ポイント3.飛び入り参加は禁物

カウンセリングは基本的に予約制です。内科のように行きたいときに行ってすぐに診てもらえるわけではありません。まずは運営機関に電話やメールで問い合わせて下さい。

空きがあれば数日~1週間後、混んでいれば1ヵ月~数ヶ月後が初回カウンセリングになります。

ポイント4.カウンセリングにも専門がある

病院にも消化器科・循環器科・産科・整形外科・・・と専門があるように、実はカウンセリングにも専門があります。

  • 夫婦問題
  • DV被害
  • 恋愛
  • 性関係
  • 出産
  • 思春期・子ども
  • 仕事
  • 病気
  • 精神疾患
  • PTSD
  • 恐怖症
  • アルコール中毒

などなど、専門の種類は本当に様々です。

どこでカウンセリングを受けようか決めるときは、自分の悩みとカウンセラーの専門がマッチしているかが重要です。専門外のカウンセリング機関に行くと、自分の思うような援助が受けられないこともありますので注意しましょう。

ポイント5.ニセモノにはご注意を!

カウンセラーの養成機関は沢山ありますが、資格は学会や民間が請け負っており、国家資格がまだありません。よってその資格の専門性や難易度は様々です。

そんな中、現代のストレス社会では急速にメンタルヘルスケアが求められており、各種ケアの中でも特にカウンセリングは推奨され続けています。

その結果、金儲けのために資格のない者までもがカウンセラーを称して営業したり、好奇心でカウンセリングを提供してクライアントを傷つける悪質なエセカウンセラーが増えてきてしまっているのも現状です。

エセカウンセラーに騙されないためには、

  • カウンセラーの経歴、プロフィールは信頼できるか?
  • 運営機関が病院や自治体、学校、企業などと提携しているか?
  • HPなどの情報は信頼できるか?(正確か、怪しくないか)
  • 口コミやレビューがあり、かつ業者が投稿したものではないか?

などをまずしっかりチェックしておきましょう。

そして実際に話をしたときに、

  • 自分アピールが強い
  • 自分の話を多くはさむ
  • 上からものを言う

といったカウンセラーはダメですよ。カウンセラーと相談者は対等であるべきものです。話をしっかり聞いてもらえていないと感じさせるカウンセラーは誠実とは言えないでしょう。

もし上記をすべてクリアしていても、実際に話をしてみて少しでも嫌だな~と感じたら、別のカウンセラー、カウンセリング機関を探してみるべきです。無理に通っても、続かないし効果はないですからね。

カウンセリングに効果はあるの?やっぱり信頼が大切

カウンセリングの効果については、まずは相談者が「話てすっきりした」「この気持ちをわかってもらえた」「1人じゃないんだ」と感じられることが必須条件です。

「どうにもならない!」と思っていた相談者も、そこから自分の悩みに立ち向かおう、克服しよう、という気持ちが芽生えるでしょう。

また、落ち着いて他者に状況や心情を話すことで、客観的に自分を見つめ直すことができ、

  • 自分の気持ち・考え方
  • 悩みの原因となっている環境問題
  • 自分の行動パターン

を理解できるようになります。これらをもとにカウンセラーの助言、専門的なアプローチで問題の解決が望まれます。

厚生労働省が運営しているメンタルヘルス・ポータルサイトでは、カウンセリングの効果を以下のように説明しています。

カウンセリングの効果は、数々の実証研究でも確認されています。たとえば、うつに関しては、いくつかの異なる技法のカウンセリングの効果が示されていますが、とくに認知行動療法については、明確な効果が示されています。

約50もの厳密な研究を通して、認知療法が症状の改善に寄与し、再発の予防にも寄与することが確認されています。

しかし、こういった効果を得るには、やはり相談者とカウンセラーの信頼関係が必要でしょう。自分に合った、しっかり自分のことを考えて回答してくれる!というカウンセラーとの出会いが最重要なのです。

経験談からわかる、自分の意志の大切さ

Kさんは10代のときに、母親に連れられて学外のカウンセリングを受診し始めました。目的は非行や自傷を治すことでした。学校内にもカウンセラーはいたようですが、学校生活だけは良好だったとのことで学校側には知られたくない思いから、学外のカウンセリング機関を選んだそうです。

Kさんはカウンセリングに行く前は「カウンセリングを受ければ良くなる」「カウンセラーが助けてくれる」と思っていたそうです。しかし実際は違いました。

Kさんは非行も自傷もやめなかったどころか、考えすら変わらず、受診から半年で治療を止めてしまいました。やめた直後は「カウンセリングでは治らないんだ」と失望したそうです。

Kさんが受けたカウンセリングは1対1で、カウンセラーが相談内容を聞く形です。しかしKさんはとても話下手で疑い深い性格のため、上手く自分の気持ちや悩みを伝えられなかったと話しています。

沈黙で5分10分すぎることもあったとか。そこで「どんな人間でもとりあえずカウンセリングを受けさえすれば良くなる」わけではないと気づいたそうです。

一方で、カウンセリングに行って良かったことも話していました。Kさんは治療目的以外に過敏性大腸炎にも悩んでいましたが、カウンセリングでアドバイスをもらい、その通りにすることで気持ちが楽になったとのことです。

Kさんの話で分かることは、カウンセラーは必ずしもカウンセリング受診者の悩みを解消するわけではないということです。カウンセラーは神様ではないので、あなたの気持ちは聞かないと分からないし、コレで絶対治る!という確信的な方法を知っているわけではありません。

そのため、カウンセリング治療には、受診者の姿勢も重要になってきます。特に受診当初は、カウンセラーへ積極的に悩みを話し、問いかけ、カウンセラーと一緒になってどう治して行くか、どこをゴール地点とするかを決める必要があります。

また、自分がどういう人物で、どういう性格であるかを伝えることも、カウンセラーが治療方針を決める際の重要な材料になります。話すべきことはきちんと話すのが快方への近道だと言えるのです。

ただ初めて受診するときは、カウンセラーへ沢山話をするのが大変だと思います。もしAさんのように話をするのが苦手なら、メモに伝えたい事をまとめたり、ノートに書いてカウンセラーへ見せると良いですよ。自分の気持ちを伝えるのは意外と難しいことですので、一度紙の上で整理すると伝えやすくなります。

また、受診者の中には

  • 自分の考えは変えたくない
  • 嗜好品・異常とされる行動でもやめたくない

「でもそのせいで人間関係や生活が上手くいかない、どうしよう…カウンセラーさんどうにかして!」と、カウンセラーに丸投げにする方がいます。しかしこのような考えでは、カウンセリングを受けても何も変わらないことがほとんどです。

カウンセリングは自分が変わることで、あなたの生活環境や人間関係をより良いものにし生きやすい人生を作る手段だからです。

そのため、悩みを解消するにはカウンセラーを通し、自分の悩みとその原因に少しずつ向き合って、”治そう”とする受診者の意思と努力が必要になります。

カウンセリングを検討している方は「カウンセリングで自分は悩みを治すんだ!」という明確な意思を持って、是非一度カウンセリングを受けてみてください。

カウンセラーと共に治療して行くんだという強い意志を持てば、きっとゴールが見えてくるはずです。

心療内科・精神科・メンタルクリニックってどう違うの?

カウンセリングからちょっと離れてしまいますが、気になる人も多いと思いますのでご紹介します。

心療内科

心身症のように、精神的な問題で身体にも症状が出ている人を対象とします。

精神科

精神的な症状を発生させる病気(例えばうつや不眠、依存症、不安などで、認知症も含まれます)に対応します。

メンタルクリニック

メンタルクリニックとは、心療内科、神経科、精神科などの心を扱う機関の総称や俗称です。

心療内科が偏見などによるかかりづらさを緩和させるため、メンタルクリニックと称する場合が多いです。

まずは気負わずに、行ってみるか~な気持ちで行ってみよう

日本のカウンセリング分野は欧米諸国に比べ、まだ発展途上にあります。最近やっと広く理解されるようになり、学校や個人、民間などで行う機関が増えてきています。

カウンセリングはあなたの生活の身近な機関です。カウンセリングを受けたことがないと「こんな悩みでも受けられる?」「まだ頑張れるかも・・・」と一人で悩んでしまいがちです。

  • 今の生活でどうしようもない悩みがある
  • 何をしていても不安で落ち着かない
  • 人と関わるのが怖くて何もできない
  • 自分は必要な人間なのか?といつも考えている
  • 周りの目や噂話が怖い

心当たりがありますか?わたしのことだ…とドキッとしたあなたは、一度カウンセリングを受けて話を聞いてもらうのはいかがですか?

私もカウンセリングに行く前は「辛い、でもまだ大丈夫」の繰り返しで、なかなか行けませんでした。しかし実際に受けてみた後は「どうしてもっと早く相談しなかったのだろう」という気持ちに変わりました。

本当に聞いてもらうだけでも、泣きながら全部ぶちまけたっていいんです!

カウンセラーはどんな小さな悩みでも真剣に聞いてくれます。不安なときは初回無料のところをさがして、まずは気軽に受けてみることをオススメしますよ。

キャラクター紹介
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